概要
絶対無敵のはずの勇者が逃げ帰る『邪悪な秘密計画』の正体とは?
異世界に召喚された少年は、自分がその世界の魔王が転生した存在だと知る。無敵の勇者に対抗するための『邪悪な秘密計画』を思いついた少年は、魔王として世界征服に乗り出すのだった。
第一部「魔王と勇者編」
それから異世界で二十年が経過し、世界は魔王の脅威にさらされていた。
そこで十一人目の勇者として召喚された高校生、高橋拓海(たかはしたくみ)は、かつて二人目の勇者として召喚された同級生の少女が魔王の奴隷にされていることを知り、魔王を倒すために旅立つことを決意する。
旅をする中で目にした魔王の侵略の実態を見て疑問を覚える拓海。
その一方、魔王はそんな拓海の様子を伺いながら、着々と世界征服を進めていた。
魔王が進める「邪悪な秘密計画」の実態とは果たして何なのか?
<勇者Side>は拓海視点、<魔王
第一部「魔王と勇者編」
それから異世界で二十年が経過し、世界は魔王の脅威にさらされていた。
そこで十一人目の勇者として召喚された高校生、高橋拓海(たかはしたくみ)は、かつて二人目の勇者として召喚された同級生の少女が魔王の奴隷にされていることを知り、魔王を倒すために旅立つことを決意する。
旅をする中で目にした魔王の侵略の実態を見て疑問を覚える拓海。
その一方、魔王はそんな拓海の様子を伺いながら、着々と世界征服を進めていた。
魔王が進める「邪悪な秘密計画」の実態とは果たして何なのか?
<勇者Side>は拓海視点、<魔王
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この秘密計画、完全無欠にして完全超悪
ここまでレビュー泣かせの作品は中々ねえ! 何に泣かされるかっていうと、作品のタイトルにもなっている秘密計画にどうしても触れたくなっちまうからだ! でもそれに触れると超絶ネタバレになるんだよ! 例えるならこれは、ミステリー小説の一ページ目にある登場人物紹介に「こいつが犯人」と落書きする様なものなんだよ! だから言えねえ! でもこれだけは言っておく! この計画は間違いなく! 疑いの余地なしの! 邪悪計画であると断言するぜ!
失礼しました。
整然としながらも入り組まれた設定が織りなすもの。それはストーリーに美しさと勢いをもたらし、感動を作り出す。私はそう思っていますが、こちらの作品はそれを表現し…続きを読む - ★★★ Excellent!!!これは名作! ここまで邪悪な話は聞いたことがない
あまり言うとネタバレとともに著者の邪悪さを世にさらけ出してしまうことになるので言えないのですが、「そんな非道が許されるのか!?」と倫理観や常識が覆されます。
例えて言えば、本当にまずいラーメン屋に行って地獄を味わった後で「学食のラーメンは決してまずくない! おいしくないだけなんだ! まずいというのは次元が違う話なんだ!」と妙に達観してしまうようなあの感覚です。
……ごめんなさい。例えが悪かったですね。そんな邪悪な話なのに、怖いもの見たさでついつい先を読んでしまい、あっという間に10万字完読でした。正直に白状しますが、面白いです。はい。