愛を見直す。

愛を見直す。


自分の周りにあった、気付かなかった、

あるいは気付かなかったふりをしていた愛を

見つめ直そう。

そこに希望の一手がある。


恋愛、夫婦愛、家族愛、人類愛、

広く世界のために、という愛だってあるけれど、

自分の周りにある愛って

普段はそんなに意識していませんよね。


それは、愛しあったばかりのカップルや、

子供が生まれたてであるとか、

そういう状況が色濃くある場合は、

誰もが「これが愛なんだ」と思うことはできます。


でも、普段の何気ない生活の中に

あたたかく潜んでいる愛に、

人はなかなか気づかないものではないでしょうか?


僕もそうでした。

長年連れ添った妻がいて、

手塩にかけて育てた娘達がいるのに、

はっきりいって、家庭を顧みずに、仕事に熱中し、

仕事がない時は「つきあい」という名分のもとに遊び歩き、

もっと刺激的なことが自分の人生に起きないか?なんて愚かなことを考えて過ごしていました。はっきいりいって、そこにある大切な愛情をないがしろにしていたわけです。


「間違い」を犯し、「絶望」する前は。


愛は年月を経ると、

空気のようなものになって、

そこにあるのに見えないものになってしまうようです。

たとえばそれが、空気が水蒸気になったりして顕在化するような化学変化がない限り、そこに愛があることに気づかない。


「絶望」は、愛を顕在化する力になります。


社会から隔絶された感情にいる時にこそ、

そこにある、数少ないけれど大切なものが見えてくる。

他人の誰からも、相手にされない状況、

他人の誰もが敵に見える状況の中でこそ、

自分が「愛する」ものが見えてくる。

たとえばそれは「妻」や「子供」あるいは、

ただただ一緒にいてくれる人たちへの信愛。

たとえ、向うに迷惑をかけたとしても、

一緒にいたいと思える人たちの存在が顕在化してくるのです。


自分の周りにあった、気付かなかった、

あるいは気付かなかったふりをしていた

愛を見つめ直そう。


それも「絶望」があなたにくれる奇跡です。


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