絶望の治し方~絶望サラリーマンがあなたに書いた言葉
KISSHO
第0話 まさか自分が、まさか自分の人生が!
「まさか自分が、まさか自分の人生が!」
僕は、よりによって、40代終盤~50近くというサラリーマン人生の最終エリアに近いところで、失敗し、挫折、絶望を余儀なくされました。
その絶望に出会う前は、自分で言うのもなんですが、そこそこ成功している、わりと幸せなサラリーマン人生を歩んでいました。しかし、好事魔多し、その「絶望」は明るい表通りをひょいと曲がったところで、大きく口を開けて待っていました。
まさか、自分が!
まさか、自分の人生が、こんなことになるなんて!
その「絶望」にぶちあたった瞬間、頭の中で、そんな自分の声が大きく響いたのを今でも覚えています。
人によっては、その失敗自体を話すことだけで、
その失敗は致命的!
自分の「失敗」なんかに比べたら、想像を絶する。
だから、自分もがんばろう!と思ってくれるかもしれません。
それは、僕にとっては、すごくうれしいことです。
あるいは、
そんなのまだまだ絶望するには早いよ、そんなのまだ本物の絶望じゃない!と言う人もいる、と思います。
それは、僕にとっては、とても勇気を与えてくれること。
決して僕なんかでは、力になれない、そんな絶望を抱えている人の存在は、僭越な言い方になりますが、僕のような普通の人間が「絶望」した時に、普通では得難い人間への尊厳を感じさせてくれます。
ただ、僕の経験した失敗、絶望は、
普通のサラリーマン人生においては、
最大級の絶望であることは間違いないと自負しています。
(自負できる自分が今いることに驚いてもいます)
この文章は、僕のような「普通のサラリーマン、普通の人間」であるあなたが、失敗、不幸、失望、絶望に襲われたとき、「絶望」から脱出するために、僕がしてきた具体的な思考方法、具体的な行動を読むことによって、今の僕のように、生きる力、再生する力、絶望から立ち上がり、よりしあわせになる力を取り戻してもらうためのものです。
いわば、普通のサラリーマンによる、
普通のサラリーマン(自分ですが)への臨床実験から得た、「絶望からの脱出方法」です。
巷にあふれている、偉い先生や、宗教家、学者、経営者の本は素晴らしいし、効果のあるものもたくさんあります。
でも、確かに素晴らしいのだけれど、でも・・
ハーバード、スタンフォード、経営者、高名な学者さん、
普通の人が立ち直るために、そんな偉い人の考え尽くされた言葉がすぐに染み込むでしょうか?
僕の素朴な疑問です。
実際、僕も、それらの本を手に取り、なんらかの手がかりを得ようとしていたこともあります。
でも正直、もっとわかりやすく、早く、この絶望から立ち直る方法、思考、試行の仕方があったら、いいなぁ、という思いがふつふつと湧き上がっても来ました。
(なんだこの人たち、社会的にはすごく恵まれている人たちばかりじゃん、なんて・・。)
その偉い人達、人間的にできた人達、偉人達の言葉を
もっと簡単にわかりたい、すぐに頭に染み込ませたい。
僕のような普通の人間が立ち直った経験から出る、具体的な言葉、具体的な行動について知りたい。
難しいメカニズムよりも、理想的な思想よりも、要するに具体的に何をすればいいのか?何を考えたらいいのか?が知りたい。
そうすれば、もっと早く「絶望」から立ち直ることができるのに・・。
だから、この文章を書くことに決めたのです。
あなたのために。以前の僕のために。
もしかしたら、まだ僕は「絶望」から立ち直る途中かもしれません、でも、だからこそ、そこに伝えたいリアルな言葉がある、一緒に体現できる行動がある、そう思って、いまこの文章を書いています。
僕が、この方法で立ち直れたのだから、そう考えることで、自分も救われたのだから、誰かもきっと救われる、それを信じて。
大丈夫です。
きっとあなたも「絶望」から脱出できるはずです。
こんな普通の僕でも、できたのだから。
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