人生は、 3秒で変わってしまうけど、 自分だって3秒で変われる。

人生は、

3秒で変わってしまうけど、

自分だって3秒で変われる。


変わってしまった人生を3秒で変えることはできないが、

自分を3秒で変えることはできる。


僕の人生は、たった3秒で変わってしまいました。


あらゆる尋問、調査、審査は終わり、僕の処分に関する審理も済み、

その日、僕は沙汰を言い渡されました

僕の人生がまっさかさまに絶望に落ちていった瞬間です。


沙汰の文言は、長く5分。

その異議申し立ての時間も僕には用意されていましたが(社会やルールというものは、実は公平に意見を申し立てる権利を与えているものです、それには今も感謝をしています)僕は別の章でも書きましたが、その審議の前には「自分の間違いを全て認める」ことを決心していましたから、

異議申し立てにかかる時間はたった3秒、

「全て同意します、異議はありません」の一言。


その3秒で、僕の人生は変わってしまいました。

社会への反逆者、会社員としての成功は今後一切認められない人生へ。


人生は3秒で変わってしまいます。

今までどんなに苦労して積み上げてきた実績も、

努力の末築いてきた信頼も、家族の生活も、

全てがその3秒で変わってしまった。

恐ろしいですね。

人生は3秒で変わってしまうのに、その人生を元には3秒では戻せない。

悔しかった。

社会や、そこにいたるまでに関係していた人たちに対してだけではなく、自分や自分の人生に対して、悔しかった。


でも、

人生は3秒で変わってしまうけど、

自分だって3秒で変われる。


全てを受け止め、自分の間違いに気づき、

過去の自分におさらばする勇気があれば、

その時、3秒で自分は変われる、のです。


さいわい、その審判の前に、僕はそのことに気づくことができました。


変わってしまった人生を3秒で変えることはできないが、

今までの自分をちゃんと受けとめれば、

自分を3秒で変えることはできる。

それが、次の人生につながる。


そう信じて、部屋を出た瞬間、

僕の「絶望」からの脱出は、既に始まっていたのだと、

今になってそう思います。


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