日程はどう決める?ホテルも移動も自分で?
2週間も旅行に行くと言うと、「日程はどうやって決めるの?」というのもよく訊かれる。これは「台湾に2週間もどこを見るの?」という意味も含まれているようで、旅行会社の中国人の担当さんにまで「そんなに見る所ないですよ!?」と言われてしまったのだ……。
いや、大人だけで台北限定なら2週間は長すぎるかもしれないが、子供もいて台湾全土を考えれば、2週間では短いくらいだよ!!
ということで、取り敢えず「るるぶ」とか「まっぷる」とか「地球の歩き方」系の旅行の本を2冊くらい用意して、みんなで行きたい所に片っ端から付箋を貼っていく。都市はどこでも良い。取り敢えず、興味のある所は片っ端だ。
パパ吉は取り敢えず、台湾の新幹線に乗りたいのと、台湾の秋葉原と呼ばれている電気街と、台北101景観台さえ行かれれば良い、とのこと。
私は何はなくとも本場の鼎泰豐の小龍包を食べたい!あと、千と千尋の神隠しのモデルの一つといわれる九份の町並みと、台湾のナイアガラと呼ばれる十分瀑布、線路の上を皆で歩ける十分駅、それから1人のおじいさんが町中にカラフルな絵を描いた台中の彩虹眷村に行きたい。あ、できればどこかで茶藝館に行きたいなぁ♥
子供達は高雄の龍虎塔と、台北動物園、あと海遊びが出来る場所に行きたいし、テレビで観た具だくさんのかき氷が食べたい。本当はマンゴーを食べまくりたいのでマンゴー海岸にも行きたいのだけど、これは時期的に無理だから諦めてもらおう💦
それからお姉ちゃんのぢぞ吉は、その前年、東京に来た北京の故宮博物展を見に行っているので、「台北の故宮博物館も見たい!どっちがステキか見比べたいの!」と鼻息が荒い。
で、これらを軸にして追加したり整理したりしながら、どの都市を入れてどの都市は諦めるかも決めていく。
まず訪問都市を決める上で大事なのは、どこinどこoutにするか、だ。
台北in高雄outという飛行機の手も考えたけど、それだと割高になるからinもoutも台北で。羽田発着だと、台北も国内線空港の松山空港発着になる。羽田が都心から離れているように、台北の国際線空港である桃園は台北から電車で1時間くらいかかるが、羽田が都心に近いように、台北の松山空港は、MRT(捷線・地下鉄とかモノレールみたいな感じの、市内の足)に駅があって、市内どこでも大体15分くらいで移動できてしまうのだ。便利すぎる。ということで、飛行機は羽田・松山で取ってもらうことにした。
台北に着いたら翌日には新幹線で南下して高雄に移動。そこから北上して台中に寄り、台北郊外の九份・十分に足を伸ばし、台北の北にある北投温泉に浸かってから台北に帰ってこよう。
という大枠を作ってから、次は大枠の中に行きたい場所を埋めていくのだ。
1日の行程は、ゆるゆるにしておいて、疲れたらすぐ休む。もしくはキャンセルにする。行程表は大まかに、午前枠と午後枠の2つしか作っておかない。つまり、「ここは1日滞在」「午前中はここだけ」「午後はここだけ」と、1日の予定は1個か2個しか入れないのだ。
例えば、故宮博物館に行く日は故宮博物館だけ。台北動物園に行く日は動物園だけ。国父記念館や中山記念堂はそんなに長居する場所じゃないだろうから、午前中に国父記念館に行ったら午後は中山記念堂を見てしまおう。そして時間が余ったり、行き帰りの途中に面白そうな場所を見つけたら、ちょっと寄ってみれば良いよね。
この位緩い行動表を作って、途中途中に予定のない日を決めておく。疲れてたら散歩だけでも良いし、疲れてなければその辺に遊びに行けば良い。あれもこれもと欲張ってしまうと、疲れてしまう。疲れると機嫌も悪くなるし、具合も悪くなると心得て、疲れない予定を心がけよう。
この予定表を見た旅行代理店の担当さんは、「え!?普通国父記念館と中山記念堂と故旧博物館の3つは、半日の行程ですよ!?」と言うのだが、それ、うちらには無理ですよ~💦 何しろ私と娘は、1度博物館に入ったら、いつも閉館時間ギリギリまで出てこないし。中山記念堂は死ぬほど広いので、自分達の足で行こうと思ったら、歩くだけでも一苦労の筈。幼稚園児がいるんだから、そんなに速くは回れませんよ💦💦
とにかく無茶はしないこと。
まぁ、そんな事言っても実際行ってしまえば、「あ、途中のあそこに寄ってみようよ!」「ついでにあそこにも行っちゃおう!」と、たくさん動いちゃうんだけどね……。
こうして自由旅行にしていると、宿をどうするか、というのも大きな問題であり、楽しみでもある。ぶっつけ本番でその日の宿をその日に取るのも楽しいが、子供がいるから、移動したらすぐにホテルに入りたい。ということで、宿だけは旅行代理店にブッキングしてもらうことにした。
ホテルのランクは、今回、自分達には珍しく、良いグレードのホテルにした。
だって、日本のホテルは「1人いくら」という料金体系だが、日本以外の多くの国がそうであるように、台湾もホテルは「1室いくら」なのだ。
3つ星クラスの部屋だとエキストラベットが入れられなかかったり、シングルのベットしかなかったりするので、1万円の部屋を2つ予約しなければならなくなるけど、4つ星、5つ星のホテルなら、ベッドが広いので1万5千円のお部屋に4人泊まれちゃうのだ。日本でビジネスホテルに4人で泊まるのと同じくらいの値段で4つ星、5つ星に泊まれちゃうんだから、たまには贅沢をするのだ!
ただ、私達が楽しみにしている九份という小さな町には、民宿しかない。民宿だと大手旅行会社では手配してもらえないので、普通、九份に行く場合は台北からバスで往復するツアーがほとんどだ。
だが今回HIS系の「アクロスNo.1」という、中国に力を入れている旅行会社にお願いしたところ、本来取引のない民宿なのに、独自ルートを使って4人で泊まれる民宿を予約していただけた。ネットでも自分で予約できるようだが、細かいやりとりが中国語になってしまうので、それは私達が不安で……💦子供もいるし、もし間違いがあって宿が取れてなかった、ということがあってもいけないので、今回はみんなアクロスさんにお願いした。
宿と飛行機さえ決まれば、後はもう自分達でプラプラ移動するだけだ。台湾の国内移動に関しては、全て自分たちがぶっつけ本番でチケットを取ったけれど、台湾の電車のシステムは日本とほとんど同じなので、初めてでも怖がることはないのだ。
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