天后宮とお散歩
フェリーを下りてすぐにあるのが、天后宮。こちらの創建は1673年と古い。福建省の人が海に流されて旗津区に流れ着き、故郷から親戚を呼び寄せてここで暮らし始めたのが旗津区の始まりだそうだが、その時故郷から媽祖(海の女神)を迎えて祀ったのがこの天后宮だ。
媽祖は海の神様なので、たいていの海の近くの町で祀られている。
天后宮の建物はさすがに素晴らしい建物で、歴史的建造物っていうのは、こっちの廟のことだったのではないか?ダンナ見間違えた?まぁ、どちらもステキな廟なので構わないが💦
中に入ると、媽祖を中心に、たくさんの神様の像が黄色い衣装を身につけて並んでいた。
しかし、私が魂を奪われたのはそれらの像ではなく、神様の像の並ぶ舞台の端に、1人だけ床に立っていた邪鬼の像だ。
すごい綺麗な像なの! ブロンズなのかな?暗い色をした像で、ほっそりした顔ににょっきり生えた角、あばらがくっきり浮いた痩せた体、風神様や雷神様のようにひらひらとした
いやいやいや。邪鬼だけど。顔は怖いけど。でも綺麗な像だ~♥
この像は私の一推しです!もし高雄に行かれる際は、ぜひ見に行って下され!!
天后宮を出た後、旗津区の中を足の赴くままに散歩した。住宅街の中を歩くと、小さい路地が入り組んでいて人影もなく、すごくのどかな風景が広がっている。
時々軒先におかしなオブジェが飾られていたりして、ワクワク感も忘れない。
歩いていると、そのうち坂道にぶち当たった。坂の上は、昔の砲台跡があるらしい。
「どうする?見に行く?景色も良いみたいだけど」
「え~?もう坂を上がるのはやだよ……」
という意見が勝って、坂を登るのは断念した💦
そこから、旗津区のメインストリートまで戻ってくる。先ほどの天后宮をそのまま真っ直ぐ歩いていくと、この通りになるようだ。
メインストリートには、海鮮屋さんが並んでいる。
旗津区は夏の海水浴と、美味しい海鮮屋さんで有名なのだ。
店の前には氷を貼った台が出いていて、その上に魚や海老などの魚介類が並んでいる。お店の人に「この魚をこんな風に調理して」と指定して注文すると、重さを量ってお会計が決まる、というスタイルだ。
私達がどうやって食べようかと悩んでいると、お店の人が日本語で「えびのてんぷらできるよ」と言ってきた。他に「炒麺」と書いて海老やイカを指さし、「蒸」と書いてアサリを指さすと、おじさん達は「OK、OK」と言って席に案内してくれる。
しかし、天ぷらになって出てくるはずだった海老は、巨大な海老の甘酢和えになって出てきた。
……いや、おっさん。メッチャ旨いよ?メッチャ旨いけど、我々日本人は、これを天ぷらとは絶対呼ばないよ……?
他にもハマグリの蒸し物や、イカの炒め物、焼きそばなどたくさん出てきて、どれもとても美味しかったです♥
新鮮な魚貝を腹一杯になるまで食べて、締めて780元(約2340円)。いや、すごい美味しかった~。こんな贅沢なご飯はなかなか食べないので、すごいリッチな気持ちになった。(何しろ、ここまで1食4人で400元くらいまでしか食べてないので……)
でも子供達は実は海鮮はあまり好きではなくて、「焼きそばだけで良かったのに~」とか言われましたよ……(TωT) くそう!お前ら、何故海鮮を美味しいと思わないのだ!!ママの子供のくせに!!1日おきに魚の日を設けているのに!!
ハァハァ……(#=д=)=3
……気を取り直して。
おなかがいっぱいになったら、後は遊びの時間ですヨ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます