九、紫色の花畑

「おかえり、アズ」

 ふわりと笑う、ニーナの声。聞き慣れたはずのその声に、突如心臓がどくんと脈を打って、血の気が引いた。遅れてずきずきと痛みだした頭を押さえて、僕はふらりとしながら壁にもたれた。

 どこかで、この声を聴いたことがあるような気がするのだ。つい最近――いや、そんなことどうでもいい、だってずっと一緒に暮らしていたんだから。聞いたことがあって当然だ……でも、そうじゃないんだ。もっと近い、つい数日前に、この三角琴トライアングルの様な声を聴いた――トライアングル? 知らない、僕はそんな楽器、知らないはずだ。この世界にそんな楽器はない――楽器? どうして僕は、それが楽器だと知っているの。

「アズ? 大丈夫?」

 恐る恐るユークが追いかけてきて、僕の顔を覗きこむ。僕はその曇り空の様な青い瞳を、瞬きも呼吸さえ忘れてしばらくの間凝視していた。ユークの瞳に僕の姿が映っているように、頭の中の景色でも、僕は僕の姿を見ていた。ニーナの目のような紫色の円盤に僕の姿が映っていて、声が聞こえたのだ。目を覚ます必要なんかないって。そう言ったのは、確かに聞き知ったはずのニーナの声だった。そして啜り泣いていた幼いもう一つの掠れ声も、ニーナの声だったように思う。僕はユークから視線を外して、もう一度ニーナを見つめた。ニーナは先刻から微動だにせず、首を傾げたまま微笑んで僕を見ていた。

「は、はは……」

「どうしたの?」

 擦れた笑い声を漏らした僕に、ニーナは目を細めた。僕は不自然に口角をつり上げた。

「いや……つい最近、夢を見たのを思い出したんだ。ニーナの声が聞こえたなって。ニーナがね、夢から覚めないでって言ってた。けれど夢の終わりには、目を覚ましてって言ってた。ふ、不思議だね。僕、よっぽどニーナに会いたかったのかな」

「さあ」

 ニーナはくすりと笑った。曖昧なニーナの答えに胸の奥がざわざわした。続く声が、意図していたよりも裏返る。

「だって、僕、全然君に会いに来れてなかったもんね。ごめんね、なかなか会いに来られなくて」

「さあ……どうだったかしら。そんなに長いこと離れていたかなあ、わたしたち。忘れちゃった」

 ニーナは形の良い淡いオレンジ色の唇の端を釣り上げた。

 僕は少しだけ呆然として、ニーナの眼を見返した。遅れて、自分が今、少しだけ傷ついたということを自覚した。……僕が想っているよりも、ニーナにちゃんと想われていないような心地がして。

 僕は瞳を揺らして、何とはなしに暖炉の火を見つめ、もう一度ニーナに視線を戻した。その時初めて、ニーナが膝の上で何かを掌に包み込んでいることに気づいた。

 どきり、とした。それは真っ白な紙切れだった。元々ぐしゃぐしゃに丸まっていたものを、そっと開いたような跡がある。その内側には、黒いインクが滲んでいた。手紙なのだろうと僕は思った。それを、ニーナはつい先刻まで読んでいたのに違いない。

「ニーナ……それ、手紙……だよね。誰から?」

 そう呟きながら、僕は今まで自分はニーナに手紙を出したことが無い、と妙に確信めいた気持ちで思っていた。おかしい、と思った。手紙を書こうと何度も考えたことを覚えているし、書いた記憶だってある。それなのに、それがニーナの手に渡るはずがないと僕は知っているのだった。僕には、ニーナに手紙を出した覚えが無い。

「わたし宛てじゃないよ」

 ニーナは手紙を掌で撫でた。

「わたし宛てじゃない、捨てられた手紙を読んでいただけ。暖炉の奥の方に転がっていたの」

「暖炉の奥の方に……?」

 僕は眉根を寄せた。暖炉に視線を移す。洞窟のような空洞一杯に、炎は燃え盛っている。木の枝ももれなく燃え上がる。暖炉の隅にあった紙切れが、灰にすらならず残っていたとでも言うんだろうか。僕は妙だと思った。けれどニーナの目は、嘘をついているようでもない。

「そう、あなたがいつか、彼に書いたもの」

「え?」

 ニーナは窓の外で家の外壁にもたれていたカイヤを見遣った。カイヤは僕らに見られていることに気づいて、片眉を吊り上げ、首を傾げた。僕はゆるゆると首を横に振った。

「ニーナ……僕は、カイヤには昨日初めて会ったんだよ。手紙なんて、書いてるわけがないんだ」

「そうね」

 ニーナはなんでもないことのようにそう言って、会話を終わらせた。ニーナは手紙を小さく四つ折りにして、暖炉の中に放り込んでしまった。思わず僕の喉から「あっ」という声が漏れた。どうして後ろ髪をひかれるような心地になったのかわからなかった。胸の奥が、ねじられたように鋭く痛んだ。

「杖、綺麗だね。それ、薔薇の花の蕾でしょう? ピンク色の薔薇の花」

「え……」

 僕は右手に握りしめたままの杖をぼんやりと見下ろした。

「うん、これ……ニーナが気に入るかなと思って。本当はもっとシンプルな杖を作らなきゃいけないんだけど、女の子が持っても、可愛いかなって」

「あはは。私は使わない杖なのに。でも、可愛いね」

 ニーナは笑って、車椅子の車輪を指で弾いた。ニーナの身体が椅子ごと僕の目の前にやって来る。僕のすぐ後ろに立っていたユークはびくりとして後ずさった。ニーナはユークを見つめて、僕を見た。僕はユークの手を握った。

「あ……この子はユーク。ユーク・レイシー。僕の友達」

「そう。勿忘草の紋なんだね。こんにちは、ユーク。わたしはニーナ」

 ニーナはそう言って、ユークの前に右手を差し出した。

「うん……」

 ユークはニーナの車椅子を見て、ニーナを見た。視線を揺らして、ニーナが差し出した手を、戸惑うように見つめている。

 ふと、僕はユークが握手というものさえ知らないのかもしれないと思った。一体どういう生き方をしてきたんだろう。ニーナは指をまるで楽器の弦を弾くように揺らしたあと、俯いてしまったユークの頭にすっと手を伸ばした。ユークの肩がびくりと小さく跳ねた。ニーナは背伸びの様な格好でユークの額に指先で触れた。ユークは戸惑うように頭をもっと低く下げた。ニーナはしばらく、微笑んだままユークの頭を撫でていた。ユークは、何か思うところがあったのか、唇を噛んで泣きだす直前のような顔をしていた。ニーナはそのまま、ぽつりと言葉を零した。

「さっき、アズの部下だという人が来たよ」

 今度は、僕が肩を跳ねさせる番だった。僕は強張った顔で笑ってニーナに向き合った。

「ああ、ウバロだろ、多分。彼は何て?」

「あなたが、追われる身になったって。だから多分、会いに来られるのはこれが最後、その後は王宮で私を保護するつもりだって言ってた」

 ニーナは穏やかな眼差しを僕に向けた。僕は眉根を寄せた。どうして、一介の平民を王宮でわざわざ保護するというのだろう。

「僕は、ニーナを迎えに来たんだ。もしも君が一緒に来てくれるなら、だけど」

 僕は俯いた。

「話は……ウバロから聞いたのかな。僕ね、もう表だって歩けない人間なんだ。花魔法使いになって、君に会えなくなって、満足に花も咲かせられない自分に苛ついてた。だから……多分、今回のことはきっかけだったんだ。僕は罪人になったけど、だからこそもう我慢はしない。君にだって会いたい時に会いたい。君のために花を咲かせたいし、できるならずっとこれからも一緒にいたい。だから……もしも王宮に行くなら、僕はまたニーナとは簡単に会えなくなっちゃうから、いや、多分今まで以上に会えなくなる。だから本当は、君に一緒に来てほしいんだ。場所はあるよ。あの赤髪の……カイヤって言うんだけど、あの人のいるアジトだ。そこなら多分政府の目もまだないし、僕もしばらくはそこに身を置くつもりだし」

 ニーナはくすりと笑って、膝の上で組んだ指先同士を擦り合わせた。

「アズは、じゃあわたしも罪人の一人になれって言ってるのね? この世界で、表だって歩けない人間にしたいのね?」

 僕は反射的に顔を上げた。顔が歪んだのがわかったけれど、もうそれ以上表情を作ることはできなかった。

「やだ、泣きそう。泣かないで」

 ニーナは眉尻を下げて、寂しそうに笑った。

「まあ、元々歩けないし、わたしはこの家からずっと出るつもりもなかったの。今度はその場所が、王城になるか、あなた達のアジト、ってところになるか……それだけの話。わたしは選ばないわ。選ぶのはいつだってあなただよ、アズ」

「ニーナは……ここにいたい?」

 僕は、擦れた声で言った。ニーナはゆっくりと部屋を見回した。三角旗のガーランド、絵のない額、造花の壁飾り、逆三角錐の形の壁掛けランプ、月の形の壁時計、花柄の壁紙、青い絨毯、薄紫色のカーテン。

 僕ではなく、ニーナが一つ一つ揃えていった物達だった。ニーナには届かない壁の上には僕が脚立で上って時計をつけた。カーテンも僕がつけたし、広い絨毯も僕がニーナが動きやすいように床に敷いた。壁紙はニーナが貼ったし、ガーランドも額も全部ニーナが時間をかけて壁に飾ったものだった。廃屋に親のない子供二人で寄り添って生きてきた。たくさんの時間をかけて、僕がいなくなってからも少しずつ彩りを増やして、ようやくこの家は、僕とニーナの家になった。そんな家を、僕はニーナに捨てろと言っている。

「ごめん……ニーナ、僕――」

「アズが、ここでわたしと過ごしたはずの思い出を、大切にしてくれるならわたしはなんてことないんだよ」

 ニーナは花のように笑った。

「だからわたしは、あなたのためにあなたがいない時もここを飾り続けたの。あなたが、この家は可愛いなあって思ってくれたら嬉しいから」

 ニーナは壁につるしたガーランドを外した。それを僕の頭に乗せる。僕の首筋を撫でて、ガーランドの端がずるりと僕の胸の前に垂れた。ニーナはユークにも同じことをした。そのまま車椅子を動かして窓際へ寄り、曇った硝子窓をこんこんと叩いた。カイヤは訝しげな表情で、窓の外からニーナを見下ろしていた。窓を開けて、覗いた赤髪にニーナは同じようにガーランドをかけた。「はあ?」とカイヤは戸惑った表情で呟いた。

「何、してるの? ニーナ」

 僕も、困惑しながら尋ねた。ニーナは両手を合わせて笑った。

「だって、やっと始まったんだもの。長かったなあ。曲芸祭サーカスの開幕だよ! あなた達の物語が、やっとここから始まるの。わたしは観客。それが本物か偽物か見定めるのが、わたしの仕事なの」

「ニーナ……?」

「だから、わたしはもちろん、わたしが満足するまであなたについて行くよ、アズ。それがわたしがこの世界で生きている、意味だから」

 ニーナは晴れやかな顔で笑っていた。僕には、ニーナが言っていることが一つもわからなかった。けれど聞き返したところで、この子はまた抽象的な物言いをするんだろうなあとわかっていた。ニーナは昔から、僕にはっきりとしたことは言ってくれなかったのだから。――僕が何よりも欲しい、『好き』のたった一言さえ。

「サーカスって……何?」

 不意に、ユークが僕の服を引いて、小さな声で言った。僕は虚を突かれた。僕はぼんやりと、そう言えばこの世界にはサーカスなんてなかったっけ、と考えていた。何と説明したらいいのかわからなかった。再び空恐ろしさが胸の内に広がった。ユークが知らないことを、当たり前のように話すニーナ。それを、何の疑問も持たず、受け入れることができた自分。

「ごめん……わからないや」

 僕は嘘をついた。ユークは眉根を寄せたまま上目遣いに僕を見ていたけれど、諦めたようにニーナの横顔に視線を移した。僕は胸の奥にしくしくとした痛みを感じていた。その気持ちをごまかす様に、ユークとニーナの前髪の切りそろえ方がすごく似てる、だなんてどうでもいいことを考えた。

 何か、僕は大事な記憶から目を背けているような気がするのだ。ユークを最初に見た時、瞼の裏に浮かんだ僕によく似た青年。あれは誰だろう。カイヤと同じ顔の、黒髪のあの子は一体誰なんだろう。どうしてこんな風に、わけがわからなくなって、怖くなってしまうんだろう。

 僕は心に澱む何かを吐き出したくなった。開け放したままの玄関に歩む。階段に溜まった水たまりを踏んで、靴が濡れた。カイヤが僕を見て首を傾げた。ユークが追いかけてくるのを手で制して、僕は首を緩やかに振り、渇いた笑いを零した。今だけは、ユークに来ないでほしかった。僕が魔法をかけ終わるまでは。僕はユークに背を向けて、ポケットから種を掴んだ。

「ロゼ・カルペ花をウィアム咲かせ

 僕はささやかな声で呟いて杖を空に向かって掲げた。雲間から光の筋が僅かに漏れて、キラキラと輝いている。僕はその瞬きを閉じ込める様に瞼を閉じて種をばら撒き、そのまま杖を回して、濡れた大地の上で靴や靴下に跳ねる泥も気にしないまま夢中で踊った。頭にかけられたガーランドは、肩までずり落ちる。

 目蓋の裏側に、一面の紫を思い浮かべた。ラベンダー畑の真ん中で、佇み笑うニーナ。透き通った宝石アメジストのような紫を、瞬きで何度も隠そうとするニーナの眼差しを夢想した。景色の中では雨が降っている。しとしとと降って、ラベンダーの細やかな花弁を散らせるのだ。空想の中で僕の足元は、紫色に染まった水たまりに溢れている。

 ふと、意識が途切れそうになった。僕は瞼の裏側の景色に違和感を持った。ニーナの視線が僕よりもずっと下にあること。ニーナは僕を見あげる様に顔を上げて笑っている。細い足で、濡れた大地に立っている。

 僕は、ニーナが見つめる視線の先を追って顔を上げた。灰色を滲ませた薄青の空には、白とピンク色の気球が浮いている――

(集中して。お願い。今だけでいいから。変な思い出は出てこないで。お願いだから)

 僕は祈るような心地で唇を小さく噛んだ。

 ――『お前って、唇を噛む癖あるよな』

 誰かの咎めるような声が耳の奥で囁く。僕は一層瞼を強く閉じた。誰かが僕を呼んでいた。いや、怒鳴っていた。僕はそれがカイヤの声だと知りながら、聞こえないふりをした。多分、目を閉じて踊ると危ないって言いたいんだと思う。僕がやろうとしていることをわかっていて、今は責めないでいてくれているんだと思うのだ。けれど今瞼を開けたら最後、この幻想が、僕の生きている現実と違うことを――僕が知らない僕の秘密を自覚してしまいそうで。

 空想の中のニーナを、無理矢理車椅子に座らせた。椅子に座ったニーナが、ラベンダーの畑に埋もれているのを想像したら、僕はようやく落ち着いたのだった。脳裏に『歩けない女の子の物語』というタイトルが浮かんで、僕を責め苛んだ。僕は最後に「ラヴァンドララベンダーと呟いて立ち止まり、杖を下ろして、目を開けた。

 眼前には、闇晶通りの一帯を覆い尽くすような、広い広い、広大なラベンダー畑が広がっていた。僕は荒い息を繰り返しながら、ごくりと唾を飲みこんだ。僅かな種からこれだけの花を咲かせるのには、さすがに気怠い疲労感が僕の体中に纏わりついていた。今まで一度もやったことはなかったけれど、案外できるものだなあ、と僕は思って、渇いた笑い声を漏らした。やがて喉は勝手に震えて、僕は久しぶりに腹から笑った。なんだか幸せだと思った。やっと僕は、夢を叶えることができた――

「馬鹿、目を閉じて回るやつがあるかよ! 痛いと思ったらやめろよ! 馬鹿だろ!」

 カイヤが眉をつり上げて僕に駆け寄った。カイヤは僕の頬や手に指先で触れて、溜息をついた。触れられたところに傷がついていたのを、僕はようやく自覚した。カイヤはもう一度、僕の花の紋をそっと撫でた。

「……ったく、大事な花の紋なんだろうがよ、傷つけんなよ、大事にしろっての」

 僕は自分の足にもついたかすり傷を眺めた。ポンチョはあちこち解れてしまっていた。多分、辺りに生えていた木の幹で擦ってしまったのだと思う。カイヤはラベンダー畑を見つめて、もう一度深い溜息を洩らした。僕は「ごめんね」と謝った。ちっとも悪いとは、思っていなかったけれど。

「こんなの見せつけられて、怒鳴る気にもなれねえよ」

 カイヤは目を閉じて家の外壁に再び背を預けた。僕は階段を上って、玄関をくぐった。靴の底は泥だらけで、綺麗に磨かれた床がどろりと汚れる。

 ニーナは窓の向こうのラベンダー畑を、一心に見つめていた。その横顔がとても綺麗で、僕はしばらく見惚れてしまった。その左の頬に、金色の筋が引かれ、きらりと輝いた。僕は目を見開いた。ニーナの頬を伝う涙が、暖炉の明かりに照らされている。

 僕の胸は喜びに打ち震えた。体中がぞくぞくとして、思わず口を引き結んだまま両腕で自分の身体を抱きしめた。壁にかけられた、絵のない額が視界の端に映る。この時のニーナの姿を、もしも絵に描きとめることが出来たらどんなに素晴らしいだろう。

(だめだよ)

 僕は腕に爪を食いこませた。

(だめだ、そういうことは、考えたらもうだめ)

 そんな言葉が、水を差す様に頭に浮かぶ。僕は口を堅く引き結んだ。頭が痛くてたまらなかった。

「ニーナ」

 僕は、擦れた声を振り絞った。

「これを……見せたかったんだ。どう、かな? ラベンダー、好きだろ」

 ニーナはゆっくりと、感情の見えない表情で僕の方へ振り返った。

「あなたは……」

 ニーナは小さな声でそう呟いて、疲れたように瞼を閉じ、だらりと車椅子の背に身体を預けた。ニーナの左腕は、だらりと椅子から零れて垂れた。

「あなたは……やっぱりわたしの心をわからない」

 僕は、その言葉に酷く衝撃を受けた。


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