四、赤髪の少年
赤い髪の少年の背後で、燃え盛る炎の光がゆらゆらと揺れている。その橙色の光が、少年の輪郭をうっすらと金色に輝かせていた。僕は、ああ、向こう側も火事なんだなあとぼんやり考えていた。
赤い髪の少年は、呆然としたような表情で僕を見ていた。瑠璃色の眼が僅かに揺れて、少年はやがて口を引き結び、崩れた壁に手をつきながら俯いて、もう一度顔をあげた。少年は、最初よりも鋭い眼差しで僕を見据えている。
何か用があるのかと思って、僕はしばらく待っていた。けれど少年から言葉はなく、その瞳は揺れるばかりで、あとは火花の散る音だけが辺りに響いていた。僕は小さく息を吐いて、くるりと少年に背を向けた。火花の静かな音を聴いていたら、そして、夜空のような青の瞳を見ていたら、少しだけ、気持ちが落ち着いた心地がする。冷静に対処しよう。僕は本を腕に抱え直し、杖を掲げた。
「どこから来たのか、知らないけど。見ない顔だし」
僕は、後ろにも聞こえるように、よく通るような声を出して呟いた。
「火に巻き込まれるから、逃げた方がいいよ」
「……そっくりそのままの台詞を、返してやんよ」
唸るような声が聞こえて、僕は僅かに振り返った。
……どこかで聞いたような声のような気がするのは、気のせいだろうか。僕は杖を握りしめた手で、胸を服の上からずりずりと撫ぜた。知らず、眉間の間に皺が寄った。
「……何が」
「誰か火に巻き込まれてねえか、助けに来てやったんだろうがよ。政府のお偉いさんがまだ残ってやがるとは思ってなかったけどなあ。まあ、当然か。図書室が燃えたんだもんなあ?」
「……何を」
何故、図書室が燃えたことを知っているんだろう。僕は訝しく思って眉根を更に寄せた。
僕は身体ごと振り返って、赤髪の少年を睨んだ。
「見たところ、花の紋はなさそうだけれど。それでどうやって僕を助けるって? 君に水の魔法は使えないんじゃないのかな」
「見えてるところにばかり花の紋があると思うなよ、おぼっちゃん。まあ、確かに俺に花魔法は使えねえけどな」
少年はふん、と鼻で笑った。
「……ここに、スフェンがいたはずだけど、おまえ、知らねえ?」
「は? スフェン……?」
少年は壁の向こう側からこちら側へ身軽に飛び移った。少年が歩くと、壁に開いた穴からまるで少年を追いかけるように炎がじわりと染みだした。そのせいで、辺りに散乱していた本の一部が燃えた。「あ、やっべ」と言いながら、少年は本を指でつまみ、何度か床に叩きつけて火を消した。
「スフェンはもう、逃げたよ」
「あーそうですか。ったく……逃げるなら逃げるで連絡しろっての。それで、あんたはなんでここに一人でいるわけ。見たところ一人きりみたいだけど?」
「……見えるところだけに人間がいると思わないでよ。まあ、確かにここにはもう僕しかいないけど」
僕がむすっとしてそう言うと、少年はきょとんとして肩をすくめた。少年は、辺りをもう一度眺めて、火の燃え盛る向こう側へ壁の穴から戻り、僕に向かって手を伸ばした。
「来いよ。ここにいたって周りは火の海だぜ。既に三階と二階は全部燃えてんだからな。一人で全部消すにも限度があんだろ。たとえあんたが勲一等の最上級魔道士だろうがな」
「生憎勲二等だよ。悪かったね。……君って、ばかなの? 炎に突っ込んで逃げてどうするのさ」
「じゃあ、他にどこから逃げんだよ。この部屋が火の本なんだぜ? 辺り全部火の海っつったろ、さっきよ」
僕が少年を睨み続けていると、少年は不意にふわりと苦笑した。
「ほら、大丈夫だって。俺、炎には愛されてんだ」
金色に輝くその眩しい笑顔に、僕は目を見開いた。心臓がとくとくと、激しくはなく、けれどはっきりとわかるくらいに強く鼓動していた。どうしてだか、その笑顔を見ていたら、少年の言葉を信じられるような気持ちがした。
恐る恐る手を出して、少年の指に触れる前に、止めた。本当に、その煤だらけの手に触れていいのかわからなかった。僕はもう一度少年の顔を見上げた。見覚えのない顔。見覚えがない、ということにどうして不安感が募るのかわからなかった。初めて会う人間なんて、彼以外にもたくさんいるのに。今まで、こんな気持ちになったことは無かった。まるで、自分の中にぽっかりと空いていた穴を、初めてそれが穴だと認識したような心地だと思った。
少年はまた苦笑して、僕の手首を掴んで引きあげた。僕はよろめきながら崩れた壁をよじ登った。
少年は僕の手を引いて、赤々と光り輝き他には何も見えないような火の海を躊躇いなく歩いていく。僕は呆然とした。彼が通る道を、まるで火が避けるように翻っていく。
少年は、背中に白い羽のワッペンが一対縫い止められた、ピンク色のカーディガンを袖も通さず肩にはおっていた。カーディガンの袖が、煤を纏ってふわふわと浮き上がる。簡単に燃えてしまいそうなそれは、飛んできた煤を吸って汚れただけで、どこも燃えてはいなかった。少年が地面を踏みしめるたび、じゅっと火を消したような音がして、白葡萄のような色のタイルの床に、焦げた足跡が残された。僕の靴もそれを踏んで、靴底が真っ黒になった。僕は辺りを見回した。僕がほとんど足を踏み入れたことのない会議室の壁に掛けられていた、歴代の議長たちの肖像画は、硝子と金属の額に守られて炎の先を見つめている。乳白色だったはずの壁は、面影もなく黒い焦げの染みで一面闇色に染められていた。肖像画達の視線の先にある円卓は、足が焦げて斜めに傾いていた。傾き倒れた十一個の椅子もまた、めらめらと金色に燃えているのを見つめて、僕は目を閉じ、再び少年の背中に視線を戻した。
「あの、ねえ……君、」
「カイヤ」
少年はぼそりと呟いた。僕はふわふわと揺れる少年の赤い髪を見つめた。絵の具で塗ったみたいに鮮やかで、まるで火に燃えて輝く黒髪のようにも見える、不思議な髪だ。
「カイヤ。【君】とか呼ばれるの気色悪い」
「ああ、そう。じゃあ、カイヤ、」
僕は首を傾けて、彼の影に目を落とした。
「どうして、火が君を避けるの。風の魔法でも使ってるの。とてもそうは見えないけれど」
「別に魔法なんて使ってねえよ。元々こうなんだよ。掌からは呪文を唱えなくても火が出るし、炎は俺を避けていく。だから、よく火事の所に駆り出されてさ。火の中に取り残された人を助けるのが俺の仕事。特殊体質はいいことに利用しなきゃな」
「特殊、体質……」
「そうだよ」
「そんな体質、僕は聞いたこともないよ……」
「そりゃそうだろ」
少年――カイヤは、そう言って振り返った。
「だって、そんなやついたら、いるって知れたら、俺殺されちゃうじゃん」
カイヤはにっと笑った。僕は何も言えなかった。喉が詰まったようになって、声が出なかった。ただ、煤を吸って咳をすることしかできなかった。
「誰が……君を匿ってくれたの」
「あ?」
「だって、匿ってくれる人がいなきゃ、そんな体質、すぐ露呈するんじゃないの。掌から……火が出るんだろ。大体、ぺらぺらぺらぺら……なんでそういうこと僕に喋ってるの。僕も花魔道士なんだよ。政府の役人なんだよ。わかってて言ってるの。ばかじゃないの」
カイヤは立ち止まった。僕は、鼻からその背中にぶつかった。カーディガンは、柔らかかった。
「おまえ……変なやつだな」
カイヤは僕を見ながらしみじみと呟いた。
「何が」
僕は鼻を押さえたままカイヤを睨んだ。カイヤはへら、と笑った。
「まあ、俺的にはばれてもいいかなと思ってるしな」
カイヤはそう言って、僕に歩調を合わせて歩いた。僕たちは二人で並んで歩くような形になった。手は繋いだままだった。多分、繋いでいないと僕が燃えてしまうんだと思う。カイヤは、腕を振って炎をよけ、銀色のドアノブに手を伸ばし、半分燃えてなくなった扉を丁寧に開けた。
「お察しの通り、俺を匿ってくれる人がいたよ。俺がこの世界に生まれ落ちてから、ずっと匿ってくれる家族がいた。〈メメントモリ〉は、俺のために作られた組織だよ」
僕はカイヤの横顔から、目を逸らせなくなった。何度か瓦礫に躓いて、その度にカイヤが僕の体を引っ張った。カイヤは、炎が躍る天井を見あげながら言った。
「まあ、最初はそういう名目だったんだよなあ。炎を扱う叛逆組織がいたら、炎を扱える俺がいても何の不思議もなくて、だから程々に世界に歯向かおうって話だったんだ。まあ、利用されてるなってのは知ってたよ。そんなのは名目で、元々この世界に反感を持ってたやつらが集まったんだ。もちろん俺も、賛成だったさ。この世界はおかしい。おかしいってことは誰かが誰かに気づかせなきゃ、始まらないだろ? だからみんな嫌がらせのように花を燃やして回った。でも俺はなんとなくそういうの自体はあんまり好きじゃなくてさ。組織のやつらが燃やして回った火を、俺が踏みつぶして消して回ったよ。だからあんまり被害が出ないんだ。不思議に思わなかったのか? あんたら花魔道士は。水魔法も使えないやつらの出す被害が、どうして最小限で済んでるのかって。ほんと、変わった体質だろ? 火を生み出すのに、でもこの身体は火を退けて揉み消すこともできるんだぜ」
カイヤはにやっと笑った。
「あと、なんでこんな話をお前にしてるかって? 花魔道士集団に言ったって、多分信じてもらえねえだろ? 一人くらいなら、こんな、俺に頼り切りの状況下じゃあ、俺の話も少しは聞いてくれるかなあって。いつか俺らが捕まった時、口添えで部下たちの罪を少しでも軽くしてもらえねえかなって言う打算だよ。まあ、そういうこと」
「僕に、そんな発言権はないよ……」
「勲二等っつったっけ? じゃあがんばって勲一等にでもなれよ。それにしても、あんたすげえな。スフェンとは大違いだ。あいつは司書どまり。でもあんたはあいつより見たところ年下そうだけど、勲二等なんだろ」
「スフェンとは……どういう関係なの」
「あ、それ言っちゃう? 聞きてえの? まあ、あいつのことだからばれても痛くも痒くもねえだろうしなあ」
カイヤは首を傾けて、炎を振り払った。白い壁に、穴が開いている。その向こうに、灰に埋もれた青空が見える。
「スフェンは、〈メメントモリ〉の創設者だよ。俺の、育て親。まあ、親って言うほど年離れてないけどな。八歳くらいしか。ほれ、こっから飛べよ。あんたならできるだろ。風の魔法でもなんでも使えよ」
僕は下を見降ろした。色取り取りの花畑が広がっていた。そこに魔道士達が集まって、水色の雨を降らせている。僕は眉を潜めた。
「君は一体、どこからよじ登ってきたの……まさか、ここからじゃないだろうな」
「さすがにな」
カイヤは肩をすくめた。
「これは、俺らの部下が逃げようとして開けた穴だよ。ちなみに、そいつはその庭に突っ込んだもんでさっき捕まってたよ。はあ……変なところで気が利かないんだよなあ、あいつら」
カイヤはもう一度手で炎を振り払った。
「スフェンがここにいるってことは俺しか実は知らなくてさ。過激派の部下達が勝手にここに火をつけたんだよ。ま、部下の手綱をうまくとれなかったのは俺らの責任だからな。俺は今から炎を消して回るから。気休めだけどな。じゃあ、手を離すぞ。燃える前にちゃんと逃げろよ」
僕は振り返って、僕を映すカイヤの瞳を見つめた。カイヤの左の瞼は、煤で真っ黒に汚れている。
僕は頭を振って、俯いた。カイヤはしゃがみ込んで、僕の顔を覗き込んだ。
「あ? どうしたよ」
「僕……ずっと、自分は正しいことをしていると思っていたんだ。掟をきちんと守って、この世界のために尽くすことが正義だと思っていた。だから、花を勝手に枯らす〈メメントモリ〉を悪だと信じていたし、嫌いだった。花が僕は好きだ。僕の好きな女の子が、好きな花が好きだ。だからそれを、どんな理由であれ枯らすなんて、嫌だった」
カイヤは、黙って聞いていた。風が唸る音が、僕の声をいやに目立たせた。
「でも……さっき、僕は自分の意図と反して花を枯らしてしまう病気を持った人と出会った。花を咲かせる魔法が、その子が唱えれば花を枯らす魔法に変わってしまう。病気なのに、それなのに、それでも罪だと裁かれるんだ。そんなのおかしいと思うんだよ。君も結局、そういう人なんだろ」
「やってることが、悪いことであることには変わりねえぞ?」
カイヤは笑った。
「なーに言ってんだよ。俺はな、ずるいんだよ。俺のせいで、俺の部下たちは罪を被っているわけ。でも俺は、それに対して申し訳なさそうな面しながら、もう少しまだ死にたくねえなあってただそれだけの理由で、あいつらに花を燃やさせてるわけ。最近はな、スフェンからあんまり目立つなって言われたから、お湯で枯らしてみたりな、でも結局、あんたら役人や王様に逆らってることに変わりはねえし、それは罪だよ。あんたはせっかく出世してんだから、俺のことは忘れて、裁く側に戻れ」
「嫌だよ。僕はもう、そういうのは嫌なんだよ!」
「どうしたよ」
カイヤは小さな子供をなだめるような声で、苦笑した。
「僕は君やユークを他人だとか、罪人だとかは言いたくないんだよ。だったらもう、だって、どうせ誰も助けに来てくれなかったじゃないか。後生大事に、花の方を大切にして、みんなの想いが詰まった本たちだって、置き去りにされたんだ。僕がまだいるって知ってるのに、戻ってきてくれたのはウバロだけだった。火の海の中に、どうせ処刑するんだからと罪人たちは牢の中に閉じ込めたままだ。そんな、花ばかり大事にして人を人とも思わないような集団の中に、僕は戻りたくなんか――」
「それ以上言うなって」
カイヤは煤だらけの手で僕の口を塞いだ。そうして、くしゃっと笑った。
「変なやつだなあ。泣いてる。何で泣いてんだよ。泣き虫かよ」
「哀しいから泣いてるんだよ」
「あー……なあ、知ってっか? 泣ける人はそれだけ悲しみを知ってるからだ。心がそれだけ豊かなんだ。だったらきっと、お前が咲かせる花達は綺麗だろうな。でも、俺はそんな花も容赦なく燃やしていくぜ。俺はな、ずっとこの世界はおかしいって思ってる。だからこんな力、悲しくもなんともないし、むしろ嬉しいんだよ。俺は花はあるべき形に戻るべきだと思ってる。咲いて、枯れて、種を落として、また咲いて、枯れちまう。そんな“普通”にな。俺が火を消して回るのは、俺の部下の罪まで無闇に増やしたくないからだよ。俺一人だったら、この世界全部燃やしちまってもいいって思ってるんだ。俺はそんなやつ。な? 俺とお前は違うだろ。わかったら、お前は色ある世界に戻れ」
カイヤは立ち上がった。カイヤの手が、僕から離れた。僕の周りに、炎が迫ってくる。頬が熱い。手も、首も。僕は咳込んだ。壁の穴から吹き込んでくる風が、炎をますます昂ぶらせる。
カイヤはすっと目を細めた。冷たい眼差しで僕を見下ろしていた。口が三日月形に歪められて、「さあ」と声が零された。
「俺はお前らに抗い続けるからな。せいぜい、強い敵でいてくれよ」
「待って……」
「ほら、早くしないと燃えるだろ」
カイヤは僕を突き飛ばした。僕は小さな悲鳴を上げて、壁に辛うじて掴まった。体がぶらんと宙に揺れる。
「掴まるくらいなら、そんな本、落としちまえばいいのに。おまえ、ほんと変わってんな」
カイヤは不思議そうにそう言って、首を傾げた。僕ははっとして左腕に抱えた二冊の本を眺め、またキッとカイヤを睨みつけた。
「だめだ、これは離さない」
「見た感じ、それ、禁書っぽいな。禁じられてんのに持ってて平気か? 捨てた方が無難だと思うけどな。まあ、いいか。じゃあな、ええと……名前は知らないけど、おぼっちゃん」
カイヤはくるりと踵を返した。ぶわりと僕の指に炎が纏わりつく。熱かった。小さな悲鳴が僕の喉から漏れた。
「待って! カイヤ、待って!」
「待たねえ」
「お願いだ! これだけ聞いて! お願い! カイヤ」
泣きそうな僕の声に、カイヤは苦しげな顔でもう一度振り返ってくれた。
「……あんだよ」
「地下牢に、花枯らしの病気を持ったユークって子がいる。右の額に、勿忘草の紋がある。その子を……連れて一緒に逃げてやってくれ。お願いだ。あの子を連れて行って。あの子の行き場所を、どうか作ってくれよ。僕よりも君の方が、できるだろ」
歯を食いしばって、振り被る灰に目も開けきらないまま叫ぶ僕を、カイヤは炎の中で見下ろして、黙っていた。
やがて俯いて、ふっと笑った。
「また泣いてる。変なやつ」
カイヤは僕に背を向けて、赤橙の炎の中に戻っていった。今度こそ、振り返ってはくれなかった。
爪が焼けていく。
纏わりつく炎に僕は耐えきれず、指を離した。体が大地に吸い込まれていく。僕の目からたくさんの雫が千切れて、上へ上へと上っていった。確かに、僕は泣いていた。
「ロゼ・ヴェンタレーナ……」
僕は震える声で杖を掲げた。
灰を吹く三角屋根の城に向かって。炎の中に消えていった少年に、挑むように。
僕の体を風が巻き込んで、僕は草の大地に柔らかく寝そべった。
僕は涙の滲む目を閉じたまま、二冊の本と杖を抱えて、しばらく動けなかった。動いたら、嗚咽が漏れてしまいそうだった。
たくさんの影が、僕の瞼の裏の光に、覆い被さった。
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