事務

 子猫の姿をした使い魔は少女に言った。


「おわかりいただけました? 魔法少女に変身するためのアイテムは、その人の個性によって異なる形をとるのです」


「う、うん。そうみたいだね」


 少女は自分の人差し指を見つめた。


「でもまさか私のアイテムが指サックとは思わなかったよ……」

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