呼称
極秘任務についている我々のチームは本名で呼び合うわけにはいかない。
明日のミッションに向けて、ボスは私たちに指示をだした。
「いいか? ニット帽のお前は、あの暗器使いを倒せ」
「はい!」
「さわやか草食系男子のお前には、女ナイフ使いAを任せる」
「はい!」
「魚屋の次男坊っぽい雰囲気のお前は鉄球に鎖がついたヤツ使いを足止めしろ」
「はい!」
「私、小さい頃から水泳やってたんです、って感じの背中が広いお前はオペレーターを頼む」
「はい!」
「女ナイフ使いB(かわいい方)は、きのう初めてパーマを当てたからみんなの反応がちょっと気になっている俺が仕留める」
『はい!』
「さて、他に必要な指示はあるか? 副官のツリ目チビ女?」
「……コードネームつけましょう」
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