剣士は少年の亡骸を抱え、彼をこんな目にあわせた魔女に向かって言った。


「貴様! なんてことを……」


「あーら、ごめんなさい。大切な人だったのかしら?」


 クスクスと笑う魔女に、剣士は泣き叫んだ。


「魔女め! よくも……。よくも俺のかけがえのない……、たったひとりの……、友達の友達の命を!」


「距離あるわね」

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