気づくと僕は見知らぬ部屋のベッドの上にいた。


「……ここは?」


 そばにいた白衣の女が答えた。


「研究室よ。きみは能力『クラスター』が覚醒して、負の力が暴走したの」


「負の力?」


 どういうことだ?


「僕に、そんなまがまがしい力が……?」


「ええ。あなたは無尽蔵に負の波動……マイナスイオンを放出する力があるのよ」


「すがすがしい」

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