部屋と少女

 椅子に腰かけて熟考していた少女は、ふと思いついて自分のアゴに拳をあててみた。


「じゃじゃ〜ん! 考える人のポーズ!」


 少女は笑顔で言った。


「どうだ! 何かいいアイディア、出てこーい!」


 だが、いくら考えても、

 頭上に迫るトゲ天井を止める方法は思いつかなかった。

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