崇拝
辺境騎士の私は、城の命を受けて辺境の村を訪れた。これからの魔王との戦に備え、助力を願いでるためだ。
村の代表者は私を快く迎えてくれた。
「騎士様。お待ちしてました。我らもあなたがたとともに、魔王の軍勢と戦います」
「感謝します。ところで……」
私は村の入り口にあった見慣れぬ生き物の像について尋ねた。
「この像はなんですか?」
「これは我らの崇める、黒の精霊様の像です」
黒の精霊、聞いたことのない名だ。
「黒の精霊様は暗黒を司り、破壊と殺戮を糧とし、邪悪と混沌を生む偉大なる精霊様です」
……それは魔王なのでは?
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