概要
生まれ変わることができるなら、こんな美しく誇りある獣に、生まれたい
獣のエーリャは狩りもできない臆病者。
自立を強いられ、誰も来ないような洞窟のなかで暮らしていたある日、獣が恐れる人間という生き物を拾う。
人間はイリヤと名乗り、傷付いた体が回復するまで匿ってほしい、とエーリャに頼み込んだ。
イヤイヤながらも世話をしつつ、イリヤの甘い言葉にほだされていくエーリャ。
共に山を下りて暮らそうと誘うイリヤの言葉に惑うエーリャだったが、イリヤには何か思惑がありそうで……。獣♀×青年♂のお話。
小説家になろうと重複投稿しています。
自立を強いられ、誰も来ないような洞窟のなかで暮らしていたある日、獣が恐れる人間という生き物を拾う。
人間はイリヤと名乗り、傷付いた体が回復するまで匿ってほしい、とエーリャに頼み込んだ。
イヤイヤながらも世話をしつつ、イリヤの甘い言葉にほだされていくエーリャ。
共に山を下りて暮らそうと誘うイリヤの言葉に惑うエーリャだったが、イリヤには何か思惑がありそうで……。獣♀×青年♂のお話。
小説家になろうと重複投稿しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!出会ってはいけなかったふたり、けれども、出会って欲しかったふたり
ハイファンタジーは、その世界観に読者を引き込めるかどうかが、鍵となると思う。
この作品は短いプロローグでグッとその世界に引き込まれる。
ミステリアスでつかめない青年と、弱虫で単純な獣の女の子。真逆なふたりの物語が交互に丁寧に織り込まれる。そんなふたりが出会ってしまったらどうなるのだろうか?
ふたりの世界が交わり、ひとつになってもなお、青年イリヤはミステリアスなまま。対して、獣の女の子エーリャは単純で健気。
むしろ、ふたりの違いが、出会って以降、より一層引き立つ。
エーリャがとにかく可愛らしい。そんなエーリャの純粋な思いが、複雑なイリヤの心を解してくれたらいいのに。そんな風に願いながら、じっく…続きを読む