ロッキン神経痛

発想が良すぎる上、茶化さずに真剣に書き切る姿勢最高。
マジで大谷翔平に負けたら自殺するしかないよなという説得力。
二期が見たいようで、このままで良いとも思う。

この作品のキモとなるのは、嫌見のない空気感だと思う。 女装が物語の仕掛けになっていると、性自認という分かりやすいテーマあるいは性欲という使いやすい道具を使ってしまいそうになるものだ…続きを読む

それでいてこの文字数で緻密かつ想像の余地が広がる世界観が最高でした。読んだ後も豊が消えない、そんな良質な恐怖を味わえる作品です。

不死身バンシィ氏の新境地、これはただのスポーツにあらず。己のプライドとプライドを交わし合う究極の戦争（かぶとあわせ）だ。

愛というものは、愛されることによりもむしろ愛することに存する。 ――万学の祖、アリストテレスの言葉だ。 この物語を読んでボクはこの言葉を思い出した。 この物語には愛が溢れている。 …続きを読む

　平和で肥沃な大地を持つ辺境の地、ヘイルラント。農夫達が自由騎士としても働く自由でおおらかな国に忍び寄る魔の手。それを　機転と美しい詩によって、打ち砕かんと奮闘する詩人達のお話です…続きを読む

　この壮大かつ緻密な物語のテーマは、「許し」ではないかと思う。 　様々な事件や出来事が絡み合い、過去に起こした過ちや行き違いの清算が行われていくメインストーリーは、想像する着地点を…続きを読む

ウホッ！ウホホホ！ウホウホッ！ウホホホホ！ウホ？ウホホイ！？ ウホウホウホホッ！ウホホイホイ！（ドラミング） ンホオオオオオォォォ！！！！フギィィィイイイイイ！！！（歯を剥き出しに…続きを読む

変身のグレゴール・ザムザは不幸を受容し諦めて死んだ。あれを初めて読んだ時、僕は全ての表情を失った真顔になったものだ。 けれど、このヤスデ人間を読んだ後の僕は今、ニヤニヤと笑ってい…続きを読む

　筆者の豊富な知識が、軽妙な語り口によってすんなりと頭の中に入ってくる。一緒に追体験をするような不思議な感覚で見せられる、筆者の青春の日々は、笑いあり食中毒ありでどれも魅力的だ。 …続きを読む

オカマの持つ、あの独特としか言いようのない魅力が詰まっている一作。 キャラクターの持つ魅力は元より、物語自体も筆者の卓越した描写力が遺憾なく発揮され、テンポも良く、最後まで間延びせ…続きを読む

まずいいから読んで、凄く良いから。 音楽というテーマで、ここまで熱量がある作品を書ける筆者の才能に嫉妬せざるを得ない。一人一人に確固たる人生の物語があり、それがまさしくコンチェルト…続きを読む

いわば結末が分かっている物語。しかし、そこに至るまでの彼の心中がどこまでも丁寧に描写されており、そのあまりの結末の前には涙せざるを得ない。

あぁすっげ、これすっげ。もっと何でも表現出来る語彙が欲しい。

魔王と会って終わりと思いきや、全ての布石を綺麗に全回収していく美しさに、痺れた。読まないと損、絶対損。

読後に脳がじんじんと痺れ、心地よい鳥肌がたつ。これは名作中の名作だ。

テンポのままに読むのだ。きっとあなたは、何故か喉が渇いてくるだろう。きっと読了後、素敵な仕掛けにうふふと笑うだろう。僕は今、プルタブに指を掛けながらこのレビューを書いている。