それでいてこの文字数で緻密かつ想像の余地が広がる世界観が最高でした。読んだ後も豊が消えない、そんな良質な恐怖を味わえる作品です。
ふぁっきんぴーす!
一見無関係に思えるストーリーを読ませされる主人公。強要するおばさんが「読んで下さいねえ」と不気味に繰り返す。 一連の怪異譚を結ぶことで浮かび上がる真実より、そこに至るまでの発想が怖くなって…続きを読む
「私」はSNSで怪談漫画を発表しているアマチュアの漫画家。一時は本を一冊出すぐらいには話題になったものの、近頃はネタ切れ気味で調子が悪い。そんな中、同じ大学の卒業生が集まるオフ会で、常連の由美子さん…続きを読む
様々な時代の空気をまとった怪談が挟まれながら進む物語。話の終わりとともに、おっと現代に戻った、と夢から醒めた気分になる。これ以上はヤバイ気がすると嫌な予感にとビクビクしながらも、手は止まらない。…続きを読む
この作品に限った話ではないのだけど、芦花公園さん、どうも「読め」と言うまでもなく「読ませる」力があるタイプの人だなと思っていて。読めと言われるまでもなく読めてしまうし、頭を打ち付けて懇願する必要も全…続きを読む
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