それでいてこの文字数で緻密かつ想像の余地が広がる世界観が最高でした。読んだ後も豊が消えない、そんな良質な恐怖を味わえる作品です。
ふぁっきんぴーす!
怪談そのものの怖さもさることながら、いちいち「読んだ?」と訊いてくるおばさんの不気味さ。こっちは作中のお話よりリアルな感じ。怪談が少しづつ繋がるミステリー的楽しさもあって、いけます。
4つのオムニバス形式の怪談の順番が、ネットで怖い話を読む人にとって馴染みやすい形態順になっているのが上手いと思います。創作世界という地獄の門を一つ一つ進んで引き込むと同時に「後戻りはできないぞ」と徐…続きを読む
情景描写がとてもうまく、気がついたらすっかり引き込まれてすっかり怖くなり、読み終わったあたりでインターホンがなってマジで飛び上がりました。
この作品に限った話ではないのだけど、芦花公園さん、どうも「読め」と言うまでもなく「読ませる」力があるタイプの人だなと思っていて。読めと言われるまでもなく読めてしまうし、頭を打ち付けて懇願する必要も全…続きを読む
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