概要
©2019 aze_michi
三十二歳漫画家志望だった男が女装をする話です。
*第十回本物川小説大賞いただきました。イラストつきでnoteにアップしているので見に来てください。eryuさんの美麗イラストを見てくれ……https://note.mu/aze_michi/n/nd3e6eee0aaca
すべての権利は著作者に属しています。侵害しないでね
©2017 aze_michi
*第十回本物川小説大賞いただきました。イラストつきでnoteにアップしているので見に来てください。eryuさんの美麗イラストを見てくれ……https://note.mu/aze_michi/n/nd3e6eee0aaca
すべての権利は著作者に属しています。侵害しないでね
©2017 aze_michi
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!なりたい自分になれなくても人生は終わらないし不幸だとも限らない
なりたい自分になれなくても、その後も人生は続いていくし、どうでもいいと思っていたようなこと、「本当の自分」なんてものとまるで関係のないことで生計を立てられてしまったりすることもある。
じゃあ主人公はすごい不幸かっていうと、そうでもないんですよね。
なんだかんだ、状況を受け入れて、社会や生まれ育ちを恨むでもなく、ソコソコやってるんですよね。
メインの2人がくっついちゃうとか、最終的に殺し合うとか、そういうドラマチックなオチじゃなく、淡々と終わるのが「こういう人生もありえるのだなぁ」という読後感になってて、よいと思いました。 - ★★★ Excellent!!!リアルとネットの狭間の物語
ネットの自分は大きくなりがちだ。隠せる部分が多い分、なりたい自分になれるような錯覚を覚える。リアルの自分でいる必要のない環境は別世界に感じる。
そうして作り上げたキャラが誰かに受けてしまうと、歯止めがきかなくなる。フォロワー、リツイート、いいね、PVなど如実に数字として現れてしまう残酷な一面もあるから尚更だ。
続けなければ数字が稼げず、誰かとの縁も切れてしまう。けれど、リアルとネットの自分の間に齟齬が生まれると、本当の自分ってなんだろうと悩み、歪む。
私にとってこの物語はなんだろう。
人を人たらしめるものって意識と記憶だと思う。
どれだけ自分を大きく見せようとしても、結局自分は自分以外…続きを読む