概要
してはいけないことがある。言ってはいけない言葉がある。
深夜の街には、触れてはいけないルールがある。
合わせ鏡を覗き込み、もうひとりの自分と目を合わせてはいけない
レンタルルーム「オレンジ」の204号室を、夜に使ってはいけない
ラブホテル「ルージュ」のB608へ、赤い服で入ってはいけない
回る乾燥機の奥にいる「誰か」と、視線を結んではいけない
深夜2時に現れる黒い鳥のアイコンをタップしてはいけない
そして──
この街で「誰も助けてくれなかった」と言ってはいけない。 言葉は、怪異を呼ぶから。
親に虐待され、半グレの男「式條」に飼われ、搾取され続ける少女・天音(アマネ)。 逃げ場のない地獄の底で、彼女は街に潜む都市伝説「ウブメ様」の怪異と共鳴していく。
「人間でいることって、そんなに大事?」
狂った母親。冷酷な飼い主。無責任な聖女
合わせ鏡を覗き込み、もうひとりの自分と目を合わせてはいけない
レンタルルーム「オレンジ」の204号室を、夜に使ってはいけない
ラブホテル「ルージュ」のB608へ、赤い服で入ってはいけない
回る乾燥機の奥にいる「誰か」と、視線を結んではいけない
深夜2時に現れる黒い鳥のアイコンをタップしてはいけない
そして──
この街で「誰も助けてくれなかった」と言ってはいけない。 言葉は、怪異を呼ぶから。
親に虐待され、半グレの男「式條」に飼われ、搾取され続ける少女・天音(アマネ)。 逃げ場のない地獄の底で、彼女は街に潜む都市伝説「ウブメ様」の怪異と共鳴していく。
「人間でいることって、そんなに大事?」
狂った母親。冷酷な飼い主。無責任な聖女
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ずっと背中の湿り気が取れない。助けられない君をずっと見てるから。
暴力を振るう親から逃げてきた主人公は、男に金で飼われる生活を送ることになります。そして暴力と借金と支配で麻痺した感覚の中に異物のように怪異が忍び込むことで、主人公の湿った日常が更に湿り気を帯びていきます。
恐ろしい支配の様子と生々しい暴力描写に加えて、不気味な雰囲気がひたひたと忍び寄ってくる気配がとても嫌悪感たっぷりに書かれていてホラーとして恐ろしい描写が秀逸です。ただ恐ろしいだけではなく、主人公も無垢な少女ではなく「助けられない」ことで周囲に対してよくない感情を持っていることもリアリティがあって「人を助けるとは」ということを考えさせます。作中登場するアプリは大変恐ろしく、現実でもこういう…続きを読む - ★★★ Excellent!!!誰も助けてくれなかった。絶望は狂気へ。
タイトルから強く興味を惹かれた。
絶望の中にいる者の精一杯の訴えのような、他者を責める呪いの言葉のようにも聞こえる。世の中には色んな憎しみや絶望があるが、「誰も助けてくれなかった」という事実ほど悲しく、恨めしいことはない。
主人公は苦しい家庭環境から逃げたが、逃げた先の男から搾取される生活を強いられる。救いのない境遇は読んでいてずっと辛く、苦しいのだが彼女がどんな選択をするのか、目を離すことができなかった。
怪異の描写は五感全てを刺激するようなリアリティさがあり、物語の世界にのめり込むことができる。
これは誰にも助けてもらえなかった者達の叫びと復讐の物語。