戸村井　美夜

　大学４回生である木場茉菜香は、検事を目指す傍らで名探偵を志していた。ある日、ゼミの友人である島田から、完成間近の卒論が盗まれたという話を聞いた茉菜香は、名探偵として事件解決に乗…

頭脳✖本能✖知能。 超人的頭脳の天才棋士、その神のロジックとは？ 本能に翻弄される最悪の無差別殺人鬼、その悪魔のセオリーとは？　 世界最高速計算機のＡＩの知能は、日本をゆるがす未…

海外に転校してしまった親友から、手紙と共にある物が届いた。それは楽譜だった。しかしその楽譜は奇妙な記号や絵が描かれていた。 困り果てた僕は、ピアノの先生である五泉…

　氷沼女子大学の三年生、瀬戸杏奈は鳩の顔の赤ずきんに命を狙われていた。 　赤ずきんの正体は何者なのか？　 　それを突き止めるために杏奈は過去を回想する。 　きっかけは二ヵ月前…

平和な街並みが一転し、車が車道から飛び出し、歩道を歩く人達をなぎ倒して行く。そして簡単に生命を奪って行く合法ドラッグ！違法ドラッグ！真夜中でも眠らない街並みが、様々な事件や犯罪に…

【全体のあらすじ】 四月。実家である喫茶店で手伝いをする「俺」は、客の一人・十夜（とおや）が近頃、巷を騒がせている通り魔事件の犯人ではないかと疑っていた。 その理由は、実際に十夜…

警視庁捜査一課刑事の九条大河に休息はない。遅めの昼食のラーメンを掻き込み、捜査に向かう彼の心にはいまだ塞がらない恋の傷が巣食っていた。 全身をバラバラに切断された死体に寄り添う血…

警視総監の孫の誘拐事件から新たな犯罪劇の幕が上がった。 前作、【白昼夢】から一年 動き出した闇、それは逃れられない宿命。 ──神とは残酷なお方だ。人が人を殺すのを黙って見て…

短編ミステリーらしいミステリーを

◇ 「第45回横溝正史ミステリ＆ホラー大賞」に参加しております ◇ 関東大震災の翌年、大正十三年。 群馬の奥地の温泉地に流れ着いた十五の白骨の謎、そして国内屈指の養蚕家の遺言に…

ヤクザの娘だが生真面目、男同士の恋愛の薄い本を日々の癒しとして持参している女性、真矢心優《しんやみゆ》は、犬宮探偵事務所を創立したあやかし、犬宮賢の助手をしていた。 毎日毎日やる…

1980年、香港の九龍城砦。 九龍城砦……そこは英国の領域でありながら無法地帯であり、違法建築の建物がひしめく、広大な要塞。 むき出しのケーブルが頭上を走り、細い路地が広がる巨大…

とある港町のやくざの事務所で、ある日の朝、金庫が開けられているのが見つかった。第一発見者は、訪問客（メイド）。強面の若頭補佐と、美人メイドとがにらみ合う中、電話口の向こうにいるメ…

　絞殺事件を担当する所轄警察署の柴塚刑事は行き詰まりを感じていた。 　犯人は、首の骨にヒビを入れる程の力業で成人男性を絞め殺す一方で、現場の物証どころか周辺での目撃証言さえ皆無と…

それは、夏休みに起きた殺人事件だった。――千草にこき使われていた奈津は、木村努との出会いによって、千草に殺意を抱くようになる。

伸之の居ない残りの夏を、……独りで過ごす自信がなかった。

権力に抗う？　懲り懲りだ。 だが、娘を探すためなら話は別だ。

〝ドッペルゲンガー〟に、殺人の濡れ衣を着せられた女。底知れぬ謎に、はぐれ者警視が挑む。

大学の解剖室に持ち込まれた禍々しい遺体。 名指しされた解剖医に、恐るべき罠とタイムリミットが迫る―― 「横溝正史ミステリ大賞」予選 ＆「日本ミステリー文学大賞新人賞」予選通過作品

【「第10回ネット小説大賞」一次選考通過作品】 　奇術師の邸宅から高価な宝石を盗み出す。大怪盗からの予告状には、そう記されていた。盗難阻止及び怪盗捕縛のため、名探偵が事件に乗り出…

　記憶をなくすほど呑んだ翌朝。 　目が覚めると、同じベッドで知らない女性が寝ていた。 　部屋の中は散らかっていたが、それには重大な意味があって……。 （「小説家になろう」「エブ…

美咲町を誰よりも愛する男、天音純は町の平和のために駄菓子屋で探偵をやっていた。１年前、とある両親の依頼であずかることになった潤羽水。様々な事件に遭遇するたびに浮かび上がる強大な犯…

【ビュワー設定縦組み推奨（設定の仕方は、第一話を開くと、画面右上に出て来る、『ぁあ』←これを押して、『組方向』より『縦組み』を選択）】 〈あらすじ〉 　俺は初夏の通学路を…

－短編（読了時間 約５分）－　 飲食店の片すみに、一人のお爺さんが座っていた。 そのお爺さんには、悩みがあった。 ある謎を解き明かしたいと、常に考えていたのだ……。 　飲食…

－短編（読了時間 約３分）－　 すべてが「　」で綴られた文章となっています。 結末は誰にも予測できません。 「わー！」 「うわーいたい」 「重い、足踏んでるよ！」 「あ、ご…

－短編（読了時間 約５分）－　 走って世界一周することにした私。 世界のいろいろな道を走り抜け、 さまざまな困難にも立ち向かいながら、 友との約束のゴールを目指す――。 そう、…

舞台は、とある大学の学園祭。 准教授の古都は、同じく准教授の湯上谷を糾弾するためのシンポジウムを企画するが、その当日、シンポジウムを中止せよとの脅迫状が届く。 脅迫状に従わず…

舞台は、JR京浜東北線の車内。 薬物銃器対策課の刑事である野呂は、電車が停車するたびに下車・歩行・乗車を行う男を追うことにした。 男の奇妙な行動と不可解なメモの意味とは？

【「ネット小説大賞（第7回、第8回、第9回）」一次選考、「第一回ステキブンゲイ大賞」三次選考通過作品】 　ふと気づいたら、別人になっていた男。魂だけが過去へ跳ばされたらしい。そこ…

【旧題】『流星の乙女達──お嬢様、お掃除のお時間です！』 ↓　↓　↓ 2023年11月10日『転生したらポンコツメイドと呼ばれていました　前世のあれこれを持ち込みお屋敷改革します…

物語となるほどには紡げなかった諸々のショートショート集です。 料理してる時、飯食べてる時、通勤してる時、テレビ見てる時、時々思いついてしまうヤマナシ、オチナシなストーリー達。 ど…

　北の辺境伯ノーチェランドの娘アンリエッタは、父の決めた婚約相手との初夜に逃げ出した！そのまま牡馬に跨り三日三晩。エルドラの首都プリンシアに逃げ込み、追手をかわすために男装し、名…

　読者は全ての登場人物を疑う。 　Ａが本命。次点でＢ。大穴だとＣ。Ｄは怪しくないけど、逆に犯人かも知れない。 　念の為、チラッと登場しただけのＥも疑っておこう。 　だから…

黒原美織は平凡を願う高校生。音楽を聴く事が好き、親友である花撫乙葉といるのが楽しい。それだけで幸福に満たされていた。学年が上がりクラス替えが行われ、新たな出会いが訪れる。黛澄翔と…

湖上署は琵琶湖に浮かぶ警察船「湖国」にある。その捜査課の佐川刑事は静岡県警から派遣された山形響子警部補に協力して、浜松の桜の下で起きた殺人事件の容疑者を追うことになった。被害者は…

僕は映画が好きだ。大好きだ。 大体年間１５０～２００本くらい映画見る人間が映画への偏愛を語るだけのエッセイです。

ただのエッセイです

おれはお前を許さない。番狂わせの、始まりだ。 「ワー・マラー・アンナフル以東賞」・「偽教授番狂杯」に寄す。 ※始皇帝及び呂不韋についてはウィキペディアや諸ホームページを参考…

【表紙】https://kakuyomu.jp/users/ki-ki-ki/news/16817330661490638465 【推しメン原案小説コンテスト受賞作候補に選出！】…

　ＡパートとＢパート、違う視点で立体的に楽しむ３０本のショートショート集。 　２/７まで、ほぼ毎日更新していく予定です。 　Ａパート⇒Ｂパートと時間軸がそのまま続くものもあれ…

―あらすじ― 都市伝説《赤縁の鏡》。その鏡を直接見た者は一両日中に凄惨な死を遂げるという。 探偵である私は依頼を受け、赤縁の鏡を調査することに。 調査した末、私は最恐の都市伝説の…

大学デビューを目論む少女・結崎夢路（ゆいさきゆめじ）は、青春の日々とイケメンの彼氏を求めて大学祭実行委員になった。 ミスター＆ミスコンの担当を任されるが、学内では美男も美女も揃わ…

　漫画家を目指す青年は腐っていた。 　最近なにをやっても上手くいかない。そんなふうに悩む彼のもとへ、誘拐犯からの身代金要求が届く──って、なんでパラパラ漫画なの！？ ─────…

10.000字　全10話　完結済　 本当にあった恐ろしい話です。

人は寝ている間、今までの記憶を整理しているらしい。その間に取り扱う記憶の断片が、夢として現れているという。 私の前に現れた探偵も、夢のように現れ夢のように消えていった──

中国書専門ブックカフェ烏鵲堂（うじゃくどう）の店主、曹瑛の前職はプロの暗殺者。 戦いの末に平穏な人生を手に入れて、ブックカフェ経営を始めるが、何かと裏社会のあれこれに巻き込まれて…

　記憶や体験が人を作ると言うのなら、伊沢深泉には、正体というものがない。ついでに、常識もない。 　そのバディを努めるものは、例え〝誇り高き陰キャ〟を自称する社会不適合者で、イケ…

【カクヨムコン8エンタメ総合部門（長編）中間選考突破！！】 ──アイルトン・セナ── F1史上最速との呼び声も高いレーサーながら、危険な走法で 「いつか事故るぞ」 と言…

上京して二年。二十歳になった僕は、高校の同窓会へ赴くため、久しぶりに地元「岡山」へと帰省する。 華々しい大学生活を送るかつての級友たちに劣等感を覚えつつ、一人寂しく飲んでいた僕に…