烏鵲堂へようこそ! ここは超イケメン店主がおいしい中国茶を淹れてくれる素敵なブックカフェです。
えっ、まったりお茶を飲むだけじゃ物足りない?
ご安心ください! 何を隠そうこの烏鵲堂、裏社会絡みのトラブルには事欠かない、危険なメンバー揃いの大変スリリングなお店なのです。
3歩歩けばチンピラに当たる。次から次へと妙な厄介ごとが持ち込まれる。
殺しから足を洗った元暗殺者やその仲間たちも、ちょうど暴れ足りないみたいですしね。
さくっと問題を片付けて、グルメやら温泉やらを楽しんじゃいましょう。
オムニバス形式で展開されるお話は、どれも読み応え抜群!
笑いありアクションあり、時々じわっと沁みるエピソードあり。これだけ話数があるのに、ネタのバリエーションとストーリーの緩急が豊かで、少しも飽きさせません。
何より登場人物がみんな魅力的で、読めば必ず推しができるはず。
ぜひあなたも烏鵲堂を訪ねてみてください。素敵な好漢たちが出迎えてくれますよ。
ブックカフェ、烏鵲堂。
其処は元暗殺者、曹瑛さんの運営されるお店です。裏稼業から足を洗った曹瑛さんの元には、個性豊かな仲間たちが集っています。
彼等の軽快な会話、軽口。
物語を進めていくうちに、台詞の掛け合いの面白さや意外な趣味を知り、更に一章完結でスッキリとした読後感にひたすらページターナーとなるでしょう。
私が特に評価したいのは、文章です。
作者様の創作に対する誠実さが現れているようです。
物語に登場する美味しそうな料理の数々と、事件に関わる情報の厚み。お腹が空いて来ますね!
貴方も烏鵲堂の日常を覗いてみませんか?
オススメです★
本編の「東方伝奇」、そしてスピンオフの「異聞」と合わせて読みたい、3話完結の事件?モノです。神保町のブックカフェ「烏鵲堂(うじゃくどう)」に集まる個性豊かなメンバーたちが、入れ替わり立ち替わりキナ臭い事件に巻き込まれたり、みんなで集まって美食倶楽部が催されたり…。
とってもサクサク読めるのでがーっと読み進めたいところですが…
ところがどっこい!そう簡単に進ませてくれません(笑)
コメディタッチとはいえ、淡々と落ち着いた語り口は本編のまま。それでいて繰り出される、イケメンたちの「えーーーっ!?」な行動の数々!!!それ、やる!?その、服???そこへ、行く!?!?本人たちはいたってマジメだったりで、でもそれがまたおかしすぎて、公の場所で読むのは注意です!!
面白すぎるのと、たまにほっこり和んだりもあり、「東方伝奇」とともに絶対楽しみたい作品です!!
アクションあり、笑いあり、飯テロありの今作は、神崎あきらさんの東方伝奇の続編となる物語なので、東方伝奇を読んでから入ることをおすすめしますが、登場人物紹介もありますし、読みやすい世界観で、読んでいるうちにキャラクターの性格が掴めてくるとは思います。笑
主人公の心優しい伊織くんは、可愛らしすぎてまだ20代かとうっかり思ってしまいそうなほど魅力があり、なんてたって、相棒となる中国からやってきた元暗殺者の曹瑛こと瑛さんは、男前でアクションの時と食への貪欲さのギャップに萌えること間違いなし!
また、本編に続くこの凸凹コンビだけでなく、常連の個性豊かなキャラ達にも目が離せません!!
比較的女性向けですが、色んな角度で楽しめる要素は満載なので、まだの方は是非読んでみてください!!