佐木　真紘

突然ですが、あなたは師弟フェチですか？ 私はもちろん「そうです！」と即答します。師弟関係でしか表現できないあの特有の雰囲気、最高ですよね。 本作「斯くて陽は昇る」は読者の想いを満た…続きを読む

泣ける。ほろりと泣ける。 この物語を一言でいうならば、中華版『銀河鉄道の夜』。 作者さまはこの物語に、儚くも幻想的な魔法をかけられた。 さまよえる魂と、それを導く見習い鬼使い。…続きを読む

【仙侠】というジャンルがあるらしい。 しかも本場中国で大人気！？ 読んでみたい。でも中国って聞くとなんだか難しそう…。 なんて思ったあなたに朗報です！ 本作は仙侠の魅力をたっぷり…続きを読む

薬師の男は、愛する妻と共に山中に暮らしていた。 幸せな二人の生活には、しかし徐々に暗雲が立ち込めはじめる。 迫る戦火に、売れるはずの薬は思うように売れずじまい。 妻への思慕と現実の…続きを読む

駿河凪の人生は不幸に見舞われていた。 天涯孤独の身の上に、道を歩けば通り魔に襲われ、頻繁に行き倒れる。 しかし何より一番辛いのは、死神の＜共謀者＞として人の死を眼前で見なければなら…続きを読む

青春時代に誰もが一度は感じたであろう、甘酸っぱい想い。胸を締め付ける切なさ。 そんな追憶や懐古を、たった十七音で想起させてくれます。 もし、あの頃に戻れたなら。 そう思う一方で、…続きを読む

冒頭から登場する東坡肉(トンポーロー)はお肉の照りだけでなく、豚の脂がほどよく滲んだ香りまでこちらに漂ってきそう。 東坡肉の完成間近になって、主人公の鳳璃は気付く。そうだ！桂花陳酒…続きを読む

笑いあり、涙あり、友情あり。 もちろん飯テロあり！ 面白いの全部乗せ、今読みたいエンタメ小説はこれ。 烏鵲堂のイケメン店主、曹瑛さんは元は裏社会の人間。 足を洗ったはずなのに、な…続きを読む

「死」という、人の力の及ばない事象。 『現実は残酷だ』と、その人は言う。 死に抗おうとする人間と、死を拾い集める死神の、二人の出会い。 その先にあるのは…。 二人の間に漂う、二人…続きを読む

冒頭から一気に引き込まれる世界観。一癖も二癖もある登場人物。
制限された文字数の中で展開される、濃縮還元された怒涛の物語。
読み始めたら最後……この物語に魅了されること間違いなし。