【ざっくりあらすじ】
実力があるのにぐうたらな生活がたたって破門を言い渡された師匠。師匠の破門を回避すべく、優秀な兄弟子とともに、不憫属性の持ちの主人公が怪異の謎を追う、中華風ファンタジーです。
【魅力ポイント】
実力はピカイチ。でも終始酔っ払っていまいち決まらない師匠・姚春燕。
美形で優秀な兄弟子・夏子墨。
純真でかわいい、
何だか近くに居てくれるだけで幸せになれそうな、
癒やしの存在・周燈実。
そして、主人公達が怪異の謎を追う中で登場する……可愛い子たち。
一体、何が登場するのか、是非読んで探してみて下さい。
私が一番推したいのはやはり主人公の朱浩宇。
途中から頭の中で「朱君」とついつい呼びたくなってしまう。
やることなすこと裏目に出てしまう、
不憫属性な秀才キャラ。
等身大の若さと人間みを感じます。
ちょっと俗な(?)思考に陥ってしまうこともありますが、
やはりどこか憎めない彼を、次第にあたたかい目で見守りたくなってくる筈!
【こんな方へ】
中華ファンタジー、仙侠モノが好きな方。
怪異と言っても、コメディテイストなので、
怖いのが苦手!という方も、
安心して読めると思います。
また、普段中華風の小説を読まない方にも、
是非読んでいただきたい一作。
中華ファンタジーならでは、といえ語彙も使われていますが、
しっかり説明されているので、
読みにくさは感じないと思います。
【仙侠】というジャンルがあるらしい。
しかも本場中国で大人気!?
読んでみたい。でも中国って聞くとなんだか難しそう…。
なんて思ったあなたに朗報です!
本作は仙侠の魅力をたっぷりと、しかも読みやすく伝えてくれる珠玉の一作。
仙侠初心者はもちろん、仙侠ファンも大満足のおもしろさ。
なにがおもしろいって、まずはキャラクターがいい!
美人なのに酒呑みで、ちょっと残念な師匠の姚春燕。
そんな彼女の世話を焼く弟子のひとり、イケメンの夏子墨。
そしていつもまわりに振り回されっぱなしの主人公、朱浩宇。
そんな彼ら。
姚春燕に出された破門宣言を取り下げてもらうため、幽霊退治におもむくことになったのですが…。
幽霊の正体は!?師匠の破門は取り消せるのか?
次々と巻き起こるトラブルに、ついつい空回りしてしまう朱浩宇の苦悩。
話の先が気になって、ページをめくる手がとまりませんでした。
新ジャンルが気になったら、ぜひ本作から読んでみてください。
皆さまは仙峡小説って読まれたことありますか?
わたしはなかったんですけど、中国ではすごく人気のあるジャンルだそうで、本作品もその仙峡小説となっております。
登場人物みんな漢字だし、難しいんじゃ……(ごめんね、babibuさん>_<!)と、思ってたら内実はまったく違います。
とにかく読みやすいですし、読めば読むほどに肌に馴染むといいますか、キャラクターがすごくいいんですね。
みんなそれぞれ違った魅力で作り込まれて、愛着が湧いてくる。笑いあり、笑いあり。ちょっぴり兄弟子への嫉妬あり笑
ほんとうに楽しくコメディ&ファンタジーに浸かり込んでました。
読んでいて、あ、これ中華エンターテイメントだとすぐに思いましたね。それくらい作品の雰囲気が素敵なんです。美麗映像も浮かんで。
とにかく読み応えたっぷりで面白いです。続きあったら読みたいなとか、ちょっと、他の方にも読んでほしいなと思いましてレビューを書いた次第です。
よかったよ〜
心よりおすすめいたします〜^_^⭐︎
仙侠モノが、カクヨムで読めるだと……!?
中国で大人気の「仙人が登場する」ジャンルで、なかなか日本ではお目にかかれないお話しです。
しかも、めちゃめちゃ面白いコメディで読めるなんて、これはもう読むしかないですよね。
お話としては、主人公である朱浩宇と、優秀な兄弟子・夏子墨を中心に怪異解決に挑むお話です。
ただ、もう本当にドタバタコメディ。なぜ怪異を解決しなきゃいけないのか、どういう怪異なのか。予想外の展開が続きます。
あと、主人公がいい意味で常識人かつ等身大の人間のため、周りに振り回されっぱなし。
「朱浩宇、頑張れ。読者は君の頑張りを知っている」という気持ちで、皆読み進めることになるでしょう。
最後のオチまで秀逸なので、ぜひ最後まで読んでほしい作品です!
朱浩宇は仙術の修行中。
師兄の夏子墨に仙術の腕は劣りながらも、ライバル心を燃やしながらも修行に励む日々。
そんな朱浩宇と夏子墨の師である姚春燕は、まさかの『怠惰』が理由により門派から破門される事態に!
呑気な師姚春燕と師を甘やかす夏子墨を尻目に朱浩宇は破門を回避する為に動き出す。
そう、人生において破門などと言う汚点は残したくない一心で!
怪異あり、バトル有りの、仙境ファンタジーですが、コメディ要素も豊富です!
もう、ついうっかり「朱浩宇のHPはもうゼロよ(泣)」なんて叫んでしまいそう。
作者様が丁寧に作り上げた仙境ファンタジーの世界をご堪能あれ――。
仙侠小説を知っていますか?
え?知らない?そんな皆さまに朗報です。
この作品は、そんな中華、仙侠ファンタジージャンルのお話。
師匠やその弟子、仙門と呼ばれる、所謂、仙術の門派に属する者が修行を通して成長をしていく物語。
しかしながら、主人公である朱浩宇と夏子墨の師匠姚春燕は、その怠惰な生活態度故に、彼女の師匠によって仙門を破門させられようとしていた――――。
実力と才能に優れた夏子墨と、プライドは高いが能力は低い朱浩宇。正反対なふたりはそれぞれの立場から、師匠の破門をなんとしてでも回避するため、何とか必死に彼女の師匠に拝みたおす。なんとか、破門ではなく幽霊退治の任務に変更してもらうことに成功した三人+αは、旅に出るのだが・・・。
物語に散りばめられた様々な伏線もさることながら、個性的な登場人物たちの魅力に、推しを作らずにはいられない!
バトルも見どころですが、それ以上にストーリーが面白いので、このジャンルの小説を読んだことがない方でも十分に楽しめる、そんな要素が盛りだくさんです。
空回り全開で残念な、朱浩宇。
なんでもできるスマートな天才、夏子墨。
存在自体が超絶癒し、周燈実。
師匠としては◎でも酒で失敗ばかり、姚春燕。
この中に、あなたの推しがみつかるかも?
ちなみに私は「朱浩宇」推しです(笑)
完結済みの物語ですが、ぜひとも続編を書いていただきたい作品。
皆さまも一度拝読してみてはいかがでしょう?
仙侠ファンタジーとのことですが、とても読みやすくてアッと言う間に彼らの世界に入り込むことができました。
謎あり、不思議な存在あり、戦いありでワクワクします。
主人公の朱浩宇は人間味あふれる人物で、自分の中の負の感情も隠さずに語ってくれます。そんな彼には思わず共感してしまいますし、ヨシヨシと言ってあげたくなるし可愛くて仕方なくなってしまいました。
その嫉妬の先にいつもいるのが兄弟子の夏子墨。顔ヨシ、頭ヨシ、性格ヨシ、才能アリの、正にスーパー男性でこちらもハートを鷲掴みにされてしまいました。
そんな二人の師匠である姚春燕は美人で優秀な師匠なのに、破門の危機に立たされています。それを回避するために向かったのが、今回の任務、女性の幽霊退治でした。
彼らが謎に迫っていく過程が楽しいです。
そして登場人物の一人一人の性格や心情描写がとても丁寧なので、読んでいてすっと心に入ってきます。
一緒になって悲しんだり怒ったり拗ねたりすることができて、気持ちがいいですよ。
彼らはそれぞれが抱えている過去があり、これから明らかになっていくのが楽しみです。必ず伏線回収してくださる作者様の力量は、他の作品でも証明済みです。
是非、みなさんも、この中華ファンタジーの世界観に足を踏み入れてみてください。
お勧めです!
中国滞在経験のある者です。
まさにこのような作品を、日本に来てからずっと探し続けていました。
中国Web小説界隈で今大人気な「仙侠」ファンタジー。
神仙や妖怪など人知を超えたものが度々登場し、東洋哲学の考え方をベースにしたファンタジーで、一時期は社会現象まで引き起こした中国を代表する現代の小説ジャンルです。
日本進出のあるものでは、『魔道祖師』や『天官賜福』や『羅小黒戦記』などが有名どころでしょうか。
今では星の数ほどある「仙侠」作品に共通して言えるのは、壮大な世界観と魅力的な人物設定で読者が幻想世界にのめり込むできることです。
本作はそんな中国の「仙侠」小説の魅力をたっぷり含ませて、日本人向けにわかりやすく書かれた作品です。
主人公は仙術という不可思議な術を学ぶ仙門の弟子。
彼は秀才なのですが、妖仙の血を引く兄弟子ばかりがいつも注目されていて、日の目を見ることがない。
なんと言ってもその兄弟子、見た目も性格も、仙術を学ぶ資質さえ揃っているというまさに絵に描いたような天才なのです。
しかし、世間から期待される兄弟子に闘争心を燃やしていたある日、怠惰な生活を送る主人公の師匠が仙門の一番偉い人物から破門を言い渡されます。
師匠が破門されるということは、そのもとで仙術を学んでいた弟子にとっても免れたいことです。
なんとか偉い人を説得し、師父の破門を回避せねば……。
むむ? 師父を救うには幽鬼退治をしてこいと?
そうと決まれば、師父と一緒にいざ幽鬼退治へ!! ――なに!? 師父はまだ酒を飲んでいるだって!
「師父! ねえ師父ってば! そろそろ本気出さないと、仙門から追い出されちゃいますよ!?」※ひとこと紹介文の和訳です。
そんな主人公たち弟子の悲鳴が聞こえてきそうですね。
カクヨムに爆誕した珠玉の中華ファンタジー。必見です!!
舞台は中国。
といっても、中華風というよりは、『仙侠』というジャンルなのですね。今回、初めて知りました。
道士や仙人、幽鬼などが登場します。
なんとなくイメージはあれです。キョンシー。……え。古いですか?じゃあ、『封神演義』。あ、これも……?
まあ、とにかくそんな世界観です。
主人公は、朱くん。彼は大変な努力家であり秀才でもあるのですが、兄弟子(同い年なのに、誕生日がちょっとだけ早い)の夏くんに敵意むき出し。
彼が活躍しそうになれば「失敗しろっ」なんて願ってしまう、大変人間臭い青年です。
一方の夏くんは、というと。
超絶美貌の持ち主で、一門からの期待もあつい高能力者。
と、いうのも彼、妖仙の血が入っているようで……。ちょっと普通じゃない。
そんな朱くんと夏くん。
師匠の姚道士が、いろいろあって酒におぼれ、破門の危機です。
……いや、いつでも酒ってあれですね。あぶないですね。わが身につまされる思いです。酒はほどほどに……。
そんな師匠を救うため、師匠の師匠が命じる幽鬼退治に向かうのですが……。
ここでも、朱くんと夏くんの個性が現れるというか……。
幽鬼退治にも違いが出る。
なるほどなぁ、と妙に納得したりしました。
連載中は一話ごとに「作者からのお知らせ」というのがあり、「ちょっとした注釈」「ミニ情報」なんかもあって、あれも面白くて……。
しまった……、連載中にレビューを書けばみんなに読んでもらえたのに、なんて今頃後悔しています。
いや、でも、どうやら作者様にお願いしたら続きが再開するようなので。
そのあかつきには、きっとそれも含めて読めること間違いなし。(たぶん)
ぜひ、みんなで「お願い」しましょう。
中華ファンタジーがお好きな方に、お勧めしたい一作です。
みなさんご存知でしょうか、仙侠。平ったく説明すると中華ファンタジー。中国伝統の道教的思想をベースに、あやかしや鬼が出たりする世界観…だと思います、平ったく言うと。自分も、この作品で触れるまで仙侠というジャンルを知らなかったので、にわかファンなのですが……!にわかファンを生み出すだけの楽しさがこの物語のなかにはあります!! 中華というと後宮モノがまっさきに浮かぶ方も多いかもしれません。でも、ぜひ仙侠を新しい選択肢に入れていただきたい。
メチャメチャスマートな兄弟子、才能あるのに滑り気味な弟弟子、色々モンダイありな美人師匠。という魅力的な構図も本作のポイント。コンテスト用のボリュームで一区切りなさるご予定と拝見しましたが、ぜひ世界観全体をロングレングスで楽しみたい!! そう思わせてくれる作品です。
仙侠、流行らせましょう。