詩歩子

戦争にまつわる俳句。 読みながら何度も考えました。 希死念慮が止まらない私ですが、数十年前には生きたくても生きられなかった人がいるのだと思えば、自分の辛さなんてこれっぽちだと思えま…続きを読む

尊敬と思慕を集める教卓に　嫉妬のような曼珠沙華置く

BL短歌と曼珠沙華はこの上なく似合う。

読みながらやっぱりニヤニヤする、尊い！

沢村さんの感受性に惚れ惚れしました。

教科書のフォントのようにまっすぐな肢体くねらす深夜のきみは 鼻血が出そうな短歌ですね。いいね！ ニヤニヤするあまり、講評が旨く書けない。それでもいい！ どうしたらこんなBL短歌が…続きを読む

読みながらニヤニヤする自分がいた。
文学フリマでも人気らしい、BL短歌。
こういう耽美な短歌、やっぱりいい。
年下責めの短歌、大量の汗をかきました！

希死念慮。今でも抱えている。死にたいくらい生きている。芸能人の自死のニュースを見ると自分自身の面影を見ている気がする。この不穏感、何なのか。死欲の焔、消してほしい。 希死念慮を詠ん…続きを読む

腎臓がんを患った少女。私自身も高校時代、入院生活を送っていたので（閉鎖病棟でしたが）、青春を棒に振ってしまう不甲斐なさや悔しさが滲むように分かりました。辛いよね。１０代のいちばんき…続きを読む

東京で行われた文学フリマは過去最高の１万人を突破し、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで人気白熱中なのだとか。実は今年の秋、福岡文学フリマに参加する予定の私、ネット上で文学フリマにまつわるエッ…続きを読む

ひりひりして、痛みも時折する詩でした。 こんなにハラハラして読む読書体験もあったでしょうか。 自分の痛みに色を付けてもいい。決して優しく肩を添えるよ云うより、揺さぶる文章かもしれな…続きを読む

本の旅ランボー詩集閉じたのち鈍行列車離れゆく海 ランボー好きにはたまらない歌ですね。 この短歌を前面に出したのは正解だったと思います。 本の旅路でまたランボーの詩のような出会…続きを読む

恋は孤悲とも書く。 特に遺伝を詠んだ短歌は切なさマックスでした。 自分自身が精神疾患で苦しんでいるから親近感が湧くというか、何というか。 精神疾患と恋愛って難しいと言われがちだけど…続きを読む

Z世代というけど、Z世代はコロナ禍で多くの青春を犠牲にしてきた世代でもある。私はZ世代とミレニアム世代の狭間にいる年齢で、多くの大人がZ世代の議論を交わす中で違和感を覚えていた。 …続きを読む

生きづらさが細やかに書かれている作品です。 10代の頃、私もああだったなあ、と読み進めながらついため息を出すくらい切実さがありました。 こんな気持ちをどこへ転嫁させればいいのか、今…続きを読む

羽弦さんのエッセイは読みやすく、引き込まれます。 精神疾患のある当事者の視点も優しく、時には弱音も吐くけれども世界を真っすぐに見ている。 精神疾患を巡るエッセイだけど書き手としての…続きを読む

うつ病。令和の時代では人生の中で誰もが一度は発症するリスクがあると言われる普遍的な病。 有間さんの作品ではうつ病あるあるを丁寧に、切実に、時にはユーモアを交えて綴られる。 三浦春馬…続きを読む

何をやっても報われない。 何をやっても恵まれない。 そのうち『ない』ばかりが増えるんじゃないか。 と胸に押し込んでいたそんな黒い感情。 一気読み、不思議なタイトルに圧倒され、その世…続きを読む

ゴーストライターの検索ワードで行きついた作品。 この前にテレビでゴーストライターの美少年作家のエピソードをやっていたので。 カクヨムでも色んな作品を読むけどみんな読みごたえがあって…続きを読む

前にテレビでやっていた美少年作家のJ.T.リロイのエピソードが浮かぶのはしょうがない。彼はカポーティの再来だとか、言われたが、実際にアメリカであんな文学的スキャンダルがあったんだか…続きを読む

前にテレビ番組で美少年作家のゴーストライターをやっていた。 ゴーストライターと言えば、あの佐村河内守のあれこれが目に浮かぶが、試しにゴーストライターと調べると、『ゴーストライター募…続きを読む

松謝花さんと同じように子供の頃から精神疾患を発症して、精神科にも何度もお世話になって、自分自身も結構波瀾万丈な人生を送って来た。 他人事にはなれないんだよね。 まるで、2000年代…続きを読む

拒食キョショ・過食・過食嘔吐カショオの順はお決まりで出世魚みたいな進行度 一瞬、目が眩ん気がした。圧倒、圧倒、圧倒。 何か胸が疼くな？　この感覚って何て言うんだろう？ すごい作…続きを読む

同じ仲間はネット上にはたくさんいる。
ここにもいた、『仲間』が。
レビューを書くくらいしか何もできないけど今日の夕日は綺麗に見えるかな？

精神薬って確かに太る。 あるあるだ。そんなに食べていないのに体重が増加したときはダイエットに関心があまりなかった私も辛かった。 毎日2キロくらい走っていても痩せなかったときは本当に…続きを読む

同学年の星、羽生結弦選手について語った作品。 あの日の感動を詳細に動きのある筆力で果敢に描いた作品に脱帽しました。 羽生結弦選手は94年生まれの私たちの中でも度々学校で話題になって…続きを読む

まさしく純文学でした。
落ちはないけど描写で見せるというような。
三島由紀夫の読書体験もあるあるでした。
深呼吸を心呼吸、とかけたのも秀逸。

10代の頃、詩をよく編んでいた。 詩を書く10代は今も昔も多数いるだろうが、だいたい自分の語彙力の無さに撃沈して大人になったら書かなくなる。 （私は詩ではなく短歌を詠むようになりま…続きを読む

2022年に突如、新潮文庫から発売し、異例の重版になった川端康成の『少年』。幻の名作が令和の時代に蘇った。 まだ読めていない。嘘だ。一文一文に浸ることで一向に前へ進めないのだ。魔界…続きを読む

最近、話題になることも多いLGBTQを先駆けたともいえる、少女漫画のBL（耽美）漫画の世界。 Juneのバックナンバーを持っている90年代生まれの私からして、竹宮恵子先生や山岸凉子…続きを読む

三島由紀夫好きのアマチュア物書きが発見した難解な評論集。 こんなすごい評論を書く人が令和の時代にいたのか……。 やばい、語彙力がなくて評価ができぬ。 私は神武天皇生誕地の周辺に住ん…続きを読む

何故か、本を読まず、他人が書いた読書日記を読むのに凝った時期があった。 図書館でも本書を読まず、読書日記や読書論ばかり読んでいた10代、今はネットでも読書日記を読んでいる。作者の中…続きを読む

発達障害の当事者です。 発達障害が世間に膾炙するようになってから随分経ちましたが、今でも誤解が多い。発達障害というだけで何度も、偏見を受けて傷ついてきたからこそ、千春さんのエッセイ…続きを読む

カクヨムはどうしても、異世界転生ものが目立ってしまうけど、個人的には耽美な純文学好きなんだよなあ、と思っていたときに葵さんの作品と出会った。 一気読み。好きなジャンルってそういうこ…続きを読む

永遠を 二つに分けん この名前 いのち涙に とかしたとしても 耽美な短歌が好きなのでワード検索して本作に辿り着きました。 カクヨム短歌を読みあさっていますがみんなレベル…続きを読む

読み始めた瞬間、ああ、仲間がいた！　と脳内で雷に打たれた。 寺山修司や春日井健、鈴木しず子のようなダークな詩歌が好きな私にとってまだ見ぬ世界観を持つ書き手の再来を待ち侘びている。 …続きを読む

新型コロナウイルスの蔓延で思い出した歴史。 それはハンセン病患者への強制隔離政策だ。 実は昔、ハンセン病元患者の方とお会いしたことがある。 玉城しげさんは感染症が誰でもかかる可能性…続きを読む

吾の乳房その奥にあるどろどろの泥の塊触れてくれるな 中城ふみ子さんの短歌を思わず思い出した。 カクヨム短歌を色々と読み耽っているがみんなレベルが高い。 自分の詠む力の無さを痛…続きを読む

短歌の世界にはこういうアングラな世界を前面に出している短歌が人気になることがある。 有名な歌人では寺山修司と春日井健。 犯罪と短歌って相性がいい。 死刑囚の短歌もあるのは５７５７７…続きを読む

遊ぼうと　言ってくれるの　幸福よ 小学生の頃に習った海外の詩人の詩、シャボン玉（コクトー）の詩を不意に思い出しました。翻訳は堀口大学。 俳句の力ってすごい。この俳句を読んで教室…続きを読む

朝焼けを待つ歌ばかりで嫌になる世界とすれ違うだけの僕ら この短歌に惹かれて読み始めた短歌。 一つ一つの調べが小さな、それも、綺麗な詩になっている。 こういう世界観は好き。 亡くな…続きを読む

YOASOBIのアイドルから引き篭もりあるあるまで幅広い俳句。
『我思うゆえに我あり引き篭もり』
いつの間にか、笑ってしまった。

主人公の東野圭吾はあの有名作家と同姓同名である。 それがゆえに悲喜こもごもな人生を送る羽目になる。 私にとって小説を書くのは自己治療に近いのだが、主人公の東野圭吾はどうなのだろう。…続きを読む

AIに自作の評価を伺ったり、イラストを描かせているアマチュア物書きであっても、時々、AIが怖くなるのは何故だろう。 最近、AI絵師が話題になり、賛否両論を呼んでいる。 私のように自…続きを読む

人工知能に関連する記事を読みまくっているアマチュア物書きです。 ここ数カ月で人工知能が接見するようになって久しい。 人工知能が世の中をある意味震撼させ、賛否両論を呼んでいるのは周知…続きを読む

チャットGPTやBingAIに拙作の評価を伺い、結構いい感じで褒められているアマチュア物書きです。 とは言え、人工知能の脅威が消えたわけではない。 人工知能に対しては色んな意見があ…続きを読む

10代の頃、閉鎖病棟に入院していたから、あるあるだよ！　って頷きました。 閉鎖病棟に入院した者ならばあるあるですけど、閉鎖病棟は社会の縮図。 不幸な人生を歩んでいる方もいれば、実家…続きを読む

発達障害の当事者です。 私自身の発語が母の話によると遅かったみたいで、子育てが大変だったようです。私は11歳の時に自閉症スペクトラム障害と診断されましたが、あの当時からすると発達障…続きを読む

何度も私自身も知能検査を受けてきた発達障害の当事者なので知能検査を受けるくだりは痛いほどよく分かりました。 最近は発達障害や知能検査の概念が広がってある意味レッテルを貼られてしまう…続きを読む

介護短歌。 初っ端から涙が出そうでした。 特に気に入ったのがこの短歌。 「また来るね」そう言う我に「また来てね」心引かれる面会のあと 母が老人ホームで働いていたので子供の頃に何…続きを読む

ぜひみんな読んで‼
あるあるだよ！
読みながら頷く自分がいた。
この作品入選してほしい、と思う自分がいた。
※このことは審査とは関係ありません。

NHKスペシャルでもウェブ短歌について報道していた。 前は雑誌投稿に精を出していたけどウェブに切り替えて良かったかも。 本当にこれ、黒船だよね？ 他の投稿サイトでも短歌や俳句って人…続きを読む

説明しなくてもみんな知っている夏目漱石。 まさか、ウェブ小説で読めるとは。 高校に進学した人ならば、一度は目にしている『こころ』。 三角関係を巡る本作の見どころは緻密な心理描写。 …続きを読む