古来より、日本人というものは、歌を詠むことで相手に想いを伝えたり、風流をたしなんだりしたものです。 こちらの作品は、そんな短歌がたくさん詰まっており、これらの中から自分の一番の短歌を探すのも楽しい作品となっております。 そして、短歌は詠むという字を書くように、できることなら口に出して短歌を詠んでいただければと思います。そうすれば、よりいっそう美しい31語が織りなす情景が、きっとあなたの脳裏に鮮やかに浮かび上がることでしょう……。
短歌集ですポエティック、ロマンティック、ほんのわずかルナティックランボーはマルセイユで死んだが墓はパリにあるそうだちょっとフランス行ってくるそんな気分になりました
梟の瞳に月の満ちてゆく…の句が響きました。静かで光度が抑えられていて、一連の歌の中で挿絵のような効果を生み出していると感じました。
どれもその2人の繰り広げるシーンが思い浮かぶようで、言葉の一つ一つが生きているように美しいです。ロマンチックではない自分ですら、いつまでも、ロマンチックな余韻に浸れるような素敵な作品です。
本の旅ランボー詩集閉じたのち鈍行列車離れゆく海ランボー好きにはたまらない歌ですね。この短歌を前面に出したのは正解だったと思います。本の旅路でまたランボーの詩のような出会いをしてみたい。そんないい衝動に駆られたような短歌集でした。
心にすっーと入ってきました!キュンキュンしました。やさしくて、女性が書いた物語かと思いました!作者さんのストーリーならなおいっそう興味あります!\(^o^)/二人の仲の良さが伺えて、素敵な短歌を拝見いたしました!ありがとうございます!
短歌は専門ではありませんが、情景を素直に詠まれた歌集だと感じました。そして、言葉の端々から感じる共感性。多くの人に「あるよねえ」と感じさせられる情景が詰まっています。