日乃本　出（ひのもと　いずる）

　古来より、日本人というものは、歌を詠むことで相手に想いを伝えたり、風流をたしなんだりしたものです。 　こちらの作品は、そんな短歌がたくさん詰まっており、これらの中から自分の一…続きを読む

　冒頭の出会いのシリアスさから、コメディ寄りに転調し、そしてまたシリアスを匂わせる展開が、読者の心を物語に惹き込ませてくれます。 　ひとこと紹介にもあるとおり、メインの登場人物…続きを読む

　愛情と一口に言っても、その表現方法は、その人によって様々なものとなっています。 　それは時に、優しい表現であり。 　それは時に、激しい表現であり。 　それは時に、愛おしい表現…続きを読む

全編を通じて、少し難しい文体のような感じをうけるかと思いますが、読み進めていけば、それが気にならなくなるほどの、作者様の幻想的な世界が繰り広げられていきます。 人との出会いは一期…続きを読む

　全体的に読みやすく、とても穏やかな文体で構成されており、非常にススッと読むことのでき、日常の喧騒の合間にのんびりとした空気を味わうことのできる作品です。 　どことなく、懐かし…続きを読む

　カクヨムを利用しての、様々な試行錯誤や、創作に関しての作者なりの考え方や、作品に触れていくうえでの作者なりの感じ方というのが、あますことなくそこかしこに散りばめられているエッセ…続きを読む

　まず最初に、言い訳じみたことを言わせていただくと、短編（ショートショート）をレビューするということは、とても難しいものです。 　その理由は、普段から読書を成されている方ならわ…続きを読む

　ショートショートという作品の性質上、レビューにあまり詳しいことを書いてしまうと、それ即ネタばらしになってしまうため、詳しいことは割愛いたしますが、この作者様のショートショートは…続きを読む

　ショートショートで最も大事な要素のうちに、意外な結末（秀逸なオチ）が必要だというものがあります 　この作品は、その意外な結末をわかりやすく体現していらっしゃると思いますので、…続きを読む

　人にはどうしても譲れないものといいますか、とにかく、絶対に変えられない性格というものがございます

　それを意識して、この作品をご覧いただくと、いっそう楽しめるかと思います

　新鮮なアイディア・完全なプロット・意外な結末 　これら三つの要素を兼ね備えていて、それを少ない文字数で表現する――それがショートショートという小説のジャンルです 　この作品は…続きを読む

　短編賞への応募をされているだけあって、余分な事を可能な限り排除した、すっきりとした文章量と、それに伴うすっきりとした読了感を得られる作品でした

　異常なほど？（とはいっても、シングルファザーはえてしてそうなりがちなものかもしれませんが）の溺愛ぶりを見せる、二足歩行のでかいネコであるケットシーの父親の『正宗』と、ネコミミ＋…続きを読む