読者に徐々に犯人像を浮かび上がらせ犯人がわかった時にタイトルの意味がわかる仕掛けが面白くて何度も読んでしまいます
これは罠だ!殺人事件にまきこまれた主人公は真犯人を突き止めるために考える。そんな彼が秘密を知ったときにとった行動とは・・・しっかりした文章。タイトルの秀逸さ。そして終わり方の気持ちよさ。続きが気になる!?いえいえ続きは皆さん知っているはずです。
非現実さはあるが、設定としては面白い。また、その設定をこの短い文章上で上手く使用し、ミステリ特有の読んだ後のスッキリ感が出ていてよかった。
ショートショートという作品の性質上、レビューにあまり詳しいことを書いてしまうと、それ即ネタばらしになってしまうため、詳しいことは割愛いたしますが、この作者様のショートショートは、物語の構成という点で、非常に参考になるかと思います 秀逸なプロットによって、アイデアを活かす術を学ぶことの出来る、実に良質なショートショートと言えましょう。必見です
クリストファー・ノーラン監督の『メメント』で前向性健忘は一気にメジャーになりましたが、それをうまく使ったサスペンスでした。サスペンスフルな雰囲気と、前半と後半のからませかたがおもしろかったです。第1回無貌賞へのご参加ありがとうございました。https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054897276302
ある記憶喪失の男が気がつくと、そこには死体が転がっていた——身に覚えのない殺人に、その男は、疑問を抱かずにはいられなかった。掌編として過不足なく仕上がった作品ですので、詳しくは語れません。是非、一度読んでみてください。
短時間で読める、にやっともピリッともくる良作。
設定が良かったです。場面の切り取り方も、些細な描写も。ただ前半の段階で少しオチが読めてしまったのと、少し気になるところがあったかな、と(ネタバレになりそうなので書けませんが……)。それでも、最後まで楽しく読むことができました。終わらせ方もいいですね。あれより前でも後でもなく、あそこで終わるのが。とても参考になりました。ありがとうございました。追記:後からタイトルを見直して、なるほどなと。タイトルも込で素晴らしいと思いました。
この発想力に脱帽!
文章に偽りなしでした。タイトルも紹介文も、本編を読めば、「確かにその通りだ」と納得できます。
まず、すんなりと情景と心情を浮かび上がらせてくれる文章力。明示されるミステリアスなシチュエーション。続きに引き込まれていくうちに、綺麗に完結するシンプルな構成。それがこの短さにまとまっていることが、とても素晴らしいと感じました。
完成度の高い作品。星新一を思い出しました。
確かに題名通り。そして、無限にループするストーリー。 一体どんな思考をすればこんなことが思いつくのか? そしてプロットはどう組み立てたのか? 作者の奇抜な発想に、まだ読んでいない人は唸ってみては?
読んでいる内に何か燻るものが現れて、ラストで一気に解放されますね。手軽で読みやすいというのも素晴らしいです。思わず他人に薦めたくなる作品ですね。
ミステリーのことはほとんど分からない人間ですが、本作品は謎解きよりも、作品そのものの構造が肝という独特な雰囲気を持った作品です。
タイトルと設定を併せて考えると「事件」そのもので何が起こっているかはある程度予測がつくと思うんですが、そこの予測がついたと同時に、なぜそれが起こったか、つまりいわゆるホワイダニットについて、「この条件で納得いく回答は成立可能なのか?」と思ってしまうところがあります。が、これが成立すんのよ。参りました。読みましょう。
ミステリーと言う事で、詳細を書いてしまうと完全にネタバレになってしまうのですが、最後まで読んだ後の余韻が今までになく異様な雰囲気の作品です。確かにこの事件の真相自体の想像はしやすいかもしれませんが、それを示す証拠は何か、もしくは……。「記憶」と言うたった1つの要素が欠落しただけで、ここまで恐ろしく混乱極まりない事態が生まれてしまう……深読みすればするほど、推理と言う概念を惑わされる、まさにこの作品こそ新感覚のミステリーと言うものかもしれません。
男が父親の死を見つけてから始まる物語です。いやー、まさに自己完結した話ですね。タイトル通りであり、また新たな世界が広がって気がします。本当にいい掌編でした、ありがとうございます。次の話にも期待して、星3つ送らせて頂きます。
ショートストーリーなのか、ものすごく長い物語なのか。不思議な感覚に陥る面白い作品です