作品拝見させていただきました。どんな日も自分を愛することなんて容易いと言う君の指先自分を愛すること、他人に愛されることが重なっているこの一首が素敵だと思いました。描写するシーンで伝える方法はいくつもあるけれど、この一首では指先という一語にたくしている気がしました。
朝焼けを待つ歌ばかりで嫌になる世界とすれ違うだけの僕らこの短歌に惹かれて読み始めた短歌。一つ一つの調べが小さな、それも、綺麗な詩になっている。こういう世界観は好き。亡くなった萩原慎一郎さんの短歌を思い出しました。