八百本 光闇

俺は昔から生きる理由を見つけられず、“死にたい”という想いを抱えていた。 昨夜、なんとなく散歩に出た先で、不思議な人から不思議な“安楽死の薬”を貰った。 その薬を使うか否か考えて…

ヤケクソに生きる女が一目惚れした妖艶な既婚者は、 破滅への道なのか、救いのマリアなのか。

高校生の満月は歳後の妹、日和がコンプレックスだった。彼女は満月にとって眩しすぎる光たっだ。

目の前で、田中さんの可愛い顔が潰れたので、私は明日も生きていける気がします。

「僕は、孤独を原動力に小説を書いているんです」 新人賞を獲得し、乗りに乗った気鋭の小説家、K。 彼の才能を羨み、妬む主人公。 目標は、彼から孤独を取り上げ、小説を書けなくするこ…

カエルに話しかけられたので家に連れて帰ると、自己肯定感をあげてくれました。だいしゅきだよ同居人より

深い海の中、わたしは物思いに耽る。 ずっと一人で。わたし自身を忘れながら。 とても簡素で表面的な海のお話。 海のことなんて、文章にはとても変えられないのだから。

短編です。 深い意味もないです。 続きを書く気も前日端を考えるつもりもないです。 ただ登場キャラクターは無駄に造ってあります。

たった1台のラジオがおれの人生を奪い去っていった。

太宰治「人間失格」に関する考察（私の感想）である。 もしかしたらこの界隈では全然違う考えが主流だったり、逆に丸被りしたりしているかもしれないが、素人が一から考えたものなのだ。許し…

私は妻の頬を打った。ぱちん、と冷たい音がした。もう一度、その頬を繰り返し撃ってみた。ぱちん、と今度はやや熱っぽい音がした。妻は、動く様子がなかった。私は、再び同じ頬を打とうとして…

これから死ぬぼくの朝。もう死んだぼくの告別。悪くない朝の死。

まちあわせの時間って怖いよね

　昨今、世間では差別問題が広く議論されている。しかし、差別とはそもそも何なのか、何故なされるのか、そして、「そもそも無くすことができる類のものなのか」。 　本作では、認知心理学や…

お時間は取らせません。まぁ見ていってくださいませ。

【再び、あの街へ汽笛が響く。】 2020年3月14日、常磐線、浪江 - 富岡間復活、全通。 9年ぶりに軌道を軋ませ、汽笛の音はあの街に戻ってくる。 分断された鉄路を巡る、ある兄妹…

とある小国を共同で攻め滅ぼした陳の国と萬の国。だがその戦後、両国に亀裂が走り、やがて戦争に発展する。攻める陳軍、守る萬軍、双方が知恵を凝らして戦う。

「雨石穿」という仮面を外した人物の碌でもない日誌。

矛盾の塊である俺。俺と思想は一緒だが、決定的なモノが違う少女。どうぞ。

夏休み中のある日。何もかも無気力な少年・来栖頼都は、友人の尾鷲永輝に呼び出される。 陽の光が燦燦と降り注ぐ中。田舎道を自転車で疾走し辿り着いたのは、山の入り口から程近い洞窟。 そ…

瑠璃が見る夢はいつも同じ。地獄の風景であった。それを除けば彼女は一般的な女子高生だった。 止まない雨が続くある日のこと、誤って階段から落ちた瑠璃。目が覚めると夢で見ていた地獄に立…

　読書好きの読書日記です。その日読み始めた本と作者、または途中経過、読み終わった感想をつらつらとテキトーに書いていきます。 　だいたい歴史とか、軍事とか、経済とか、政治とか、心理…

自分で書いた小説の文体や語彙に注目し、改善点を探ります。

既婚者の俺は誰にも秘密にしている障害がある。 偶然広告で知った医師に治療を頼もうとするが……

sexとチョコレートは似ている。✳︎軽い性表現があります。

色覚障害を患っている真白彩葉（ましら いろは）はある日の美術の授業が原因で学校に来れなくなってしまった。

富豪に雇われ、ダーティワークに勤しむ藤原の息抜きは、お気に入りの喫茶店で一服すること。美しくおいしいスイーツを味わって脳内麻薬を奔出させるのが唯一の愉しみなのだが……。

辛口コメント企画が招いた悲劇or喜劇。一番、悪い奴は誰だ？ あなたは、きっと本作の登場人物に、１０％の共感と、９０％の反感を感じるでしょう。

【ほぼ毎日更新してました】みしょうかんの日常を綴った日記。 自分の学校生活でのことから趣味・執筆に関してまで幅広く、別の言い方をすればとりとめもなく書いていこうと思っています。

『諦めない心』より抜粋 「この花は山でしか咲かないんだ」 「お前がやっても無駄さ」 「諦めるんだ」 それでも、女の子は諦めずにせっせと種のお世話を続けました。 そんなある日女の…

　2020年代以降の人類が宿すようになった「遡臓」という臓器は、前世の記憶を貯蔵する役割を持つ。遡臓を持つ人間の多くには前世があり、遡臓が活性化すると前世の記憶を思いだす。 　…

執筆当初、齢14の中学二年であった作者が東日本大震災のとき、一体何を思い、何をしていたのか。 8年目の3.11になって、ふとあの頃を追想する。 そして、2019年の春休みに父と訪…

　カクヨム読者・作者にケンカを売るという炎上商法的な作品です。 文章が下手な人間がそれを棚に上げて、自分の評価が低いのは、周りのみんなの基準がおかしいのだとわめいていきます。 …

　！注意！　この作品は「リョナ」という、特殊性癖を扱うものとなっています。一言で言えば「猟奇的で残酷」ですので、特に理由なく閲覧することは推奨いたしません。普通の方は気分が悪くな…

お前の親友が、機密データを持って逃亡した――そう告げられた主人公、瀬川篤（せがわ・あつし）。彼は軍属であり、同じ部隊にいた親友の谷修也（たに・しゅうや）が脱走したことから、その追…

【初めて訪れてくださった貴方様へ】 　よろしければ、『Ⅰ』と『Ⅱ』の【プレビュー】にお目通しくださいませ。 　Love to BraveⅠ　前編　～勇者と姫～ 　人類が〈ス…

二十代も終わりに近づいた池原悦弥は、起伏に乏しい社会人生活を送っていた。 仕事へのモチベーションは低く、恋人もおらず、その日その日を適当にやり過ごす日常には、刺激や生気が不足し…

そこは科学と魔術が二分された世界。 2つの勢力は幾度となく争いを繰り返し、その度に疲弊した彼らは最終的にある取り決めを定めた。 お互いが一人の代表者を出し合い、その決着を持って…

寒い時は鍋に限るね。心も体もぽっかぽかになる。

ある気象予報会社のトイレに幽霊が出るとの噂。 一方、その社の予報の適中率が百パーセントになった。完全に当たる予報なんてありえない。 調査を命じられた担当が探り当てた真実とは? …

注↓2022年度分からこのエッセイで書くことにしました！！ コンテスト情報のみを他作品として独立させました。 https://kakuyomu.jp/works/11773540…

お前の余りある才能は、ここではない場所で活かすべきだ。単純にそう伝えられればよかったのに、俺はこんなやり方しか選べなかった。 結局は甘えていたんだろう。 それでもお前とは、…

ひょんなことから異世界に転移する事になったとある世界の魔王。 彼は異世界で目指したのは『世界征服』でなく『世界平和』だった。 最強から最弱に堕ちた魔王は異世界で悪を倒して正義の…

王子に婚約破棄された令嬢はその場で――― なろうからの転載です。

オレオ