「☆がつかない作家の苦悩」

作者 ハイロック

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★★ Very Good!!

 最初はネットの大海に埋もれてしまった良作探しの箸休めとして見始めたのですが、ファンキーでかつ歯に絹着せないコメントの数々は他の方が仰っている通りホントに痛快で笑えます。

 例えるならめっちゃいい音が鳴るスリッパでスパーン!って叩かれた感じ。なんかこう…嫌悪感を感じないというか不思議と気持ちが良いんですよね。

 何かを批判するのって、何かを褒めちぎるよりも100倍気使うし度胸がいるじゃないですか。
 何がダメなのかをちゃんと明確に相手に伝えた上で改善案も提示しなきゃいけないわけですから。ましてやちょっとしたことで火が付いちゃう今のネット社会だと尚更……ね。

 でも作者様は『そんなこと俺が知るか!』の精神でブレずにありのまま感じたことを文字にして伝えてます。今時珍しいタイプの方です。


 それがこの作品の魅力であり、自ずと作者様の魅力になっています。
 カクヨムの運営様も評価欠乏症に悩むクリエイターの皆様もこういう読者の存在をもっと大事した方がいいと思いますよ。


てなわけで以上!

Good!

 エッセイは日記ではない。両方とも事実に基づくことを書くが、エッセイは他人に読まれることを前提とする散文だ。他人に読まれるということは、例えば情報に客観性を加えることで自分の内と外で何が行われたかが論理的に明らかであるように構成したり、文章の物語性を演出することでウィットに富んだ面白さや教養で読者を楽しませたり、そうしたい意向が働くものだ。自分だけの記録なら詳しい説明などいらないが、SNSで文章を明らかにするとなると不特定の人間にそれを読まれるので、本人の意向がどうあれ文章は「誰かに伝わるもの」になる。そのため不特定の目が気になって、読まれる文章の表出が快として伝わるように、整えたり当たり障りなくしたりしてから公にする。
 ところがこのエッセイでは、著者ハイロック氏(以下敬称略)がきわめて自分に正直であることを貫き、自分が感じて取った心の湧出物を捉えて言葉として離さぬように指先を跳ね続ける。誰かの為としてお上品に大衆に飾らずおもねらず、自分の思いを泥臭く突進していく。自分が価値を見出したものを前提にすることで他者と相克する事態を恐れない。なぜか。それはハイロックが怒っているからだ。「自分はこんなにも怒っている!こんなに真面目に怒りを覚えている!この怒りのさまが世界の此処にあることを知れ!」怒りは視点を主観的にさせ、文章は我がままに迸る。当然文章の体裁や間違いなんか気にせず、勢いに乗っていく。「ディスって暮れていいので」と、作品紹介文からもう記述が間違っているところからして、そんなもの気にすまじと言わんばかりのハイロックの情念の強さがどの様なものなのか、片鱗が見える。ハイロックは怒りを許しているので、結果エッセイというジャンルにおいて特異な作風を得るに至った。
 歯に衣着せぬ言葉というのは、そのまま説得力として押し通せる破壊力を持つ。『“トークの帝王”ラリー・キングの伝え方… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

最初は、普通のエッセイだったようですが、途中、我が身を顧みずに他作家の作品をぶった斬りはじめてからが、著者の本領発揮です。

この手の批評企画は不快なものが多いのですが、客観的なふりを装う上から目線は全く無く、ひたすら独断と主観により、好きか嫌いかで判断する。

誤字があろうと、プロ的な書き方規則を守ってなかろうと、面白いものは面白い、つまらないものはつまらないと、本音を語る。

その語り口はユーモア満載で、得てして、作者がつまらないと評価した作品ほど、逆に活き活きとした文章になっていたりするところが魅力です。

本なんて結局の所、面白いかつまらないか。そして、それは、人によって違う。

そんな、アタリマエのことをアタリマエに語るエッセイです。

★★★ Excellent!!!

「クソッタレ!なんでこう頑張って書いているのに星がつかねぇんだ!」

…カクヨムユーザーなら誰でも一度は思う心の叫びを代弁してくれる。

良作を残しても、星が付かなければ何も意味がない、書籍化は遠くなる一方…

だれか星をくれよ!レビューも!

そんな私たちの心の思いを代弁してくれる作品、一度読んでみると力が込み上がって来るのが分かります。

是非一度読んでみてください!

★★★ Excellent!!!

ディスりというと、なんだか悪い印象を受けるかもしれない。けれど、この人のディスりは謎のカリスマ性により、不快感をあまり感じません。それに遠回しに作品紹介もしていますので、気になる作品も見つかりやすい。ある意味新しい宣伝方法なのかもしれません

★★★ Excellent!!!

初めて作者様のお名前を拝見したのは、自主企画だったと思います。
自主企画名は、『作品をディスられたい方 募集中(いるのかそんなん)』

「え。いや、ほんとにいるの、そんなん」と、とびっくりした覚えがあり、さらにそこに参加されている方の数の多さにまた驚きました。

え。ディスられたいの? みんな、どうしたの、と。
先日ようやく拝読し、納得。

作者様は、『ディスる』と口汚くおっしゃりながらも、そこにはしっかりとした物語への愛情と、書き手への激励があり、読んでいて本当に痛快でした。

……正直、へんてこりんな評価シートをもらうより、この作者様から指導を頂いた方が勉強になるのではないかとも思います。
男気溢れる作者様の『有言実行』の姿勢にも感動です。

※ただし、私は気が弱いので、作品読んでください、批評してください、という勇気はありません。
みなさん。自己責任でご参加を。

★★★ Excellent!!!

最高傑作、超面白いと信じて小説を書いてはいるのですが、やっぱり自分一人で書いているだけじゃ、どうしても見えない事実もありますよね。
自分の小説も喝を入れていただき、もう一歩、面白さを増すことが出来るような気がしてきました。
正直、あんなに丁寧に読み込んでくれるとは思いもしなかったので……
大変参考になりました。
どうもありがとうございます!

★★★ Excellent!!!

作者名に恥じぬロック溢れた評論? 持論? よくわかんないけど
とにかく読む価値ある! 色々と既存の殻をぶち割った怪作です。

ところどころ、ものすごく核心を突いている。

言葉は乱暴だが、全編人間(他人)に寄せる愛がある。
古き良き下町の親父のような、作者さんの人柄でしょう。
ホットな気持ちにさせてくれる作品? です。

カクヨムっていいな。捨てたモノではないな。
そう感じてしまいました。



追記
→ 第66話で、作者さんにディスってもらいました! あざっす!

★★★ Excellent!!!

褒められた内容かと言えば否です。
良いか悪いかで言えば間違いなく悪いでしょう。

しかし、面白い。

HNやPNといえ、名前のついている環境で、自分の責任と主観でもって意見を公開するというのは、それだけで一種の潔さと爽快さを感じます。
中身は全く以て独断と偏見に満ちたイチャモンそのものと言った内容なのですが、あながちデタラメばかりではなく、読んでいる方も「どきり」とさせるような核心を突く記事もあります。

何より、紹介された作品は「そうまでいうなら読んでみよう」と思えるのが素晴らしい。

全体を通して、御行儀が良いとは決していえない乱暴な内容ですが、だからこそ、評論やら批評というものは個性のある「読み物」になると思います。

炎上マーケティングと侮るなかれ。
ジャンクで刺激的な文章に飢えた方は是非一読を。 
 
そんなわけで、ディス頂いたうちの作品も良かったらついでに御一読を。

★★★ Excellent!!!

褒められたいのが人の性。
またディスられたいのも人の性?

作者さんの元へとディスられたいやつらが集い、ばったばったと切られ、ぶっ叩かれ、投げ飛ばされる様をひたすら読む作品です。
たまに褒められてたり、口調が優しい人もいます。
またそういう優しい一面にね、グッとくる私は変態か? 笑

っていう感じでカクヨムには変態さん?がたくさんいますね。
ご一読あれ!

★★ Very Good!!

作者様の苦悩が描かれた前半。

まぎれもない本音を語り、下手すれば書くことを躊躇ってしまうようなことさえも書き散らしております。

それこそが最大の味。素直さという調味料。

おべっかなんて書かずに、素直に生きたい。認められたい。どうして認められないのか。俺の作品はおもしろい。

うん、きっと言ってもいいのです。


そして、現在開催されている、ディスられたい作品の書評も行なっております。

辛辣な発言に心を痛めてしまうやもしれません。

しかしここは重要ですよ。

全弾というわけではないですが、少なくとも的を射てると思います。

自身の作品がおもしろいと語る作者様だからこそのその慧眼、その身を持って味わってみませんか?

ただし、

傷ついても責任はとれません。

★★★ Excellent!!!

とにかく全編通して、作者様のユーモア全開フルスロットルです。
どのレビューも作品への敬意と愛があふれております。

どの作品にもしっかりと目を通したうえで、笑いを交えつつも鋭いアドバイスを率直に投げる姿勢、素敵だと思います。
非常に勉強になるうえ、レビューされた作品をつい読みに行ってしまうという優れた宣伝性は、本当に小説というものと、それを書く人が好きなんだなあと感じ入ります。

ただ一つ心配なのは、かなりハイペースでレビューを上げられる作者の方の体調です。
どうかお体ご自愛くださいませ。


決して「く、酒さえなければ私ももっと殴ってもらえたのに」などと思っているわけではありません。
「他の人がうらやましい、あんなにぶたれるなんて……私なんてつま先でつつかれただけだった!」などと嫉妬にも駆られておりません。
そんなの変態じゃないですか、ねえ。