柊

「元・クラスメイトがP活をしているらしい」という噂話を耳にした一ノ瀬舞。高三。家はお金持ち（成金）。 　１万字程度の短編です。微百合。

桐一葉。――“滅びの予兆”―― それが、あの人があたしに名付けた名だった。

あやかしと駆け落ちしたいお姫様と、そんなお姫様に片想いしている従者の話。 一万三千字程度の短編ですので、もしよろしければ。 平安和風ファンタジー主従ものです。 今回は狐です。

上古、神話と伝説と物語がまだ口伝にて伝えられ、ない交ぜであった時代から、歴史が編まれる時代へと変換する激動の時の物語

南宋第一の“詩人”・陸游。 彼は、八十五年の生涯で、一万首を超える詩を詠んだとされるが……。

「気持ち悪い」 結婚初夜、朱華《しゅか》は夫である宵藍《しょうらん》から拒絶された。 彼が朱華を拒んだのは、不死鳥として子を成す役目を負った朱華がまるで操り人形のように思えたか…

太堯国皇帝・陳希俊の年の離れた弟・陳希亮は人質となって長く東の隣国にいたが、２０歳になった時、国に呼び戻された。懐かしい故国への帰路の山中で、彼は旅芸人の一座を危機より救う。その…

『ずいようだいがいし──ずいようだいえんし──』大唐帝国に先立つ隋を滅亡に追い込んだ煬帝を描いた明代小説をゆるっと翻訳していく予定です。▼は訳者の補足です。

酒乱アル中虐待乱倫でお馴染み「畜生王朝」北斉と不毛なバトルを繰り広げて隋唐帝国につながる血塗られた道を切り開いた「不毛王朝」北周の不毛っぷりをなぜか『周書』ではなく『北史』から抜…

函館にて、母から継いだカフェを営む詩織。 兄である祥也と助け合いながら、常連客にも恵まれ、日々を懸命に頑張っていた。 ある日の閉店間際、店内にあるオルゴールを探して辿り着いたとい…

お題で執筆!! 短編創作フェス参加作品です。 今回のお題「羽」、「10」、「命令」の3つを盛り込んでみました。 「羽化登仙」とは本来羽のように軽くなって仙境に至るという意味ですが…

康熙二十七年、西暦でいえば一六八八年。 陳元龍（ちんげんりゅう）は若くして科挙に登第し、皇帝直属の学士の位を賜った逸材だった。 しかしある日、無実の罪を着せられ、左遷が決定する。…

　元孤児の小夜（さよ）は凍え死にかけていたところを村長に引き取られ、虐げられながらも暮らしていた。しかしある日、自分が引き取られたのは、“神の末裔”を名乗る醜悪な領主に義妹の身代…

忌み子として生まれ、無価値と罵られ、笑うことや謝ることしか出来なくなっていた少女。 そんな少女の元に現れたのは、王都の魔導具師。 彼の手を取った少女の背中には、十色《といろ》に輝…

大富豪メディリアス家のお嬢様であるユラシェは、心臓発作を起こして昏睡状態となった。 目覚めたのは一年後。 愛情深い家族、思いやりある友人、美しい街並み。 なにも変わらないように思…

青森県下北半島の西部。 奇異な形態の断崖や巨岩が連なる景勝地、神ヶ浦村。 その村の民宿の娘だという紗々音だが── お題で執筆!! 短編創作フェスのお題、「10」「羽」「命令」を…

　現在は主に四柱推命の書籍を勉強しています。 　そちらから年干支（年柱）、月干支（月柱）、日干支（日柱）、時干支（時柱）の四柱の出し方について述べました。 　また、時間はかかりま…

奇怪な骨の大蛇に追われていた大翔を助けたのは喋る蛇で、しかも妹を自称していた。

第一部「暁星誓詩」完結。 第二部「白暮岐路」開始。週3回（火・木・土）更新、2025年3月9日完結予定。 広大な森を旅する青年と少女の物語。 知識と知恵を交換する《物語り》…

普通以下の人生を歩んできた堂園ゆかりは、第二の人生を歩むためにこの「セカイ」に訪れた。 招待した大統領からの期待を胸に、 歩み始めた彼女に待ち受けていたのは、このセカイの洗礼であ…

同じクラスのツジモリカナエが自殺をした後に、２人の女生徒が行方不明になった。 ２人はカナエをいじめていたのではないかと疑われて、家出をしただけのような気もするが、学校ではカナエの…

　これは、「水滸伝」の第一回で登場する百八星が、なぜ竜虎山に封印されるに至ったのかを、唐代・楊貴妃の時代を舞台に描いた、水滸伝の先代物語。 　天界の百八星が、人界の楽しさに惹か…

生を望み生かす術を教える軍人と顔をなくした軍人が織り成す異世界擬洋風ファンタジー 自生するものが白い命を得て育つ〈白幹ノ国〉の軍人、高久（たかひさ）匡（ただす）は軍曹の階級を維…

廃れたバーの片隅で、少年は今日も日常にひそむ地獄の相談を受け付ける。 お代は結果が出てからの後払いで結構。助言を聞くか聞かぬかもお客様の自由。ただし、支払いをケチるとその後どうな…

私は昔、どんなおとぎ話もブロマンスにしてみせると息巻いていた。そんな時代に作った同人誌漫画、「おとぎ話にブロマンスを添えてみた」 弟とドライブ中に崖から落ちて魂が吹っ飛んだ先が、…

インドの神話を基にした、天界の最高神シャクロー・デーヴァナーム・インドラ（帝釈天）の武勇伝から他愛ない日常まで、彼に「追い落とされた」はずの法と正義の神ヴァルナや四天王が語る、釈…

辞書の世界で日夜起きる事件を解決する探偵【快刀乱麻】と【四面楚歌】の二語句。 長編小説として連載している『快刀ディクショナリー』の短編読み切り版。 今回の依頼人は、謎の白装束…

フォルモントの王城の地下には蟲が住んでいる。 何のことはない、マガネが悠々自適にそこで生活をしているだけである。 ところがある日、彼女のところに求婚者が現れた。リスイと名乗るその…

魔物を退治するために、定期的に異世界から召喚される勇者。 歴代の三人の勇者は、魔物退治に飽きたり、家族が恋しくなって、三年ほどで帰ってしまった。 四人目の勇者はそれを、目的とエン…

とある、いにしえの神話の話をしよう。 後に勇者と成る少女と、隻腕の怪物による〈神話のはじまり〉を。 少女エヌナは、最も貴き神の申し子として生まれた〈勇者〉だった。 エヌナは勇者…

　迷宮探索中、仲間を生還させるため囮となった冒険者のランディは、危機的状況から奇跡的に生き残る。彼が手に入れた不思議な宝剣は、傷を癒し疲労を感じさせない神秘的な力を持っていた。 …

その日、太陽は殺された。そして、夜明けが来なくなった。 光があるのは〈不眠ノ城〉と呼ばれる〈オカクレサマ〉を奉じる〈拝光ノ徒〉の聖地のみ。 ある日陽新(はるあらた)の屋敷へ、檜…

リーズ公爵家の一人娘エリザベスは三度の飯よりも甘いお菓子が大好き。 夜会では令嬢達や婿候補とのコミュニケーションよりも出されたケーキに夢中。 夜会で出されたキャロットケーキを三個…

可愛い息子と遊ぼうともせずに、パパ活をやっている夫が許せない——。 ユリコは、同僚の諒子から教えてもらった、嫌いな人と縁を切ることができるという、呪物のサイトを開く。 ——でも、…

紀元前８世紀、黄河流域中国古代。戦乱の春秋時代に滅亡の際に立たされた国があった。 晋という小国は、本家と分家に分かれ、血で血を洗う争いをしていた。それはまさに、晋の滅亡につながる…

　離婚したくない男は、元カノから不倫をネタに脅され、当の不倫相手から元カノの殺害を持ちかけられる。

中国の娯楽ファンタジー・武侠小説をこよなく愛する作者の武侠愛を届けるエッセイ！

猫カフェ紅葉。 今日も疲れた人を癒す。ただ勝手に癒されている、だけかもしれない。そんな気儘な猫たちが暮らしている場所。 カフェを営んでいる優しき老婦人と猫たちのお話。

悪役令嬢の役割を終えて、優雅な幽閉ライフの始まりだ!!　と思ったら、なぜか隣の牢との間の壁が崩壊した。 その先にいたのは、悪役令嬢時代に私を裏切った男─のナザトだった。 一緒に脱…

女子大学生が安い、早い、手軽、目指せお洒落な料理を作るだけの小説です。

【全5話】 子どもの頃、映画「スタンド・バイ・ミー」を観て 冒険したくなった桃子。 さて、どうなるかな？？ 良い子も悪い子も絶対にマネしないでね！ 桃子 アヤちゃん カナちゃん

ここは『カクヨムの森』🌳🌳🌳。 Web小説家を目指すミケ🐱と森の動物たち🐰🐻🦊が楽しく暮らしています。 耳を澄ませてみましょう。彼らの話声が聞こえてくるハズです。 🌳🌳🌳🌳🌳…

諸葛孔明が曹魏に迫るその年、曹操の孫曹竜は父やいとこと共に迎え撃つ。しかし混戦の中で父たちと離れ、蜀がわの陣に入り込んでしまった。そこで曹竜は、諸葛孔明の養子・諸葛瞻と出会い――…

老いに抗えず戦場で命を散らそうとした剣士・真田宗介は、突如異世界に召喚され、若き日の姿を取り戻す。だが、その世界はリアルタイム配信が支配する奇妙な空間だった――。 ゴブリンを相…

桜舞帝国には妖魔が存在する。妖魔は人々を脅かす忌避すべき存在。そんな妖魔を討伐するのが異能者。 攻撃系異能、精神系異能、防御系異能など、異能には様々な種類がある。その中でも補助異…

未練を残して死んだ人間の魂が怪異化した存在、ゴースト。 彼らを狩るのは特殊治安管理局の職員、通称〝ゴーストクリーナー〟。 ゴーストクリーナーである溯春《そはる》と東雲《しののめ…

嵐の最中、生まれたばかりの赤ん坊を抱いた女が洪水から必死に逃げていた。妖しい蛙の鳴き声に護られ、摩訶不思議な幼女に導かれて桑畑に逃げ込んだ女は我が子を桑の木に託して水に飲み込まれ…

　舞台は北宋の都・開封。超難関の官吏選抜試験である科挙に何年も落ち続け、希望を失いかけている男がいた。不安に苛まれて家を飛び出し、たどり着いた先の繁華街で、男は貧しい少年と出会う…

舞台は広大な草原。宿星に導かれた数多の好漢たちが、亡族の遺児インジャと出逢い、これを助けて草原を制覇していく架空の歴史物語。 下記のうち、どれかひとつでもお好きなら、ぜひご一読…

科挙といってもさまざまな段階があり、たとえば明代には郷試というものがあった。 王というその若者は郷試を受けたその日の夜、不思議な夢を見た。 ふたりの巨人に東西に立って、王に語りか…