化粧で女性を華麗に変化させることに強い達成感を覚える主人公の紅珠。ある日、舞い込んできた依頼は、大富豪の妻・淑瑛からの「夫の愛を取り戻したい」というもの。
勇んで淑瑛の元へ赴いた紅珠は、「愛される女性」の手ほどきを教えるのですが……。
化粧を施す側、施される側、それぞれが「化粧」を通じて自分の境遇について深く考え悩むことになります。その根底にあるのは、いつの時代にもある女性の生きづらさ。そして、そこに気づいた時、「女性が化粧をする」意味が大きく変わっていきます。
世が求める理想の女性像にノーを突きつけ、本当の幸せを見つけようとする力強い女性の姿を鮮やかに描いた物語です。