干将・莫邪という中国史に残る名剣をめぐるエピソードを鮮やかに書き上げた力作です。驚くほど豊かな語彙力に支えられた筆致は力強く、十話あっという間に読めます。一対の名剣・・・・・・なんと男心をくすぐられるパワーワードでしょう。(金庸「倚天屠龍記」や三国志「青コウ(金エ)」「倚天」を思い出します)故事来歴をご存じの方も是非ご一読を。続編もあるようです。ハードな中華物がお好きな方は読んで損なし!
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