天　蒸籠

私自身も中華物武侠物を書いていますが、 本作は驚くほど本格的な武侠物ですね。 世界観といい、様々な用語や固有名詞といい、 実に「ああ、武侠小説ってこんなんだよな」と 思わせる内容、…続きを読む

見ていて結構はらわたの煮えくり返ったパリ五輪でしたが、 これを読むと「ああ、やっぱりフランス人ってこんなんなんだ」 と妙に納得してしまいました。 あんなひどい晒し者にされたマリー…続きを読む

「仕事師たちの哀歌」（夢枕獏）と「ロックアップ」（猿渡哲也）と「孤独のグルメ」（谷口ジロー）をごった煮にした。そんな感じの連作短編。むしろ古いプロレスファンのほうが刺さるかも。

設定がなかなか面白いし、学校生活の描写などはリアル。 文章も読みやすいし、きちんと前後の脈絡がとれていて、 ストレスを感じることがあまりない。 まあそんな小難しいことを考えず、気楽…続きを読む

重厚な知識に基づいた、中華「風」の設定や
造語の数々、そして確かな表現力で描かれる
この緻密な世界観など、大いに参考になりました。

まだまだどれだけでも話が広がりそうだし、
登場人物もいい感じなのに
1話で終わってしまうのがもったいない。
そういった意味で★ひとつ減らしました。
悪しからず。

何かというと「リスペクト」だの「インスパイヤ」だの いって「パクる」輩がよく居ますが、 こういう作品こそ「インスパイヤされた」と言うべきでしょう。 寡聞にして元の曲を知らないので…続きを読む

不思議な読後感の短編である。 情景描写は細かく書き込まれているが、 全体的には逆に薄い霞のかかったような 幻想的な雰囲気を感じる。 ショートショートというよりは 短編幻想小説とし…続きを読む

ゲームシナリオ風に書かれているという作者の説明通り、選択肢やト書きが出てきたり、章立てがトラックになっているというマニアックな作り。ボーカロイドとともに猟奇殺人の謎に挑むというのも…続きを読む

基本は異世界転生物だが細かな設定がなかなかにマニアック。
各章の最後に作者の解説というか裏話があるがそれも興味深い。

架空のタウン誌を作る、というちょっと変わった話だが、この架空の街のディテールがすごい。いかにもありそうな気がしてくるマニアックな設定に驚嘆する。

ニッチだけれどもすごく魅力的な題材なのに、たった２話で終わってしまうのがなんとももどかしい感じ。もう少し長く読みたかった。その意味で★2つです。

緻密に作り込まれたマニアックなまでの世界観がすごい。女主人公の空戦シーンも迫力があってひきこまれる。

悪役令嬢、本当の愛、ざまぁ、配信物、野豚を～、映像研には～、ぼっちざ～、そもそも副題、その他あちこちに散りばめられた元ネタを果たして拾いきれるか？そういった意味で非常にマニアックな…続きを読む

　拙作以外にも凄まじい量の作品をお読みになり、そしてそれぞれにこれほどの熱量をもって論評いただいているのは、まさしく「滅私奉公」の感があります。 　辛口などととんでもない。当方ジャ…続きを読む

裏側から見る新撰組、という感じですが、
まぁ女性の書き方がうまい。
どの話も悲しく、どの話も美しい。

明石散人、高橋克彦、京極夏彦が
お好きな方にはたまらないかと…

本格時代劇です。ですが……

新撰組ものは数多くある中、
新機軸に挑戦している作者を応援したいと
思います。

5話まで読んでのレビューです。 ちょうどいろんな謎が続々でてきて、 阿国って、ひょっとしてアレ？とか なんで意地悪伯母さんが？とか、 さらにこのあと主人公どうなっちゃうの？ って…続きを読む

今昔物語やら酒呑童子やら、その他諸々の伝奇物の素材を これでもかとぶち込んだ上に、ニヤッとするような新説まで 入った、この長さで終わるのはもったいないとすら感じる そんなお話です。…続きを読む

皆さん中学国語で習いましたよね？「弓流し」の一節。 「二人しても張り、もしは三人しても張り、 叔父の為朝が弓のやうならば、わざとも落として取らすべし。」 ってアレですよ。 三人…続きを読む

ベトナムとモンゴルという、私自身今まで 全くイメージに無かった戦いを 丁寧な描写で見事に書き切っていました。 登場人物を調べるだけでも相当な労力だったことと 思います。 締めもなに…続きを読む

でも読ませてもらっていろいろと納得なり動機づけなりになりました。ニッチな作品にこだわっていますが、今後も懲りずに書いていこうと思いました。勇気づけてくださり、ありがとうございました…続きを読む

今流行のものとは違う、ニッチな作品を書いてることもあり、なかなか読んではもらえませんが、最後まで書き続けようと思いました。ありがとうございます。