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絶望し救いを求める人間の前に「蟹」は現れ、パートナーとなり対象を支える。蟹と選ばれし人間たち、選ばれぬ人間たち、選ばれたい人間たち、選ばれたくない人間たちの織りなす短編集。マイク…

天井裏を叩く規則的な音。 壁に向かって設置されたカーブミラー。 天窓のある子供部屋としつけのされていない犬たち。 神社の舞殿の床板の裏についた手形。 無人の倉庫からかかってくる内…

深夜に無人の部屋から響いてくる低い歌。 どこにもつながっていない廊下を造った老人。 塞がれた子供部屋にあったもの。 壁の中から出てきたもの。 そして友人が育った、袋小路の家につい…

名古屋は錦町。 歓楽街で賑わうその街中には、裏通りが数多くある。その通りを越えれば、妖怪変幻や神々の行き交う世界​───通称・『界隈』と呼ばれる特別な空間へと足を運べてしまう…

【改稿させることにしたので、完結させます】 名古屋は錦町。 歓楽街で賑わう片隅に、一つの小料理屋が佇んでいた。風俗などの同伴などもなく、ごく普通の客層で賑わう店の店主には、少し…

『有栖川茶房』その後の掌編です。季節のあれこれごとにお話を捻って、一年経つ頃には本が一冊出来上がっているという仕組みです。 思いつきで始めてしまったので続くかは未知数ですが、お付…

本好きの女子大生が迷い込んだ、へんてこな喫茶店――。 風変わりな店員たちや常連客との、お茶会の、はじまり。 蘊蓄はないけれど、お菓子とお茶が沢山出てくるショートストーリー集。 そ…

下を向いて歩きたくなる日 立ち止まって 目を閉じて ハーブスパイスの香りに包まれたら そこはあわいの街のカフェテリア ようこそ！ カフェハーバルスターへ スタッフもゲストもち…

霊峰富士を望む清らかなせせらぎの街につながる異世界でくり広げられる、人とあやかしと甘いお菓子が紡ぎ出す、ちょっと不思議でほっこりやさしい物語。 まじない菓子“冥菓”を伝承する和…

猫を主人公とした物語集。 不定期更新です。

『お湯ラーメン』シリーズの『通』と久しぶりに会ったので…。 ただ会っているだけなのに…なぜこの人は、こんなにネタを提供してくるのだろう…。 だから…書かずにいられない。

特別なことなど何も無く…それでいて昨日と同じなんて日も無くて…。

人が知らない、月の裏側。 猫だけが知ってる、月の裏側。 そこには猫が暮らす街がある。 猫が誘う、月の裏側を覗いてみませんか？

作者の周りの変わった人々との日常あるいは非日常。 あなたの知らない世界はココにある。 奇人が語るバカ話。

猫を見ながら詩を綴る。 不定期更新で進めていきます。

夏の猫を見たまま、感じたま紡ぐだけ。 『ニャンコ日記』『猫書く語り記』に続く猫談。

主役は『彼女』あの『彼』に負けないインパクトをもつ彼女の話。 そのポテンシャルは計り知れない。 なぜ私の周りは、こういうのが多いのか？ 解っている。 自業自得だ。

こんなことを考えているのだろうな～という、猫との生活記録。 言葉通じぬ同居人、だけど不思議と心通う同居人。 言葉が通じなくていいような、わるいような。 嫌われてはいない気がする。…

『通』・『彼女』に負けないインパクトある人々。 私が見てきた痛い感じの人を書いていこうと思います。 もし、よろしければ『お湯ラーメン』完結済みですが読んでからのほうが意図が明確に…

『彼』が帰ってきた。 誰も呼んでないのに……。 彼から食通を引いて、残るモノは何か？ 『つう』として描く、彼のエピソード集。 もし『お湯ラーメン』を読んでない方は、前作をランダム…

猫を見ながら、心に浮かんだ気持ちをそのまま文に……。 考えずに、感じたままを大切にしてます。

農家の息子で食通気取りの友人とのエピソード他 飯テロ起こりません。 食通小説ではありません。 安心してお入りください。 クスッてなってもらえたら幸いです。 エッセイ・ノンフィク…

僕と彼女は同棲してる。 でも、『そういうこと』はしてない。 いや、違うな。 できないんだ、僕には。

不思議な話、怖い話など そんなアヤカシの話の詰め合わせ。 この作品は 全て、フィクションです。 登場する人物、地名など 実際のものとは、一切、関係ありません。 この作…

篠原雪継：主人公の篠原君。総務兼財務兼経理＋資金繰り担当。某文具メーカー入社三年目の23歳。それなりに料理が出来る。隣に住む同僚に晩御飯をたかられがち。 四月一日幸：篠原君の腐れ…

誰かが嘘をついている。 ひとり。三途の川を漂う船頭がおり。 ひとり。かつて、人間に恋をした天女がおり。 ふたり。かつての自分の姿を亡くした亡者がおり。 ふたり。山を降り…

幽霊から都市伝説まで、ホラー怪異オカルトを詰め込んだ一話完結の創作怪談集です。 王道の怪談風な定番も押さえつつ物悲しい話や読後感のよい、個性が出るように意識して書いています。 …

お越しいただき誠にありがとうございます。 こちらは『諸事情詩集』です。 我々『諸事情詩集』は、世間様の様々な『諸事情』を文字に起こし、詩として表現しております。 お目汚しではござ…

──今日のご飯は何だろう？ 都会のおんぼろアパートで暮らす１８歳の絵里子には、ある約束がある。それは隣の部屋に住む大学生・恭介と、「毎日一緒に晩ご飯を食べる」という単純な約束だ…

優しい気持ちになれるような詩を書いていこうと思います。 のんびりゆるりと詠んでくださいね。

　――前作、『真事の怪談 ～４％の魔石～』は、 　･･･さまざまな意味で･･･　私の周囲を一変させました。 「読みました！怖かった！おもしろかった！」 「私の体験談、もっと怖…

約２０年間。学生時代から、趣味で実話怪談を蒐めておりました。 しかし、いつでもコンスタントに身の毛のよだつようなお話、あまりの不思議に心が躍るような話に巡り会えるわけではございま…

　お嬢さんは街の片隅で、ごみ箱の上に腰をかけてめそめそと泣いていた。たまたまそばを通りかかった芋虫は、それに気づくと、彼の大好きな葉っぱを摘んできて、花束のようにきれいに包み、照…

「伝えたいことがあるから病院に来てほしい」 苦しそうな友人からの電話を聞き少女は病院へと急ぐが、その言葉を聞くことはなく友人は病で亡くなっていた。 数年後、少女はある男性か…

結花のバイト先のカフェには すてき店長「時雨菜月」がいて 今日もラテアートをご機嫌に描いている。 しかし、実は、その「時雨」は 男、いえ、女だったのです。 スプーンがすきなの…

　隣町には【蛆神様】が棲んでいる。 【蛆神様】はどんな願いごとも叶えてくれる神様で、町の人々は困った時に蛆神様にお願いごとをするそうだが……。

破壊されたストーリー。 ふと浮かぶ場面。 小耳にはさんだ会話。 白日に見えてしまった幻影。 記憶が呼びかけてくる声。 そうしたものを綴ります。 一話完結。 ※「底辺かける高…

全ての植物に名前があるように、全ての花には花言葉と、きっとそれに関わる誰かの物語が存在する。 だから大切な人には花の名前を１つ教えておこうと思う。だってその花は毎年咲くのだから。…

おいしいお手軽ご飯のお供に、不思議な着物の謎解きはいかが？ 新米家政婦として悉皆屋『鎌倉小町ろまんてぃーく』にやってきた近江寿葉。 だけど、この店が扱うのはちょっと変わった曰く…

過去の事件が原因で心を病み、日々を無為に生きる七瀬。 ある雨の夜、彼女は心の癒しにしていた野良猫に会いに出かけた先で、不気味な男に遭遇する。 サラギと名乗るその男は、七瀬が可…

このお話は、煮物屋さんというお店で、店長の佳鳴と弟の千隼、そしてお客さまたちと繰り広げられる、暖かくて優しい物語です。 今日も訪れる常連さんたち。さて、今夜はどんなお話が紡がれる…

数分で読めるyo

「えと、ぁの……」 「教えてあげる。きみをここに監禁したのはぼく。わかる？」 「ぇ、ぇ？」 ベッドの上で拘束具を付けられた私はされるがままーー。

魚の脳は通常、体全体の0.4～0.5％と言われています。 しかしマンボウはわずか0.03%程とのこと。 つまりかなりの（以下略）。 これは、そんな呑気者のマンボウの、はじめての…

ビアンズバーで知り合ったその女性は、目が不自由だった。歌が上手で、花に詳しくて、そして、秘密を持っていた。

たまたま食欲権化の妖（あやかし）に憑かれてしまった年金生活者のおじいちゃんが、なんやかんや連れ回して美味しい物を食べさせて結構甘やかすおはなし。 作中の店にはモデルがありますが公…

片思いをしていた頃も。 恋人という関係だった期間も。 そして結婚して夫婦になってからも。 ずっとずっと彼→旦那様に恋し続けている彼女→妻が綴る日常ログ。

怪談を百話語り終えると本物の怪異が現れる百物語という怪談のスタイルになぞらえて、私が体験した話、そして人から聞いた怖い話、不思議な話など計九十九の物語をお読みいただけます。 一…

書籍化決定しました！ 2023年8月2日発売。税込1980円です。書き下ろしエピソードも複数あり。 よろしくお願いいたします！ また６月19日夕方より「書籍化記念特別編」と題し…

悪夢を見ることはありますか？　 悪夢から目覚めたとき、夢でよかったと思うほどに悪夢を覚えていますか？ ここが悪夢ではないと言い切れる根拠はありますか？ 例えば、起きたら部屋に見…