残酷描写…あります。性描写…たぶんあります。グロテスク?…かもしれません。ただ、そんなこと関係なく思えるほど、素晴らしい詩集です。ことばが心地よいです。日常に、社会によく分からないけどモヤモヤしているひと、とにかくいっぺんカチ割ろ~。
血の匂いのする言葉達が、リズミカルに跳ね踊る。それはもはや昭和残侠伝、それはもはや寺山修司。本にするなら表紙は横尾忠則か丸尾末広。
次々飛びだす言葉たちに、まるで引田天功のイリュージョン(!)のように幻惑され、心を掴まれました。これだけ多様な単語を操る作者の知性が羨ましい。クールでシャープな歌、残酷性も美に昇華されています。
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