空気のような男の子・フェザリオン、水のような女の子・ティアリオン。二人が給仕をつとめるカフェのマスターは、オリオンさん。不思議な雰囲気のカフェで出されるランチやティータイム・メニューは、目にも口にも鼻にも素敵で爽やか。主人公ならずとも、入り浸ってしまいたくなります。
そんなカフェで、ある画家が個展を開くことに。詩人のフルモリさん、画家のスエナガさん、マスターから「カフェ・ネーム」をもらってしまった私ネズは、打ち合わせの為に集まっても、ついマスターの新作料理に惹かれてしまいます。
色彩だけでなく、味も香りも浮かび上がってきそうな描写に、お腹が空いてしまいます。たんぽぽのコーヒーが飲めるカフェ『ハーバルスター』へ、貴方もいかがですか?
すい星の落とし子のフェザリオンくんとティアリオンさんが給仕をし、星のおじ様オリオンさんが飲み物と食事を提供する不思議なカフェ、ハーバルスター。
そのお店に訪れる、ちょっと変わったお客様と、素敵なハーブ料理のお話です。
お店や文章の雰囲気が楽しくて、なにより出てくるカフェご飯が本当にお洒落で美味しそうなものばかりです。
こんなカフェがご近所にあったら、きっと通ってしまうなあ、なんて思いました。
カフェの雰囲気や、料理を作っり食べたりするのが好きな方は、是非ご一読を。
ただし、くれぐれも、お食事を済ませてからお読みください。
お腹が空いている時に読むのは、危険なお話かもしれません。