お湯ラーメン

作者 桜雪

111

40人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

昔、某エッセイスト(という肩書きではないと思うけど)さんが、著書の中で使用していたフレーズです。

対岸の火事のような男。

当事者だったり、近くにいる分は迷惑極まりないが、遠くで見る分には面白い――とかそんな感じだったと思います。まぁ、火事が見てて面白いものかどうかは置いといて。


そのエッセイスト(たぶんタレントの方が合ってる)さんにもこのエッセイに出て来る『通』氏のような友人がいて、まさかこんな人はもう彼しかいないだろうと思っていたのですが、まさかカクヨムで出会えるなんて。

(話のネタになるという点で)まことに素敵なご友人ですね、と言いたいところですが、そんな友人が欲しいかといえば、欲しくないです。

筆者さんの忍耐強さに感服し、ここまで面白く書ける才能にする嫉妬するエッセイです。

読みましょう!
そして、笑いましょう!

★★★ Excellent!!!

こういうバカで抜けてて自信家でどこか憎めない人は、きっと実際に付き合うとなるとめんどくさくていやになっちゃうでしょうが、けれどもこうやって離れて読んでみると、本当におもしろくて笑ってしまいます。
深刻な気持ちにならず(いやよくよく読めば実際は結構深刻な場面もあるのですが)、気楽に読める作品は貴重です。
僕もけっこうなヘビースモーカーですので、この作品をタバコで例えてみましょう。・・・うん、ラークだな。

★★★ Excellent!!!

世の中には、話のオチがわかる時がある。
だが、「彼」の話に関して言えば着地点がまったくわからない。

挙句にはタイトルだけでは想像がつかない時まである。

「彼」の話は「自称食通」の人にありがちな所から入ったのにも関わらず、
気付けば「自称食通」だけでは説明できない人物であることがわかってくる。
「彼」の滑稽な言動は笑いと悲哀を同時に誘い、強烈なキャラクターとなって描きだされている。

そんな彼と付き合い、淡々と描きだす著者もまた独特の個性の持ち主なのかもしれない。

これがノンフィクションのなせる業なのか。
いや、著者の語り口や人物の描き方も拍車をかけているので、技量のなせる業でもあるだろう。
おまけにオチのつけかたに至るまで綺麗にストンとまとめてくれている。

飯の話なのに、まったく食欲のわかない、笑って読める秀逸なエッセイ。

★★ Very Good!!

ブックマークして、ちょっとずつ読みにきます。

嫌なことがあったら、簡単に気分の切り替えができそう。。。!

追記〜

…桜雪さんめちゃめちゃ優しいわ。俺だったら、主食が”ほぼデザートオンリー”の女とは付き合えませんね。。。あまりに酷い。ありえませんね!

だいたい糖尿になりますよ、白砂糖で脳がやられているのでは。。。??甘やかすと早死にしますよ!っていうか、最初から食べきれない量を注文したり、他店から持ち込んだり、ありえん! ←なぜか真剣に怒る野次馬

ん〜。。。今読み進んで、ふと、気づいたんですが、彼女、過食症じゃ?痩せてるとしたら、どこかで吐いてますよ、その食事内容。。。。怪しい。そこまで甘いもの、冷たいものばかり食べると、病気一直線。気になりますね。

ーーー

いろいろ面白いことが書いてある!で、時々ホラー。
時々、哀しい。。。

なんだろう、何故だろう!


今、読了しました!!!は〜。。胸焼けしてきた。

自分なら。。。焼きそばビール味にサワガニの時点で、友達止めますね!ママさすが、すごい。あのお友達も、って2回目も誘うところ。営業の鏡です!!

自分はタバコ吸いませんが、ジッポーの音は好きです!!

★★★ Excellent!!!

出てくる主要人物すべてが、おそらくちょっと変わったひと。
なんせすべてのエピソードにきれいなオチが着いていて、まさしくマンガを読んでるみたいなのだ。たぶんエッセイマンガとかになったらきっと買う。

それぐらいに好奇心をそそるのに充分なキャラクターたちが出来上っている。この人たちが実在するって、ちょっとすごい。そしてこの人たちと寛容に付き合える作者さん自身もきっとちょっと変わったひとなのかもしれない(ごめんなさい)
でもこれは、直に関わらないからこそこうして呆れたり笑ったりしながら傍観できるんだろうなと思う。
そしてちょっとだけ、自分を省みたりもできる。

エッセイってほんと、面白いジャンルだなと思いました。でもおそらくこれは語り手である作者さんのキャラクターも魅力的なんだろうと思います。

最後まで楽しみにしてます。

★★★ Excellent!!!

悪気がないのも分かるし、悪い人でないのも分かる。しかしなるべく距離を取りたい、昔いたようないなかったような親戚のおじさん。
を、思い起こし、そのイメージが途中から、図体の大きな手に負えない小学六年生、に変わりました。

笑った。
でも笑った分、危険なあの食べ物の話には寒くなりました。一体、誰がなぜ……いや、知らない方がいいんでしょうね。

★★★ Excellent!!!

食べ物は沢山出てきます。
だけど、別に空腹を刺激されません。

それは、作者様の表現が下手なのではなく、友人の言動が濃すぎる&主人公が淡白過ぎてギャップが秀逸な笑いを生んでました。

日常に一人はいそうなうっとうしいやつが、主人公と絡むことでズレ漫才的な笑いを生む……そんな描写がとにかく面白かったです。

★★★ Excellent!!!

食通気取りの友人とあるのを見て、いけ好かない感じの人物像を想像していただけに、いい意味で裏切られました。

その友人は、古い時代の、小さくまとまった現代秩序にはまらない、はまる事の出来ない人間。
そして、品性に欠ける言動の多い友人を、極めて怜悧に、淡々と語る作者。

間違いなく友人は、現代において「はみ出し者」にならざるを得ない存在であると思います。
実際、身近にいたら嫌だなとさえ思う。

しかしながら、遠巻きに眺める分には哀愁とおかしみがある。
必要効率だけを追い求める現代において「はみ出すもの」の意義を考えざるを得ない。

考えなくても、単純に面白い。
そんな身近な友人の話。

★★★ Excellent!!!

美味しい美味しい言ってたのに、帰りにもう行かなくていいやとかケチをつけるくだり、文句ばっかりつけてたのに他の人に自慢したがって聞いてくるくだりには、あっ! 居るわこういう友人! と実に共感できた。
自分が好きな店にケチをつけられると腹が立つ。それでも友人との付き合いは長いのは不思議なものである。

お酒の話はかなりツボに入ったので読みながら噴出してしまった。
遅い昼食をとりながらのんびり読ませて頂いたが、実にユーモラスで楽しい時間を過ごさせて頂いた。感謝感謝。

★★★ Excellent!!!

全ての行動には理由があるのである。
ある視点からその行動が理不尽に見えたとしても、
別の視点から見ればその行動には理由が――うん、やっぱり理不尽である。

この物語は作者による彼の友人の行動観察記録。
それ以上でもないし、それ以下でもない。
だが、目に見えない人間の中身こそが、この世で一番不思議で面白いのかもしれない。
理由もなく、そう思った。