前作のエッセイにて、強烈な個性を、コレでもかと発揮した彼。
美味しいはずの料理を美味しくなさそうに思わせる、稀代の天才に違いない彼が、満を辞して、このエッセイに帰ってきた。リターンズ……、である。続編……である。
タイトルからも判るように、彼が主役なのだ。だから2(通)なのだ。
もう、他人事だから、笑えるのだ。勘違いだと一蹴してはいけない。彼はがんばっているのだ。いろいろと……。ただ、そのベクトルが斜めに振り切っているだけなのだ。
それを、矯正しようと奮闘している著者さまの、やや投げやりな問いかけが、更に、彼の間違ったやる気に火をつける。
この掛け合いが、また、絶妙!
ここまでのネタを提供してくれたことを讃えねばなるまい。思わず、著者さまの心労を心配してしまうのは、致し方ないことだろう。
さぁ、まずは第1話を覗いてほしい。禁断の扉を開けてしまったことを……、あなたは、後悔すべきか? 喜ぶべきか?