「和歌集」を含む小説

短歌５首ずつ、耽美的な短歌を更新。 一度、角川短歌年鑑で特選に入り、令和２年度にBEST20位の3位になったことがあります。 好きな歌人は寺山修司さんや春日井健さん、萩原慎一郎さ…

『ふんわりさんの、ボヤき和歌集』は、現代生活の小さな不満や愚痴を、伝統的な和歌の形式で綴ったユニークな作品集です。この和歌集では、日々の生活の中でふと感じるイライラや疑問を、ふん…

文の花とは、🐣がXの応援リポスト用に考えた短歌、俳句、都都逸、川柳、和歌等の事です。 こちらで解説等ができたらと思います。 たまに応援と関係ないポストもあります。 文の花は全て著…

姉へ思いを募らせる帝の思惑によって、後宮へ出仕する羽目になった椎子。 好きな物語でも読んで、さっさと実家に帰ろうと思っていたけど、大好きな物語の主人公の本物と出会って、ファンに…

五・七・五の句と七・七の繰り返しをひとりでやってみる試みです。 いろいろ式目（ルール）の多いことですが、つけていくことに重きを置き、他はゆるく詠みまする。 三十六歌仙にちなみ、三…

【あらすじ】 　舞台は、中世の鎌倉。 　主人公は、十八歳の青年、鶯丸（うぐいすまる）。 　和歌をこよなく愛する、明るい青年。 　和歌をきっかけに、鶯丸は、医師・延活（えんかつ…

紀貫之は、満開の桜の木の下で、姫君と出会う。 皇子に招かれた別荘で、姫君と再会して、歌を詠み交わすが、そこに鬼が現れる。 歴史や古文が苦手でも、だいじょうぶ。 ふりがな満載、説…

　ときは平安時代。 　古今和歌集にて『六歌仙』と称された短歌の名人がいる。僧正遍照、在原業平、文屋康秀、喜撰、大友黒主、小野小町の六人。彼らは和歌集を作った男、紀貫之に呼ばれて…

紀貫之は、鬼を静める異能を持つ一族に生まれた。 「阿古久曾（あこくそ）」と幼名で呼ばれていた四歳の時、本物の鬼と対決して静め、異能を持つことを証明する試練が課される。 歴史や古…

貞和二年（1347）の春。征夷大将軍の足利尊氏は、勅撰集『風雅和歌集』の材となる百首和歌の詠進を光厳上皇により命じられた。武家への百首和歌詠進のご下命は、史上初のことだった。公家…

古今和歌集（１）で取り上げなかった和歌を取り上げます。

「山もとの鳥の声より明けそめて 花もむらむら色ぞみえ行く」永福門院（玉葉和歌集より）　 　鎌倉時代末期の女流歌人・永福門院は御齢十八歳で入内の後、女御を経て中宮に冊立されまし…

「病葉（びやうえう、わくらば）和歌集」とは、科学全盛の現代にあって古の歌学技術に魅入られた詠者が、これに溺れて拗らせた歌や、和歌四式などの歌学書で避るべきとされる「歌病」に敢えて…

カクヨム短歌賞に出す分です。 ２０首の連作。 彼岸花にまつわる耽美的な短歌を集めました。 好きな歌人は寺山修司と春日井健、鳥居、萩原慎一郎が好き。 新古今和歌集も好き。

めぐりあはむ 空行く月のゆく末も まだはるかなる武蔵野の原 …藤原定家「新千載和歌集」より… 武蔵野の原野に浮かぶ月…… 定家の和歌をモチーフに、切なく儚い君への想いを詩的に綴…

　18歳の頃の私には、10年間片思いを続けていた男性がいた。 　友人ではない。せいぜいが知人と言える程度の関係性。 　大学に進学し、郷里を離れるにあたり、書き溜めていた彼あてのラ…

あの時の、あの輝いた季節が在ったからこそ、この街も関わった人も全てが美しく懐かしい思い出なのだと。紫草に重ねた儚くも鮮烈な恋の歌。

佐々木優は、日本を代表する財閥系企業の子会社勤務。 住んでいるのは学生時代から継続して、古いアパート。 その優のアパートに、突然、格違いの超美女にして会長付秘書枝村美紀が現れた、…

日本最初の勅撰和歌集「古今和歌集」は、成立以降、日本文学における基本をなすものとして、枕草子、源氏物語他、多大な影響を与え続けて来た。 その古今和歌集の中から、様々な歌を選び、味…

幻想妄想夢想。