「犯罪」を含む小説

　主人公の戸鎖太一は四歳の頃に、母親をシロという犯罪者に殺された。 　二年後、その影響で太一の父である総理大臣の戸鎖一心は、軽犯罪者ですらも私刑による死刑となる、犯罪者討罰法案を…

普通の高校生を装って生き続けてきた少年、石杖黒斗（いしづえ くろと）。 成績も普通。性格も普通。人当たりも普通。 誰の目に止まっても、大差のつかない彼には、実は裏の顔が存在した。…

少年少女が持つモノが擬人化し、言葉を話すようになる現象。思春期にしか起こらないこの現象を、人々は『メタモルフォーゼ』と呼んだ。 元はモノだった彼ら彼女らは『魂物』として『回収屋』…

KAC20234　お題『深夜の散歩に起きた出来事』参加作品 深夜、帰宅前に少し寄り道をしていたら、奇妙な男女に出会った。女に首輪がつけられて……

【書籍化】2023年3月10日にカドカワBOOKSより発売予定です！ 心の欲望が異能として発現する街に、そこで横行する異能犯罪を取り締まる異能者組織――通称、悪役対策局があった…

判断力ある大人以外は閲覧をお控え頂きたい内容です。 R35位の気持で書いています。 閲覧しても、ここに書かれた内容は決して真似しないでください。 特に未成年の方は絶対に同じこと…

【KAC2023参加作品】 夜を知らないこの街の支配者は、何を隠そう猫である。 隠すほどのことではないか。

真夜中に目が覚めてしまった私はストレス発散のため、コートを羽織り深夜の散歩へと出かけるが、そこで偶然、徘徊する老婆に捕まり、なんと息子だと勘違いされてしまう。 家に連れていけと無…

門限の厳しい家に育った私が挑戦した、深夜の散歩。門限には、ちゃんと意味があったのだと気づかされる。

妻帯者と不倫中の女の前に現れたサレ妻 浮気相手の妻を殺してしまった不倫女は死体を始末するため、ある方法を思いつく

日向で午睡していた高齢女性のみき子のもとに、怪しげな若い男が現れる。混濁する意識のなか、誰なのか思考をめぐらせるみき子に、男はずる賢いほほ笑みを浮かべる。男の目的とは？ KA…

ある哲学者は言いました。人間は理性的な動物だと。 確かにそういう側面もあるかもしれません。人間には「我慢」という特技がありますもんね。 だけど、その「我慢」が万能ならば、人間…

九州は鹿児島の一軒家で、男女二名の変死体が見付かる。当日夜遅くに桜島が噴火したため、事件現場の一帯も灰が降り注いでおり、そこには足跡などの形跡は一切なかった。いわゆる密室状態であ…

善太郎が「神戸羅生門」を壊滅させてから2ヶ月後。大泉警部から「かつて兵庫県警組織犯罪対策課でマークしていた四隅行雄という男性を追って欲しい」という依頼を受けた善太郎は、彼が営むヤ…

性差別と性犯罪をなくすために、 我々は性別そのものを放棄した。 それが正しいと＜核＞が言うのだから、間違いない。

【カクコン8中間選考通過作品〜ご支援有難う御座ゐ〼】 ☆各エピソオドは弍千文字程度と短めで、國電や市電の一区間で読み切れる仕様となつてをります。 ＜あらすじ＞ 狼男の異名を持つ…

LP 感無　玲央

【KAC2023参加作品】 テーマ：ぬいぐるみ 当時、交番に勤務していた俺は真夜中、終電後の駅を見上げる少女を見かけるのだった。 彼女は寝巻き姿でリュックサックにぬいぐるみだけ…

　飲んだくれの男の身体が溶け出した。野次馬はスマホを構え、溶けてスライム状になった男と、男に絡まれていた私を撮る。 　飛び掛かって来るスライム男。女子な上に、まだ高校生な私は絶体…