「少年 怪奇」を含む小説

昔々、水の国という水神と奇跡を信じる一つの国がありました けれどその国は、火の国によって滅ぼされ、 神は夢物語に、奇跡は怪しげな呪いとなってしまいましたーーー ある日のこと、火…

行方不明の兄を探す自称・普通の女子高生である律華は、ある日の帰り道、行き倒れている訳あり少年キリを拾う。大切な存在を取り戻すため、共に協力して事件を追いかけ始めた二人は、やがて大…

【第1回カクヨムWeb小説コンテスト】において特別賞をいただき、角川スニーカー文庫様にて、十二月一日発売となっております。 　ルーミア・セルヴィアソンは吸血鬼である。 　四百年…

地方都市、夜光市で多発する怪奇事件の数々。 事件の裏では、人の心の闇に呼応し実体化した都市伝説の怪物「ファントム」が暗躍していた。 神隠しに遭ったことで、人身に怪奇の力を宿して…

昔々　世の魔法使い達の夢物語を現実のものに出来る大魔法使いが居た 名はオリアクス 彼は魔法の基礎は勿論 不可能とされている生命の創造 キメラの作成、不老不死の秘薬、大空の飛び方な…

それは出逢う筈のなかったココロの話。 私立探偵事務所を開いていた姉が『行方不明』となった少年、橘　彰の元に現れたのは、ひとりの、美しくも不可思議な少女、四条　桜花。 彼女は歌う…

──4月19日、火曜日。 僕、日向蓮(ひむかいれん)は、人体自然発火現象によって焼死した── 何の変哲もない普通の人間だったにもかかわらず、突如として焼死してしまった少年、蓮。そ…

二人の小学生が有り触れた街中の光景から不思議を見つけ出し冒険する物語。街中の至る所に隠された特殊効果を持つ『お宝』を見つけ出し、そのお宝を元に更に新たなお宝を見つけ出そうとする。…

昔々の語るも昔。人は怪奇を怖れ、ただ静かに共存を願う彼らを襲った。 襲われてただ黙っている怪奇でもなく、それらは人に牙を向いた。 千年続いた戦争は、やがて一人の怪奇を生み出した。…

　もうすぐ真夏だというのに雪のような白い結晶がちらつく。それは世界に起きている害のない怪奇現象だった。ある日ヨハクがマンガ喫茶に入ったとき、突如強烈な眠気に襲われる。それと時を同…

　夏のある夜、迷妄少年と、傍観少女は、怪奇と出会う。 　愛されないヒトガタ達の居場所、ゴミ捨て場にて、口裂け女の少女は、赤マントの人間は、彼らを使って何を成すのだろうか。 　こ…

埼玉県の御留美市を夏に離れ、夏、秋、冬と、四季のほとんどを岐阜県の飛騨で過ごして来た高校一年生の宮川健人。辛いものが苦手ながらも担々麺を好物とする、ちょっと変わった少年は、高校一…

【藍悠高等学校ナゾトキ同好会シリーズ　１年生編】 夏休みが明けた藍悠高校（らんゆうこうこう）。夏休み中に新聞部の謎を無事に解決したナゾトキ同好会の二人。もうすぐ文化祭の季節となり…

少年が夏の山で出会った怪奇。それが残したものと奪ったもの、そして困惑させたもの。

都内の海を挟んだ隣に、小さな町が橋をかけてある。街の名前は｢束暮町｣。人口は800人程度。その殆どは中学生以上の学生で、｢学生町｣なんて名前もある。 ｢阿佐ヶ谷湊｣はこの街に住む…

ある日、光の矢と共に少年が降ってきた。 鏡を通じた裏世界で記憶を失った少女と出会い怪奇現象の解決をしながら記憶を奪われた少年は―― 現在、一話から修正中です。修正された話は「第…

「君からは極超短波が発せられている」 　彼女の言うことはそれこそ”電波”としか思えなかった――――。 　冴えないオタク中学生、万丈目・縁司《えんじ》は学校で流行ってる儀式「ジャ…

平成21XX年。 『只今をもちまして。世界が初期化されます』 突然の発表に驚く暇も無く世界は終わったはずだった。 事実終わったのだ。 だが、世界は…いや、現実は 『ゲームになった…

　時は18世紀初頭、ドイツの錬金術師ベットガーは、金に勝る東方の至宝、磁器の生成に勤しんでいた。 　しかし作業は思うに任せなかった。 　そんなある日、神秘と憧憬のはるか東方より、…