ヴぁんぷちゃんとゾンビくん

作者 空伏空人

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★★★ Excellent!!!

面白かったです。
この作品に居る奇っ怪なるものの『』とルーミアの出会いから1章の終わりまで読みました。名前は自身を指す言葉であり、自分を自分と証明するかけがえの無い一つだと、思い返しました。

★★★ Excellent!!!

名前も記憶もないゾンビ少年と、高貴であり400年の歴史を持つヴァンパイア少女のルーミア。そんな二人(二匹?)が出会い、物語の幕が開く。
何よりルーミアが可愛らしい。吸血鬼の特性を最大限萌え要素に昇華し、その魅力的なキャラクター性だけでも、物語にのめりこむことができます。
しかし単なるラブコメではなく、緊迫した戦闘・展開が繰り広げられ、現代アクションの名に恥じぬ緊張感をもたらしてくれました。
続く二章でも、怪物と奇形の違いを取り上げ、そして深い愛情へのテーマを提示するなど、一味も二味も違った面白さがありました。
ライトな雰囲気で読者を引き込み、次第に深いテーマや緻密な世界観へと落とし込んで行く。お手本にしたいほどの構成力でした。一度この作品の魅力にハマってしまえば、抜け出すことは困難だと思います。

※6月23日追記
第1回 カクヨムWeb小説コンテスト特別賞受賞、おめでとうございます!書籍で読める日が待ち遠しいです!

★★★ Excellent!!!

この作品については、レビューを書かせて頂くと公言して一か月以上が経過していました。申し訳ありません(作者様の別作品である、『植木さんちにはドラゴンがいる。 〜異世界からドラゴンの彼女がやってきて〜』と、『イル≒イナイ』を拝読させて頂いていました)

まず唸らされるのは、ライトノベルに必須事項である、読みやすい文体を意識しながらも、比喩を多用して文学的なテイストを加える手腕でしょうか。

吸血鬼の少女であるルーミアをヒロインとして物語の軸に据えながらも、吸血鬼やゾンビという『奇っ怪なるもの』の属性・特性、存在の根幹——我々現代人に周知されている普遍的な設定をブラさずに(作者の都合のいいように歪曲することなく)きちんとノベルとしてのエンタメとして昇華し、書ききる筆致には、氏の才能を感じました。

さらにはストーリー展開が実に巧み(起承転結というか、起伏がしっかりしている)——随所に仕込まれた伏線の回収も驚くほど鮮やかで、一切の無駄がありません。
作中の文脈からうかがえる古典や哲学に対する作者様の知識には膝をたたくことも(私的、『哲学的ゾンビ』という言葉にはニヤリとしました)。

WEB小説としては、瑕疵のなく完成された現代伝奇作品。
是非ともダークアクションを求める方には、一読をお勧めいたします。

最後に一言、ルーミアちゃんマジ可愛い。

(このレビューは改稿する可能性があります。ご容赦ください)

★★ Very Good!!

 本編のうち『そのいち』まで読了した者です。
 誇り高き存在なのに、日本で追われる身やってるせいで貧乏暮らしを強いられているヴァンパイア少女(実年齢は少女じゃないけど)ルーミア。見た目や挙動は人間そのものだが、命も感情も流れる血液も持たないゾンビ青年『  』(名前がないのだ)。ふたりの怪物が出会い、恋をする物語です。
 軽いタッチで書かれており、一話一話が短く読みやすい物語です。毎話劇的に物語が動くというわけではないので、最初の方を読んでいるうちは「このふたりがこのまま徐々に徐々に惹かれ合っていくのをずっと描いてる感じの作品なのかな? ハラハラしたりはしないけど、まあこういう形ものんびり読めていいかな」程度に思っていました。
 しかし私は見落としていました。この物語が『恋愛・ラブコメ』でなく『現代アクション』カテゴリで投稿されていることを。
 完全に油断していたところに忍び寄って来た、少々意外な展開。「おっ、あぁー! なるほどね!」と、そのまま『そのいち』終わりまで読んでしまいました。
 いや、うっかり引っかかってしまいました(悪い意味じゃないですよ)。書いた通り文体も一話一話の量も軽くて読みやすいので、皆さんも是非。

★★ Very Good!!

 二章まで読みました。非常にライトな文章で描かれる、現代に生きる古典的怪物たちのお話。四百年生きてなお心は子どものままで過ごす、少女吸血鬼ルーミアと、食屍鬼(ゾンビ)の『  』の出会いから物語は始まります。
 妙にプライドが高くて、妙に負けず嫌いで、自信家で、失敗を認めたがらないルーミア。本作品は、彼女の可愛さ、愛くるしさを、繰り返し繰り返し演出します。そんな彼女に、感性や意識というものを本来持たないゾンビくんが、「心を動かした」理由が唸らされます。ここまでが主に一章の話ですね。
 二章からは、化物だらけのフリークショーが登場し、更に深く怪物たちの世界が描かれます。そこで出てくる「奇形と怪物の違い」に関する下りも中々興味深い。結構ダーティなところに踏み込んでいると思います。
 そして二章で起こる事件は、この「奇形と怪物の違い」で語られた内容がそもそも発端なのですね。最初は吸血鬼とゾンビのゆるいラブコメ風に始まった本作ですが、二章では恋愛から家族愛の話に収まっております。愛の物語なのですね(二章でもちょっぴりラブコメ要素はある)。
 しかし二章からのアレは中々渋いモンスター出してきますね……。

★★★ Excellent!!!

すべて拝読させて頂きました。ふんわりとしたタイトル通り、楽しく読める小説でした。ルーミアを中心に描かれているので独特な世界観の大作でしたが、すんなり頭の中に入ってきました。読みやすい文章なのですが、時々、比喩を用いたり、文学的な要素は感じられました。特に『』の表現が独特だなぁ、と思います。ぜひご一読下さい。

★★★ Excellent!!!

最初の章だけで「あ、これそういう話になるのね」と読み取れるところがほんとにすごいです。
皆さん吸血鬼もゾンビもよく知ってるでしょ?
でも、きっと皆さんにとってド頭のこの流れは予想の外側だし、ド頭だけできちんとその先の展開の可能性まで提示して着地してます。
手口が綺麗なんです。
とりあえずド頭だけである種の完結を見せてもらえますから、あとはそれ読んでから考えましょ。

★★ Very Good!!

可愛い吸血鬼がゾンビ君に出会うお話。
かわいらしいキャラクターと、どんでん返しの展開……。意外な話の流れに、引き込まれてしまいました。
惜しむらくは文体が個人的に合わなかっただけで、楽しく読める作品です。吸血鬼ちゃん可愛がりたいけど血ぃ吸われそうですね!w

★★★ Excellent!!!

この物語は、足りないモノを補い合う物語である。

ヒロインのルーミアは、吸血鬼だ。
四世紀以上も生きており、他の追随を許さぬ知識量を備えていることから『百識の吸血鬼』と呼ばれている。
そんな彼女には最大の弱点があった。
それは恋を知らないということだ。
ルーミアが獲物を求めて彷徨っていたとき、ゾンビの彼と出会うことで、彼女の止まっていた歯車が動き出す。

そしてゾンビの彼もまた、足りないモノがあるのだが、それが何かは読んでみてのお楽しみ。

闇夜にいきる怪異たちの、人間らしさを垣間見ることが出来る……そんなお話。

★★★ Excellent!!!

タイトル通りの内容であり真逆の物語でもある本作。

ジャンルは「現代アクション!?」

「ホラーでは?」いえ、違います。

「恋愛なの?」いいえ、違います。


アクション ※以下、Wikipediaから転載です。

アクション (Action ) 、演技・行為・行動・動作など意味する英語。Act (アクト) の名詞。

フィクション作品で、キャラクターの
スタント・戦闘・格闘(殺陣)など動きを表現する言葉。


成程(笑)

現代社会裏側で始まりキャラクターの行動を物語に綴る。

戦闘シーン有無が「アクションではなく、動作も含む」

血沸き肉躍る(笑)シーンは確かに記述されていますので

素晴らしくウィットのある分類で間違いありませんよね。

★★★ Excellent!!!

そう思わせられるほどにキャラクター達が際立っていて素晴らしい作品。

人間よりも人間くさく感じてしまう感情豊かな吸血鬼様を主軸に語られる、様々な化物や人間のあらゆる側面を見せる文章力には脱帽させられました。

更新が楽しみで仕方が無い作品の一つです!

★★★ Excellent!!!

この世界には吸血鬼もゾンビも存在する。
そんな不思議な日常の中、人外の二人が交差する。
その交差点の先に待つのは、人間のような人外のドラマ。
それはとても奇怪なドラマで、一般常識に溶け込んでいる人外の設定を上手く活かした、まさに活劇。
現代アクションに恥じぬその物語、活目して下さい。

★★★ Excellent!!!

 吸血鬼がゾンビに出会う。
 そんなボーイミーツガールから始まるこの物語は複数の要素を一つの物語にぎゅっと綺麗に詰め込み固めてくれている。
 何気ない描写に垣間見える、それぞれの怪奇の息遣い、そしてそれを下地にしたキャラクターたちの個性がストーリーと重なるとき、あなたは感嘆の溜息をつくことだろう。