TRUE.〜焼かれた僕と、喰われた少女と、怪奇探偵〜

作者 夕招かるま

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★★★ Excellent!!!

伝奇小説というと、もっと硬い印象を感じられる。
しかし、本作は現代向けで、それでいて内容が濃密でいて、分かりやすい作品となっている。
これが処女作とは思えない程に良くまとまった内容で、これからにとても期待が持てる作品であると、私は太鼓判を押したい。

夕招かるま先生の発展に、ご期待しております。

★★★ Excellent!!!

 主人公、日向蓮は突然の人体発火現象で死んだ。
 蓮は何者かの激しい恨みによって生まれた鬼火に焼かれた!
 そして、魂が消滅するまで残り3時間―― 

 謎の怪奇現象専門の探偵、桔梗天(ききょうソラ)とともに、魂だけの存在となってしまった蓮は、生き返りの可能性をかけて、迫るタイムリミットと学園に潜む謎に挑みます。

 テンポよく進む展開、読み進めるうちに明らかになる登場人物たちの過去や真実、ケモ耳やしっぽが出るやつまでいます。どんどん読み進められるので一気読みしました。
 漂っているだけ風前の灯火の主人公、蓮のラストの頑張りは好感が持てました。ヒーローいいです。ごちそうさまでした。

 お薦めです。
(妹キャラの布陣が充実している点もお薦めです)

★★★ Excellent!!!

 彼は燃えていた。
 人体発火。燃えて、燃えて、燃えていた。それは嘘ではない。
 確かな熱をもって燃えていた。
 人体から火が出たように。確かに燃えていたんだ。

 ただ一つ嘘だったのは_________。

 善悪の境すらも曖昧になるような魑魅魍魎、怪異譚が幕を開ける。