「冬 夜」を含む小説

夏から秋、冬、やがて春へと移り変わる四季を詠んだ二十句連作です。 句を追いながら、季節の流れと時の流れ、思いの流れなどを感じていただけたら嬉しいです。 ＊作品に使用した季語につ…

この世にはかつて、妖（フェイ）と呼ばれた夜の生き物がいた。 　 村が飢饉に見舞われ、冬の森に捨てられた少年はそこで夜の化身の様な、黒翼を持つ妖ネムサクナリアに拾われた。新たな名と…

※ネタバレ注意 キャラクター設定 主人公は心に傷を負ったいのりという、14歳から15歳へ成長する女子。 お兄ちゃん　名前は冬夜。同じく15歳で母親を亡くしたばかりでいのりたち親…

冬の夜、打ち上げ花火が始まった。

とある事情で実家を出ていた主人公、北鳥海斗。だがしかし高校一年生になるタイミングで実家に帰省するが…ボンボンである海斗は久しぶりに会う父と母の親バカっぷりに大呆れ、自分につく事に…

　バー『Alter』の雇われ店長兼バーテンダー、抽冬淳は紆余曲折な人生を経てすでに三十代。どこぞの地方都市にある廃ビルの地下フロアで、今日も今日とてシェイカーを振る……わけではな…

※毎週木曜夜ごろ連載開始です！更新回数は変更になることもあります 一部残虐、R15のシーンあり。 高校卒業まで問題児だったが首席で警察学校を卒業した冬月シバ。 そしていくつかの…

満月の日に出会った君の瞳に恋をした。 両親とけんかして家を飛び出した桜庭冬夜。彼はふとした気まぐれで、とある病院の屋上へと向かう。 その屋上には一人の女の子が月明かりに照らさ…

科学と魔法が同居する世界で機械が暴走。世界は滅亡した。 生き残った人々は暴走機械と魔物がひしめく危険地帯を”墓地”と呼び、そこに残された物資を回収する人を”盗墓屋”と呼んだ。 主…

　夜の海はよく冷える。桜のそろそろ咲く町の砂浜は波音ばかりが響いている。春はまだ遠い。海はなおさら冷えていることだろう。砂浜に立って海と向き合っている青年が一人いた。海の向こうの…

彼には大切にしていたものがあった。それをもたらしたのは冬の島を統べる、冬の貴婦人・冬夜。 それは彼の人生を狂わせる——。

古賀いのちは、医者を目指していたが、毎夜コンビニでアルバイトする苦学生だった。クリスマスが終わった夜、ベトナム生まれのジエンちゃんと一緒にレジでお客さんを待っていると、一人の女性…

浅春の夜、ベッドの湯たんぽに語りかけながら、過去に受けた暴力＆昨秋のレストランの鯉＆「経営塾」の看板を思い出す。

冬の大三角、星の伝説から現代へ… １７歳の星渡うららは、幼なじみと一緒に星を見ていた。 すると、公園に小学生くらいの女の子が入って来て…… 星の伝説を調べて書きました。 よろし…

園城千夜は大学二年の春、交際を迫られた男子から逃げ、二階の校舎窓から飛び降りた少女、穂積一砂を受け止めたことで、彼女と知り合うことになる。 　校内でも噂になるほどの美少女である一…

高校生の澪は、両親が離婚を決めた二月の夜、午前四時のミモザの木の下で、利き腕を怪我した画家の青年・彗と出会う。 夢を諦めていた二人は、次第に互いの言葉に励まされ、惹かれ合い、やが…

大雪の夜。路地裏で命を落としたはずの『私』が目を覚ますと、冬の森のなかで、腹から血を流し、座り込んでいた。そこは、想像したものを実体化できる異能力者がいる世界だった。 〈リトイス…

雪降る夜、一人暮らしの私の家を訪ねて来たのは、六年前の事故で喪った、愛しの人の姿だった。 レポートの息抜きに友人と「300文字ぴったりの百合」を題材に書きあった際に出来たもの…

夜、風呂に入る。 固く凍ったその心、解けて見えたのは終の夢