「童子」を含む小説

〈幻燈魚七姉妹シリーズ・佳雨音〉 僕の祖父母が営んでいる民宿「満月荘」に奇妙なことが起こった。満月の夜になると和服を着た半透明の女の子が何処からともなく現れて民宿をドダダダダダ…

不幸体質の妹、最強の姉、ツッコミ体質の少年佐倉仁はある日、姉が連れて来た魔法の使えない魔法少女、大西ヒナと出会う。 「どうにかしてやってくれ」と姉の無茶ぶりに仁のクラスメイト、忍…

私たちはその子を「ワーちゃん」と呼んでいました。 ＊他サイトとの重複投稿です。

過去に応募した超短編や、シナリオサンプルを置いていきます。 「長いの読む時間ない」 「さらっと紙童子の文調を知りたいだけ」 という方に。 推しの結城光流先生の一部作品に倣って、…

私の部屋からは、ハトの巣がよく見える。気まぐれで観察日記をつけてみたが、何故だかいつまで経っても雛が孵らない。 どうやら、ハトの巣にいるのはハトではないらしい……

昔、童子村（どうじむら）と呼ばれていた場所に、１５年周期で変死体が次々と発見される事件が起こる。 鬼が住み着いて、その村に迷い込んだ人間を食い殺しているという噂が出回り、それに翻…

雨宮千速（あまみやちはや）は中学２年生にして身長１７３センチ。握力１８０キロの細マッチョ。 補導歴１８回。転校２回。児童養護施設転籍２回のトラブルメーカー。３度目の転校は仁侠（き…

　勤めていたブラックIT企業が師走に倒産し、無職となったアラサーSE（システムエンジニア）、遠野邦雄（とおのくにお）は、年末年始、一人アパートの部屋で飲めない酒を飲みやさぐれてい…

いつの頃からいるのか分からないが、津風時≪ミナトフウトキ≫には幼女の姿をした守護霊『ミヤコ』がついている。 おしゃべりで喧しい、ちょっとわがままで気ままな、妹のような悪友のような…

鵺を退治した源司頼人は、一匹の餓鬼に懐かれてしまう。仕方なく家に連れて帰るも、お腹が空いたという餓鬼に食べもを与えるが満足することは無い。それどころか、餓鬼に憑かれた事によって頼…

天下五剣の童子切安綱、大典太光世などの凄まじい切れ味から、近藤勇の長曾祢虎徹、沖田総司の菊一文字、佐々木小次郎の備前長船長光（物干竿）、さらに坂本龍馬の陸奥守吉行などの逸話や伝説…

時は平安。 大江山に鬼の首領が居を構え、都に降りては悪さをすると言う噂が都のパリピたちを震え上がらせていた。 彼らの仕業とされる犯罪の数々に悩まされた朝廷は、当代きっての武人と評…

時は幕末。 薩摩藩が江戸に総攻撃をするべく進軍を開始した。 江戸が焦土と化すまであと十日。 江戸を救うために、徳川慶喜の名代として山岡鉄太郎が立ち上がる。 迎え撃つは朝廷の隠密で…

　一九九九年、世紀末。 　明治以降――時が経つにつれ人々の持つ信心が薄れ、「お化けなんていないさ」と笑い飛ばされる世相となった現代日本。神様や幽霊の存在が忘れ去られていく一方で、…

恋人との別れにより生まれ育った流派を追い出された依依。 城下町で祖父と共に新たな道士隊を立ち上げるも、日々金欠状態。 断腸の思いで兄に借金をしに行くと、兄の上司がキョンシーに悩ま…

【カクヨムコン７受賞⛩KADOKAWAコミックニュータイプ様で漫画連載中】 一章　岩手県遠野市『マヨヒガあるいは座敷童子』 二章　東京都台東区浅草『浅茅ヶ原の鬼婆および動く骸骨』…

幕府を倒そうとする動きが広まる世の中、 妖の関わる事件を解決する青年がいた。彼は、 妖護屋。妖が関連する事件、依頼された問題を 解決する。そんな妖護屋を営む、九条伊吹は …

「私の名前はおみっちゃん。私の夢は江戸で歌姫になることです！　エヘッ！」茶店でアルバイトをするおみっちゃんは、いつか江戸に行って歌姫になることを夢見ていた。しかし、おみっちゃんは…

【縦読み推奨】 神鬼と人がまだ同じ世界にいた頃のお話――。 叡智と音の神であり、また戦闘神としても崇められていた弁財天神には、彼女に仕える童子が十六人いた。 童子達は悪さをする…

時は戦国、戦乱に荒廃した京の都に暗躍する冥道衆。「魔をもって魔を討つ」と呼ばれた鬼流門未月が立ち上がる。人々の血と涙の証である血判で魔神を呼ぶ。 第一部「月影」京都の羅生門の鬼を…