「契り」を含む小説

　――不慮の事故で“異界下り”をした七峰七々緒には、異界下り以前の“記憶”が殆ど無い。 　周囲のモノ全てに現実味が感じられない七々緒が唯一現実感を感じるのは、従兄の半田社だけ。 …

10年前 国が壊滅した日 英雄レオ ・ ハートはどこに行ってしまったのか 世界に散らばった オーブを集めるため 魔獣との安息の契りを交わすため 果てしなき旅が始まる

魔道士を育成する高等魔法教育機関、ハルモニア魔道学園。そこは全ての貴族たちが例外なく優遇される絶対的な階級世界。 その学園の生徒の一人であり、日頃から貴族たちのいじめの対象となっ…

結婚するってなんだろうなと思って書いたお話しです。 一緒に暮らすのが結婚なのか、結婚届を出すのが結婚なのか、それとも契りを結ぶのが結婚なのか。 カクヨムやなろうでよくある「兄妹」…

魔法。 それは、かつて神が村を救った、神の御業。 村の巫女が民を導いた、奇跡の業。 そう伝わる、伝説上の存在であり、希望そのものだった。 しかし、時が経つにつれ、それは恐れへと…

すべて、燃やし尽くしてやる。 新暦九七年。南アジアの大国にほど近い、インド洋の島国、セロン。内戦が続くこの国で、復讐の炎が猛り狂った。日本からやってきて、この国に根付いた「折鶴組…

人の魂を喰らい糧とする生き物――鬼。 自らの欲のために守るべき魂を鬼へと売り渡す堕落した僧――魂売師(たまうりし)。 互いの利害が一致した鬼と魂売師は手を組み、次第にその数を増…

　継愛（けいあい）は書字者を目指している青年。彼はその資格を得るべく、統京行きの機関車に乗っていた。そこで試験に合格すれば、晴れて書字者になれるのだ。 　乗車中に継愛は美甘（みか…

『契りの腕輪』を交わした男女は来世でも再び出逢い、結ばれる。この国にはそんな言い伝えがある。 サラは相思相愛の婚約者との結婚を間近に控え、幸せの絶頂にいた。 サラが婚約者と来世を…

やぁ初めまして、俺はノワールだ。……ん、「いきなり何者だよ」って？　そんなの本編読みゃ分かるから焦りなさんな。 さて、これから旅を始める君たちへ簡単に説明しておこう。 この世界…

さくらちゃん（びい）の記憶を俺が書き留めてあげることにしました。 元霊媒師？　岬

琴が得意な鈴子に、今を時めく左大臣家から求婚の文が届く。だが婚約が次々に破談となったという噂のある、鬼の中将・藤原実章との仮の婚姻だった！　琴の能力を買われた鈴子は偽夫婦を隠して…

来たれり三月三日の桃の節句。 山の神に【花子】差し出されよ。 五十年に一度の、契りの日。 ※前日の3月2日に深夜ハイテンションで書いたものです。チグハグでなぜか恋愛にな…

末の契りとは古典箏曲で、女性が男性にプロポーズする曲です。言ってみれば永遠の愛という意味に近いと思います。このお話は企画のために書き下ろしたものです。ちょっと短くまとめるのに苦労…

聞きわけの良くない娘、ゆき子と人ならざる「手」の物語。 手と指で男女の契りを交わす世界、大人になることは手袋をすることだった。魔除けの刺青を入れることだった。 家と大人の決まり…

※この作品は『連理の契りを君と知る』episode2「文字は口ほどにものを言う」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054891994395）の続…

「おめでとうございます、貴方は選ばれました」 突然送られたメールに書かれていたのは神との契り。 神より聖剣を賜った少年は、世界を堕とす。 ーーー全ては、異世界で出会った少女を…

現実世界のような、いや、異世界のような。婚前夜の女性に課せられる、「夜明けの契り」。それは、夫になる男性以外と身体を重ねる儀式。私が選んだ人は、今夜どんな顔をするんだろう。哀愁と…

※この作品は『連理の契りを君と知る』episode1「あなたに出会う日」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054891994039）の続きにあた…

開国から半世紀ほど経ち、この国にもすっかり西洋の文化が染み渡り始めた頃のお話。 作家を目指すある青年は、作家業と共に探偵業もこなす自身の師事する先生から雑務を任され、調査のため…