「文学？ 万人向け」を含む小説

かつて絵を売って暮らしていた澤口はその生活に限界を認めて美大受験の予備校に勤めている。そんな彼に予備校の上司・川村は自らが主宰する画廊に澤口の絵を出展することを提案する。澤口は自…

できれば、さいごまで、一気に読んでください 朗読版もあります https://youtu.be/JtEuBeDm4Ao 妹を失った私が、女子高生らしきものと出会う話です。

この世には見たくないものがたくさんある。 このメガネをかけるとそれらすべてが見えなくなる。 そんなメガネの話。

彼女には好きな風景があった。 自分をつくった原風景とも言えるその場所が大好きだった。 けれど、ある別離を経て、その原風景は色を盗られてしまった。 それ以来、彼女は。

営業マンとして働いていた霧島哲也は、突如として心の病に陥った。身体がだるく上手く動かせないようになり、傷病休暇に入ってもう二カ月がたつ。 哲也は、それ以前からある問題に悩まされて…

学校をサボっただけなのに、訳のわからない不良少女と東京に遊びにいくことになった話。 ドピュドピュの恋愛を期待してる人には申し訳ないが、カスカスの恋愛だから用心してみてくれ。

　平成生まれの僕の好きなアーティストは、バンプオブチキン、アジアンカンフージェネレーション、ラッドウィンプス、レミオロメン、サンボマスター他ってとこ。これは僕が浅はかな音楽好きで…

ぐずぐずしている「私」のところにちゃんとしている「彼女」が訪れます。

※過去に北日本文学賞で一次選考通過した作品をカクヨム向けに修正した物です。 ”私がこのクラスを受け持った日から、その子がショルダーバッグを決して手放さない事に気づいていた” …

カクヨム2020夏物語、応募作品です。

私は馬術競技でパラリンピックに出場するはずだった。１９歳の女の子。 相棒の競技馬、ロータスは今年２０歳になるおじいちゃん。 だから２０２１年は馬を変えると言われて――。

卒業式を終えた桐山と新田。二人は互いの事を唯一無二の親友だと思っていた。しかし、桐山は卒業式後、新田から、「今からもう東京に行く」という突然の別れを切り出される。それで口論となり…

人間関係に悩んで学校に行けない中学生が、黒猫に語りかけるお話です。

　祖父の蔵から運の針と呼ばれる不思議な針を見つけた礼二。その針は一刺しすればその者の運を吸い上げ、次に刺す者へそれを流す魔法の針だという。遺された日記を頼りに針を使いこなしていく…

今から５年前、新型ウイルス（CODIE-５２）の大流行によって、日本は人口の約２０％を失った。 特に持病を患っていた６５歳以上の高齢者は被害が深刻で、約５０％以上の方が帰らぬ人と…

大学生の伸五は、６月のたまの晴れ間に、久々に家族水入らずで旅行に出かける事になった。 年の離れた兄と姉、そして父親と４人で、一路鬼怒川を目指す。 年を重ねすっかり丸くなった父親を…

うだつの上がらない大学院生、真田雪子は、ある日「隙間の神」を名乗る存在と出会う。両者は科学に対する姿勢を巡ってお互いの意見を言い合うが、議論は全くかみ合わない……。

ウイルスの蔓延により宇治川花火大会が中止されることになった。自重ムードが漂う中、僕の友人の提案でネット上でバーチャルのお祭りをすることになった。みんなで花火を持ち寄ってそしてそれ…