「覚えていない」を含む小説

■あらすじ 　わたしのお兄ちゃんは病気です……それも手遅れ打つ手なしの。 　病気なお兄ちゃんに惚れたのは、愛に生きて障害はブチ殺す真性キ○ガイのゆかりさん。 　ゆかりさんと共同戦…

夢を追いかけた裏側にあるもの。 知っていたはずのあの道の先。 覚えていなかったあの人の影と声。 日常のどこかを切り取って、しあわせになれない瞬間に足をとられた短編集。 見方によ…

遠い昔罪を犯して地下牢に閉じ込められた罪人が居る。 彼は罰として三つのものを奪われた。 ひとつは「自由」。彼は生きている限り牢獄の中で暮らす。 ひとつは「記憶」。彼は罪を犯した事…

ネタバレを含みます。読む方注意。 　 成人を終え、一六歳になるネネルは、家業のために初めて、故郷の陸地と長い橋で繋がる島に行くことになる。その道中、仕事の師でもある父か…

　次世代のセキュリティソフトの開発やハードの開発を行うベンチャー企業の社長補佐である青柳　徹は、目を覚ますと見たこともない空間に佇んでいた。 　そこに現れた『レディ』と名乗る怪し…

どうか僕を忘れないで。 愛に溺れ死ぬ僕を、君が息絶えるその瞬間まで覚えていて。 勿忘草が呼び覚ます、愛の記憶。 ＊他サイトでも投稿した作品です。 筆者注：「ロボトミー手術」…

幼稚園の頃はよく、ドラゴンボールごっこをしていた。 かめはめ波とかビックバンアタックとか魔貫光殺法とか、見様見真似で打っていた。赤のクレヨンで口元から垂れる血を塗ったりしながら。…

おそらく、この世で最も熾烈な競争です。 僕たちは覚えていませんが。 何だか分かりますか？笑

　実は人間は眼球も日焼けをしていて、実際大人は子供の頃より色褪せた世界を見ている。 　という話を聞いたことがあります。

　時は流れ、ＳＯＳ団のことを誰も覚えていないとある近未来、かつての団の記録が発見される。それを読んだ北高最後の文芸部長はまもなく取り壊しとなる校舎に向かった。そこである人物と遭遇…

　リリー・メイは十二歳。租界の広いお屋敷で暮らしています。甘いお菓子や綺麗な絵本、優しいお兄様に囲まれて、楽しいばかりの毎日です。 　でも、リリー・メイは可哀想な子なんだそうです…

　魔族と呼ばれる種族の男が目を覚ますとそこは密林の中だった。何も覚えていない状態で前を見ると、そこには服を着た１匹の白いネズミが２足歩行で立っていた。高圧的なネズミに言われるがま…

陸地が文明と共に海底に没した世界。人々は船を住処として海上生活をしていた。 冬海は十一歳の少女。父親の入日、弟の冬馬との三人暮らし。 ある嵐の過ぎ去った夜、冬海は意識の無いまま漂…

オレの名前は五階堂敏太《ごかいどうとします》。コードネームは〈ビンタ〉。ある一点を除けば、ごく普通の高校生で。私立孤月学園高校の「介護福祉ヘルパー研究会」通称「ヘル部」に所属して…

もはや名前も覚えていないVRMMOGとよく似た世界に迷い約二千年。もはややりたいことはやりつくし、思い通りにならないことを唯一の楽しみとして過ごす日々。そんなときふとした切っ掛け…

　島井平太には幽霊が見える。 　ある日、平太の元に女子高生姿の幽霊が現れた。その幽霊は一切の記憶を失っていたが、辛うじてエイコと言う名前を覚えていた。幽霊は可愛らしい顔立ちをして…

幼い頃に結婚の約束を交わし、そして初恋の相手・明楽（あきら）に嫁ぐことになった縁（ゆかり）。 そのことに喜びを抱いたのもつかの間、彼女は彼に「覚えていない」と突き放されてしまった…

　僕はふとしたきっかけで人の名前を覚える力を身につけた。いままでは毎日会う人の名前ですら覚えていなかったのに、いまや通勤電車の同じ車両に乗り合わせた人の大半の名前を知っている。そ…

皆様が乳児の頃の物語。貴方は彼らのことを覚えていますか？ (PV83/★29=2.86)

【登場人物設定】注＊本編ネタバレあり 鏑木紗智 髪の毛、瞳の色：黒曜石。小柄な体型、幼稚な体型だと思い、本人は気にしている。髪の毛は肩まで掛からない長さで、保っているのは、背…