「光る」を含む小説

《０章～》 　時は２１４０年。 　世界は、超大型情報処理装置『Bookworm』の手によって取り込まれた。 　その結果、VRとなった世界は大きく変わってしまう。 　都市の中に…

　言語学者のダミュエル・ストローフラワー教授は、三十代で亡くなった教え子の女性の葬式から帰ってきた夜、髪の毛が青白く光る男の子の訪問を受ける。その正体は、先日亡くなった教え子とと…

目覚めると、中沢修一は記憶喪失で、時計が逆回転し、超能力が存在する鏡の中のような世界にいた。 町の散策や、町の外へ冒険することで徐々に記憶を取り戻していくが、 記憶の奥には血塗ら…

リーズ王国で行われている、過去に生きていた吸血鬼の血を使う『吸血鬼順応検査』にて、100年ぶりに吸血鬼に順応してしまった主人公のリアム・ゼアライト。吸血鬼になった彼の行動を抑制す…

「もうお母さんなんて知らない」 母と喧嘩をし、深夜にも関わらず衝動的に家を飛び出した。 その直後大きな地震に巻き込まれ、何かが私に覆い被さる映像を最後に意識を失ってしまう。 そし…

鳳凰のような眼を持つ高校二年生の京一は、ある日、道で謎の光るバトンを拾った。 彼と同級生の七見は、とある映画のオーディションへ向かう途中だった。 その光るバトンには、いわくがあ…

その国には、血塗られた歴史を持つ廃城があった。 　恐ろしい幽霊が彷徨い出でて、人々は誰も近寄ろうとしない。 こう呼ばれている。『幽霊城』と。 しかしそこに住むのは、お化けだけで…

僕の家族は、ちょっと変わっている。母ちゃんは、いない。ほんの何年か前に、家を出ていった。足の悪いお婆さんと公務員の親父。ダウン症の兄と昔は、すごーく厳しかったけど、認知症になった…

　良くある展開。 　その王国は、危機に瀕していた。 「教皇殿。この危機を脱する手があると？」 「ええ。教会に伝わる書物に。禁忌扱いですが一つ」 　教皇は王の目をじっと見つめ、そう…

教室での日常の中でも心の変化はやってくるのです

※こちらは「短編賞創作フェス」参加作品です。一回目のお題は「スタート」となっております。 【作品紹介】 　連合宇宙軍空母機動部隊のパイロット、英（はなぶさ）ヒカル中尉は、雷撃機…

病室の隅で震えていた。 きらりと光る、それを見て。 終わりのスタート。

帰りの電車を待っていたツキヤとテルオは、ホームの片隅でキラキラ光るものに気がついた。落とし物だろうか、それなら拾って届けよう、そう思って拾った石が突然光り――気がつくと古めかしい…

とあるオーディションにやってきた一人の男。 眼鏡の奥に光る怪しい瞳。 これはきっとただものではない……。

ホームレスの老人が整体の店に現れ、自分は鉄拐仙人だと言い、この店で働かせて欲しいと言う。店長の冬子は、当然断ろうとするが、頭の中に光るものが現れ、これは鉄拐仙人を雇えというお告げ…

　空は灰色だった。 　そこから、雪がふりだした。 　それは、まるで時間が逆行するような、静寂な光景だった。 　私は車窓から、かつての故郷を見つめていた。 　陽は落ち、里は静ま…

夏休みに軽井沢にある祖母の山荘を訪ねた中学二年生のちなみは、近隣の少年、均と親しくなる。彼は亡くなった母親に会える場所へとちなみを誘う。そこでは確かに女の声が聞こえた。恐怖を感じ…

異世界に行きたい！ この世界に飽きたおっさんは毎日女神に祈っていた。 そんなある日、突如女神とご対面。念願は叶ったが女神から授かった力はただ単に光る剣のみ。 更には危険な世界で神…

７つの島邦を帝が統べる金鵄（きんし）国。 その一つ、隠岐野の辺境の里で、かぐやは祖父母である讃岐家の翁と媼に育てられていた。 かぐやは幼い頃から人とは異なる力を持っており、本人も…